2002年に発売されたCLOCKUPの処女作ですね。
敬愛するCLOCKUP様の作品なのでぜひ1度はプレイしてみたかったのです。

攻略時間:20時間
攻略順:クリオール⇛イリア⇛リリカ・マリカ⇛紫⇛アネイリン⇛トリスティーナ
主題歌:情報なし
オススメ
- 触手プレイが好みの方
- 凌辱シチュエーションが好みの方
- CLOCKUPの処女作を楽しみたい方
感想:魔王復活End以外はそれぞれのキャラクターに寄り添っていく心休まるゲームであったが、やっつけ感がぬぐえなかった。
BGMを聞いていて、とても心地よい。特に「不気味」、「四天王『イリア』のテーマ」が好み。
テーマ曲「主人公自室」はゲーム起動音楽ですね。「リルフィーナのテーマ」は昔を懐かしく思う主人公の気持ちに揺さぶりを掛けるBGMで素晴らしいと感じました。
キャラクターにそれぞれBGMが入っており、聞きほれてしまう。
CG回収がとても多かった。
若干面倒に感じつつも凌辱シーンがあり、そのシーンを目当てに購入をするのであれば買う価値はあると思った。
ストーリー
ストーリー
数百年前。
古より延々と続いていた闇と光の闘いに、遂に終止符が打たれた。
命を賭した英雄達の活躍によって闇の眷属達が駆逐されたのだ。
時は流れ、今──。
戦の記憶は忘却の彼方に。
勇者達の活躍は石碑に刻まれるのみ。
平和に溺れ、病んだ快楽にどっぷり浸る人々の間に満ち溢れる、強欲、大食、高慢、嫉妬、憤怒、怠惰そして死。
退廃の日々のなか、迫り来る闇の眷属の復活の兆しに気づく者は、誰一人としていなかった。
再び闇の眷属がその忌わしい姿を表した時、人々の元に送り込まれて来た尖兵を見て人々は驚愕する。
そこには魔族の装いに身を包んだ、かっての英雄の姿があったのだった……
魔に身をやつす勇者は、『魔』に与した証として両手に邪悪な魔物を棲まわせています。
秘めた想いを心に宿し、次々と街々に火をかけ、残忍に女子供を喰い、
非道の限りを尽くして次々と武功を上げ、魔の中枢に近づく、それこそが彼の真の目的だたのですが
そんな彼の前に、かっての己と同じ志を胸に秘めた、帝都を守る聖女達が立ちはだかります。
魔王復活への生贄に皇女をさらえ。
徐々に‘‘魔素’’に犯●れていく、すさむ心。
聖女達を打ち負かし、嬲り、辱め、穢し、極悪の限りを尽くす。
あと僅かな時間しか心を保っていられない今、‘‘勇者’’が下す決定とは…!?
果たして彼の復讐は遂げられるのだろうか!?
キャラクター
登場キャラクター
??? CV:大波こなみ
性格は従順なイジメられっコで、いつもオドオドビクビクしている首輪少女。
普段は可愛いメイド服に、首にゴツイ首輪をはめられ、オリの中に閉じ込められています。
拾ってくれた主人公をひたすら慕っているので、どんな酷い事をされても受け入れます。
染まった主人公の荒ぶる心を鎮める為に、性奴●として扱われ、オリ越しに奉仕させられて…
CREOLE ~クリオール~ CV:河合春華
ネコミミ姿の亜人種メイドさん。
最初、皇女つきメイドだったが、騒動の余波で皇女つきを外され、神父である主人公に仕えることに…
不遇な身の上にも関わらず、優しく、健気な女の子で、主人公の身の回りの世話をしてくれます。
城内で時々、彼女を思わせる不穏な噂を耳にしますが、果たして噂の真相は…?
