【※ネタバレ・追記あり】 euphoria(CLOCKUP) 【感想】

CLOCKUPエロゲ各ゲーム感想一覧

この記事はネタバレを含みます。

プレイしていない方は以下のリンクから飛んで購入を考えてみてください。


その檻は、地獄か楽園か。目を覚ますと、見覚えのない白い部屋にいた──
白い密室に閉じ込められたのは、主人公と6人のヒロインたち。
幼なじみの帆刈 叶、クラス委員長の安藤 都子、後輩の蒔羽 梨香、
英語教師の葵 菜月、同学年の白夜 凛音、そしてクラスメイトの真中 合歓。異常な状況に混乱する彼らに、突如として『謎の声』が告げる。「これからゲームを開始します」この部屋から脱出するためには、主人公が『開錠者』となってヒロインの一人を
『鍵穴』に設定し、指定された行為を行って『鍵を開ける』必要がある。
その理不尽かつ過激で背徳的な行為の内容に、都子は逆上し、『謎の声』を激しく糾弾する。
突然の暗転。悲鳴をあげる少女たち。
再び白い空間が白い光で満たされた時、彼らの目に飛び込んだのは、グロテスクな拷問装置に
拘束された都子の姿だった。「ゲームを放棄した者には死を」

声と共に装置に電流が流される。白目を剥き失禁、脱糞する都子。
悲鳴をあげ、泣き叫び、動揺するヒロインたち。
しかし主人公・恵輔は、そんな都子の姿にいい知れない昂奮を覚えていた。
恵輔には秘密があった。
女性に対する破壊衝動と凌辱願望──
それは、誰にも知られてはならない忌むべき衝動だった。

だがそんな恵輔の秘密は、合歓に見透かされてしまう。
合歓は秘密を盾にして、主人公に服従を強い、唇を寄せる。

「これは契約のキス」

恵輔は合歓の意外な行動に動揺しつつも、大切な叶を守り、脱出するため、
ヒロインたちを犯すことを決意する。
はたして恵輔は無事に白い部屋から脱出し、日常に戻ることができるのか?
それとも自らの暗い衝動に飲み込まれてしまうのか…

──結末を決めるのは、主人公であるあなた自身です。


ここまでが大まかなストーリーとなっております。
全体の感想としては、終盤のルートに差し掛かるまでが長い。非常に長い。これは、退屈だとかそういうものではなく、寧ろ続きが気になり、次の展開を待ち望んでいるエロゲーだった。おもしろいけれども、残虐なシーン、食糞シーンなどスカトロに富んだシーン、声優により生ゲップや喘ぎシーンもあり万人むけではない。それは安藤都子が早期に除外されるシーンから読み取れるので、そのシーンに耐えられる人しかプレイしてはならない親切に溢れたエロゲと感じた。
スカトロシーンも梨香ルートを終える頃には随分と慣れたはずなんだが、さすがに、合歓ルートの4日目と最後の食便は見ていて少し吐きそうになった。
女子高生コンクリート事件を思い出してしまったじゃねぇか…どうしてくれる……。
以下、各キャラクター回の感想、その後にこのゲームの感想をお送りしたいと思います。

各キャラクター※ネタバレ有

  1. 蒔羽梨香
  2. 葵菜月
  3. 白夜凛音
  4. 真中合歓
  5. 帆刈叶

蒔羽梨香

我儘で快楽主義的な人格を持った少女と思った。だが、人柄が良いのか分からないのだが、許してしまう。梨香ちゃんがそう言うのならば仕方がないよね、と人の懐に入るのが上手い少女。それが、梨香という少女。
口を開けた雛鳥のように餌を待っていれば餌が来ると思い込んでいる節がある。センパイ!センパイ!と恵輔のことを慕ってくれた梨香。
その正体は、地下のゲームVRMMO内における被験者の1人であることが、BAD END①では語られた。そのシーンでも得意のセンパイ口調は変わらなかったのだが、これも黒幕に仕込まれた演技ではないのかという気がしてならなかった。
梨香は、どのルートでも人に振り回されすぎなところが随所に見て取れる。白夜凛音ルートでは、白夜さんの味方として恵輔が地下の洞窟から出ていこうとするのを何とかしていこうと考えての自らの頸を切るという行為をしたり、真中合歓のルートでは真中合歓の味方をしたばかりに、口内糞塗れになっている。これはこういうキャラクターを創り上げていくことによって、自分勝手に行動すると、後でしっぺ返しが来ることを予見せずにはいられなかった。

葵菜月

先生にして、恵輔にとってみれば恐らく初めての年上の女性。それが、葵菜月という女性。梨香ルートでは出てこなかった意識操作の話が出てくることになる。皆を纏めるのかと思いきや、暖簾に腕押しみたく張り合いのない、のらりくらりとした役所勤めの女性みたいなことしか言わなかった女性。恵輔に犯されているときにも、その態度は変わらなかった。少しは怒っても良いのに、と思うような場面でもするべきことだからと私を好きなだけ犯しなさい、とでも言わんばかりの表情をした。
その正体は、ルートによって変わってくる。まず、BAD END①では、カウンセリング担当を、鬼畜ENDでは、梨香ルートでも登場した黒い服の女性を、BAD END③では、黒幕側の雇われていた職務を果たすだけ庸平としての女をそれぞれ演じていた。意外な展開に驚きつつも心のどこかで疑っていたということも否定できない。
葵菜月ルートでは、白夜凛音も教団の一員として登場している。

