ついに、真中合歓ルートも終わり。
残すは、叶。
罪悪感を感じなくて済むから、この残虐非道の行為も出来たわけだ。
人間便所だなんてことは、ブリブリブリと音が鳴るアレかい……
脱糞か。
ウンコフェラ……
これは……

食後なのよ。…いったいどうしてくれようか。
しばらく、唐揚げやカレー類からは距離を置くことに決めたよ……
これ、下痢の便だったらどうしていたんだろう。舌触りは本当に液体みたいだが、腹も壊しているし菌とかも多くいそうな気がしてくる。
合歓に哀しい顔をされれば、心が揺れる。優しい顔を見せられれば戸惑う。
だけどそんな俺の心の揺れすらも、合歓にとっては玩具でしかない。
多分、ここからしばらく、回想なのか、それとも、あるべくもない「日常」への架け橋となるのであろうか。
恵輔の持つ願望、というものが見え隠れする。

叶は、恵輔の事が恐らく好きだったんだろう…
でも恵輔には合歓がいるという設定。
だから死ぬ。

オレガ
オマエヲ
死にゆく叶を救おうとするも合歓に止められてのこのシーン。

5日分のまるで地獄のようなゲームが終わりホッとしていると、儚げな表情で迎えてくれたし、あの夢の世界でも同様だ。
もしかして、ここにいる自分は別で、本当の自分は現実の世界で必死に生き抜いているのかもしれないな、と思った。
苦境を通じ神聖なものへ。
困難を通じて……楽園へ。
この言葉、白夜さんルートでも登場してきたな。
確か、恵輔のことを崇拝する父よといい、崇め奉る。
といったシーンで活用されていたような。
早く走らなければ、でなければ、俺たちは□ぬ。□される。だから早く、早く、見つけろ。走る俺を見つけろ。走る地面を見つけろ、早く、早く、早く!
リアル鬼ごっこ、やんか…懐かしい……マンガで読んだっけな。
足を引き擦りながらでも走るんだ。
走らないと、捕まえられる。捕まったら最後…死ぬ…
夢というか、この脱出ゲームみたく地下の真っ白い牢獄にいる恵輔が夢であって、幻想、妄想を抱いてるんだなと思った。

これは、合歓が他のキャラクタールートでの学校中を走り回っていた。でもあなたは覚えていないんでしょう?
だって、その残念な頭で考えてみなさい。
合歓の、恵輔が言う「日常」
なんてものはとっくに存在していなかったのよ。
というセリフがいよいよ現実味を帯びてきた。
「夢」の中で見た、叶が自殺しようとするも、無常な表情をした合歓に止められるシーン、何かに追われ、何かを追い続けているシーンを加味すると、焦燥感で一杯になっていく恵輔を表していると思った。
ボランティア部の部長(代表)と言われている凛音が冷静さと理性を呼びこしてくれた。
その白夜さんについていくと、やはり、洞窟の中だった。
地下なんだけれども、なんで、学校のすぐ近くにこういう施設が掘削してあるんだ。

作戦は失敗に終わったようだな……白夜さんは一体どこに?
顔の見えない屈強な人にがっちりと身体を拘束されて合歓の話を聞いてる恵輔。
恐らく、この拘束している人は男の人だろうね。
2つの力が私を支配者たらしめている。
- 屈強な人の存在
- 首輪
である。
こんな、デスゲームがこの学園で行われたのか。
そして、逃げたら殺されてしまう。その光景も見ると、その瞬間、殺される。だから、誰に殺されるのかといった詳細については一切不明。
自分が黒幕だと言う合歓の風貌が全てを手に入れたと言わんばかりの表情をしていた、と恵輔は想起したが、これ背後に関わっている首謀者こそが今回の一連の騒動の元凶であり、合歓は雇われ店長みたく、身代わりになって恰も悪いのは合歓だけという様に装って居ただけだと思った。

合歓も何者かに操られた傀儡だとするのが、私の考え。
これは、合歓は偽りの仮面をかぶっているという風にはどうしても思えない。なぜなら、偽りであって、これまでのスカトロに満ちた、このルートでは、自分をあんなことをさせるよう仕向けたのだろうか。

やはり、そうか。買収済みということになるのか。

鞭で全身を打つという拷問に近しい行為を目の当たりにした恵輔は密かにこの洞窟から出ていくことを決意した。
そうだよな……
私もどちらかを選ばないといけないのだとしたら、合歓の方かな。
白夜さんの場合、苦痛は現実から目を背くための手段、のように考えている節が随所に見受けられる。通過儀礼で苦痛を与えるシーンもあった。
合歓の場合、欲望とか犯罪だとか禁忌と言われているルールや法律にも、それは、人間がいつかしたいと思っている行為を冒してはならない一種の穢れとでも表現すればいいのか。
そういうルールや法律といったものにも反旗を翻すという意味で、合歓には共感したいが、ルールは必要なんだと思う。自由なことは、無法地帯とは違う。無法地帯は何をやっても許される。それは、自分の行為も他人の行為も許さなければいけない。例えば、万引きなどがある。万引きは、自分がやる分には自分は盗んできたものが無料で手に入るから、それでもいいでしょ、と考えてしまうかもしれないが、自分も盗まれる危惧がある。自分の行為も許されるならば他人の行為も許さなければならない。
あとは、自宅に闖入者が来たとしよう。
闖入者は何の理由もなく、いきなり占拠ということにはなりたくはなかろう。
ということで、合歓の欲望に浸り続けたい、というのは分かるし、してみたいとは思うが、理性が赦さない。
この場合、意識も記憶も支配されているから、そういう思いも関係なしで、突き進んでいくのだろう。