IRIA・REGATE ~イリア・リゲット~ CV:大波こなみ
四天王が一人、青薔薇騎士団の剣士長。
帝国の属国、デメシアの守護者。
剣術に長け、激情にかられやすい行動派。
見かけ通り男勝りで潔癖症だが、実は世話焼きで尽すタイプの、いわゆる女の子らしい女の子です。
最愛の兄が家督を継がず出奔した後も行方を探し、心を痛めていた、いわゆるブラコンです。
兄の出奔には、彼女との許されざる関係が噂されていたが、果たして今は…
ANEIRINN ~アネイリン~ CV:夏野向日葵
帝国の属国、コンウォールの守護者。
有翼人系の褐色の踊り子です。
各種精霊を使役し、癒し系の術と幻術を得意とする精霊使い。
陽気であけすけな南国人のようで、 無邪気で人なつっこく楽天的な性格です。
優しい母性を感じさせるお姉さん、といった感じで皆に好かれています。
預言者でもあり、行動の読めないミステリアスな顔も持ち、時々予想外の行動をとることも…
堅物の巫女姫、紫とは仲良しで、いつも紫の所へいりいたって御神酒を飲んでます。
RIRIKA・KIARNA~リリカ・キアーナ~ CV:木葉楓
帝国の属国、ミクラガルドの守護者。
現在、魔法学校に通ってる学生で、お転婆なチェルシーとは同級生です。
おっとりボケの、ちょいトロイ性格でいつも分厚い魔法書をかかえてる勉強家。
主に防御系の魔法を使います。
実はかなりの面食い屋さんで、同級生の男子生徒を困らせているとか。
マリカとは、二人揃って甘いもの好きの食いしん坊です。
MARIKA・LILINA~マリカ・リリーナ~ CV:海原エレナ
帝国の属国、ミクラガルドの守護者。
現在、魔法学校に通ってる学生で、幼馴染のチェルシーとは同級生です。
イタズラ好きの気の強いお転婆さんで、いつもお気に入りの魔法の箒を持ってます。
主に攻撃系の魔法を使い、学校一の魔術を駆使しますが、ここ一番で失敗してしまうムラッ気が玉にキズ。
リリカとは、二人揃って甘いもの好きの食いしん坊です。
YUKARI・MUDUKI ~無月 紫~ CV:北都南
四天王が一人、言霊使いの巫女姫。
帝国の属国、翡《ヒ》の国の守護者。巫女戦士の一団を束ねる首領。
巫女姫と呼ばれ、数百年生きているとの噂もあるが、その名と同じく定かではありません。
無駄な事を嫌う、合理主義者でもある。
一見した通りクールで、冷静沈着な性格だが、実は結構熱くなるタイプです。
未だに帰らぬ恋人のことを想い続ける一途さを持つ、素直になれない寂しがり屋です。
恋人を奪った魔族に憎悪の念を燃やし続けている、そんな彼女に今、転機が訪れようとしていた…
TRISTYNA・ELTORLIDA~トリスティーナ・エルトルリーダ~ CV:長崎みなみ
帝国を統べる王族の正当後継者である皇女。
魔王完全復活の生贄に選ばれ、魔物達に付け狙われることに。
外の世界に憧れを持っている、好奇心旺盛な筋金入りの箱入り娘です。
戦場帰りの主人公に興味を持ち、何度も部屋を訪れ、話を聞き出そうとします。
お忍びで城下に遊びに行くこともしばしばで、御付きのユーナを毎度困らせています。
INERTIA ~イナーシャ~ CV:比未子
闇の眷属の中でも古株な魔物、サキュバス。
気が強く残忍で狡猾な上に、好色で抜け目なく陰湿で粘着質なタチ。
実は倒錯的なマゾで、普段は女王様気取りだが、本当は誰かに罰して欲しがっている理解困難な性癖を持っています。
男を責めるだけ責め、相手が自分のいいナリになると、途端に怒り出し殺してしまう気分屋で、同族からも恐れられている。
城の結界が弱まるのを待って、城下で淫蕩三昧を楽しもうと、虎視眈々とその時を待ています。
KEEN・HUE ~キーン・ヒュー~ CV:北条明日香
『衝撃使い』イリアの率いる、女だけの『青薔薇騎士団』の副長です。