白夜凛音

クールにして、何を考えているのか捉えどころがない少女。それが、白夜凛音という少女。しかし、裏では宗教団体「ボランティア部」的なものを立ち上げ、跳躍していくんだとそういう印象を持った。そして初めて教団の姿を見たときに思ったことは、この教団は歪だな、そしてもしかして裏の黒幕とはこの人なのではないか、と思った。これは、痛みを与えることで罪が浄化されるという価値観は現代の価値観とは齟齬が発生し、とうてい看過されるものではないからだ。これがね、一昔前ならまだ通っていたであろうに。罪の浄化というよりは罰として鞭打ちの刑で痛めつけるという話はあるにはあるが、それを受けたからと雖も罪そのものが消失するということではない。
恵輔に対して、白夜凛音の母親が狂おしいほど欲しがっていた「男としての凛音」の姿が白夜凛音の目に映っていたので、そのような性行為に身を委ねていたというのが私の考えとしておこう。
このルートは、意識操作だけではなく記憶操作もされていることが、あやふやだけど明かされていた。
また慧輔は、かつて長谷川という狂気じみた看護師と性交をする。彼女は、病院を破壊した挙句放火していったり、反社会的な行動をとるが単に気が狂っていた人物である。しかも百夜凛音の母親であったようである。

真中合歓

女王様気取りにして、頭の回転が良く寸鉄殺人のような言動も厭わない、無敵な少女。それが、真中合歓という少女。
恵輔の汚く醜い破壊願望を最初に見抜いた少女。正体は、この人こそが幼馴染であり、癒しだったということである。また、彼女は、自殺未遂してしまった「眠り姫」のクローン人間として製造されて育てられた。物語の序盤からネタ晴らしまでの間、記憶装置と演技で以って上手く見抜かれないように行動していた。その行為によって大好きな恵輔に厭悪されることになろうとも。
だが決して、その手を緩めることは出来ないという歯痒さを感じ取ることができた。
白夜凛音のルートと真中合歓のルートを見比べていくと、仕打ちが全くの逆の事をしていた。まだ、真中合歓が受ける仕打ちの方が縛られているだけで、四肢をコンクリート漬けにされているわけではなので、まだ救いはある。
また、合歓ルートの最後で彼女が放った「なんで殺さなかったのよ バカ!」とは、叶との約束事で、殺されるほど憎まれることが、恵輔を救うことが条件として明言されたことにより、こうするしかできなかった彼女の心情を思った時に、琴線に触れる気分だった。
さらに、くすぐりのシーンは本作で一番の見どころ。
普段、女王様気質だが、耐えたいのに笑ってしまうというのはこんなにも興奮するんだなと思った。

帆刈叶

恵輔の幼馴染にして、癒し。それが、帆刈叶という少女。だが、彼女こそが本当の黒幕にして、この世界の創始者。
初め、この子が黒幕だと知ったときには、驚きはしたけれどあまり意外性は感じなかった。というのは、あまりにも合歓が黒幕だとネタ晴らしが早すぎると思い、それに付随して合歓が黒幕ではなかったというような描写もあるからである。叶さんは、最後の最後まで悪役を演じていたけれども、記憶を失わされた恵輔の初恋の相手である、真中合歓と一緒に逃亡を謀った姿を想像すると、なんだか異父母の姉妹みたいで可愛ささえも感じる。
何故連れ出したのかについては、合歓を囮にすることで恵輔をおびき寄せたかったのではないかとも考えられたが、重大な時は逃しているというので、何で今更という気がしてくるので、この線は薄くなった。というわけで自分なりに考えてみた結果としては、叶は、どこかで合歓に対してこんなことになって申し訳ないという憐憫の思いがあったからこそ、そういう行為に及んだのではないだろうか。
叶の所属する「面白くお金になることならなんでもする」組織が楽園に至る鍵だったようだ。
叶の最期は正直、浮かばれない人だなと感じた。それは、組織と関わりや学園で振舞いなど、どちらが自分自身なのだろうかと思ってか、合歓と一緒に行方をくらますも、彼女は犬死した。夢もあっただろうが、彼女自身、糞の付いたパンツを舐めたりといった狂った人でないとこの職業は務まらんので、もしかすると、元々の性格なのか?歪んだ性格の理由は楽園を組織から奪取する際に親から見放されてしまい、身元を組織に受け渡された。そのときに親から見放されたという思いからくるものなのか。
最後に「楽園の扉」の歌詞
『』はキャラクターのことを示しているのかなと思った部分。
『白い』闇を抱く 檻に囚われても
望む貴方に触れたい
燃える炎で 歪む愛の鎖に繋いで二度と戻れない 悪夢 (ゆめ) に焼かれても
本当の答えが知りたい
地の底の楽園で 貴方を解き放つ愛よ 蛇の化身になれ
甘い罠にあなた誘う 優しい嘘で奏でる毒牙の夢
溺れるまま 『眠』れ・・・世界中の哀しみ抱いても
『叶え』てあげる 本音聴かせて
『憎しみでも貴方の記憶を私だけで
満たせたら 何もいらない』
想い乱れても 誰も知らぬ世界
焦がれよがれ つらぬいて
きっと 滅びてはじまる
救いの手伸ばして虚構の夢が 壊されても
ふたり過ごす今は本物
涙さえもそばにいる証なら
幸せなの だから…
あなただけが私の現実
楽園追われた恋人のように
傷ついたって 信じる扉をこじ開けて
本当の未来 (あす) へ 旅立つ世界中の哀しみ抱いても
『叶え』てあげる 本音聴かせて
憎しみでも あなたの記憶を私だけで
満たせたら 何もいらない
タイトルとURLをコピーしました