融通の効かない頑固者で、気が強い上に、かなりの負けず嫌い。
一途に正義と己の腕を信じ、しゃにむに悪を討とうとする。名だたる男嫌いで、騎士長イリアを妄信している所アリ。
選民意識丸だしで、貴族以外の獣人などを見下しています。
当然、魔物はウジ以下な扱いなのですが…
CYERUSEA・CYERUTE~チェルシー・チェルト~ CV:ダイナマイトゥ亜美
魔法使い、マリカとリリカの仲良し同級生。
魔法学校に通う学生です。
性格は男勝りの行動派で、ケンカが大好きな悪戯っコです。
いつも『あち~』とか言って、汗を拭き拭きしている活発少女で、
主人公に出会うと『ちょっと、ちょっと』などと言いながら、
自ら考案したサブミッションをかけてきます。
UNA・ERINA ~ユーナ・エリーナ~ CV:秋月桃子
見習い騎士の女の子。
騎士である兄を慕う、ドジでちょっと優柔不断なおとなしい性格です。
方向音痴なので、しょっちゅう城内をウロウロして迷子になる事もしばしば。
皇女様の悪戯につきあわされて、大抵いつも被害に遭って困ってます。
SOPHIA・MATORAZU~ソフィア・マトラズ~ CV:春野萌
戦の被害で夫に先立たれた、城に商品を卸している商人の未亡人。
気品ある大人の女性ですが、最近は店の切り盛りと、娘の世話に少々疲れているとか…
子供のアイナは、前妻の子。アイナにとっては継母です。
実は亡き夫にすっかりM調教されていていて、若い身体を持て余し気味で…
AINA・MATORAZU~アイナ・マトラズ~ CV:野神奈々
城に商品を卸しているマトラズ商会の嫡子。
前妻と他界した商人の子供なので、ソフィアとは血縁関係ではありません。
ソフィアの趣味で女の子の格好をさせられているが、実は男の子です。
実は、それだけではなく…
ENJU ~槐~ CV:薫娘
巫女姫、紫《ゆかり》配下の巫女戦士団員。
御面をかぶった巫女軍団の一員。
無愛想な上に、勝気な性格で後先考えず厳しい事をズケズケを言って、自ら墓穴を掘る事もしばしば。
主人である巫女姫、紫に心から心服し、仕えています。
実は字が汚くて、呪札を作るのに四苦八苦し、紫にたしなめられていたりします。
GENA ~ジーナ~ CV:野神奈々
下世話な話や噂話が大好きな、下働きのHなメイドさん。
はすっぱな性格な上に浮気性で、城内の複数の男達と関係を持っている、とか、いないとか…
その実体は、隠密で内部に魔族が潜り込んでいないか調査している諜報員です。
そんな彼女の身にも、魔の影がヒタヒタとにじり寄って…
HACKARY・LULLACRY~ハッカリー・ララクライ~ CV:武島あや
ちょっとボォーっとしたところのある後宮付きのメイドさん。
誰にでも優しく、差別意識など持たず、仕事仲間のクリオールとは無二の親友です。
お転婆な皇女様の巻き起こす騒動で、日がな一日忙しく城内を駆け回ってる苦労人。
後宮に不案内な主人公になにかと世話を焼いてくれます。
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序盤
見習い騎士が見守り役の兵士に犯されるシーンから始まる。
恐らく、後に登場してくる神父が魔物に襲われたので急を要して助けに行くところで淫虐に巻き込まれたようである。
紋章があることから、見習い騎士とはいってもそれなりの地位にあるものだと思われる。
だが、その次期王女ともなりうる少女を無理くり犯すのは下克上を思い起こされる。
味方なのかどうかすらわからないが、身元不明の男は見守り役の兵士を殺した。結果として、見習い騎士は助かったともいえる。

やはり、首から上の部分、特に頭は守らないと。
理性・本能・記憶など一番大事な物が入っているから、大事にしないと。
血が赤黒くないため、グロくない。だからグロ表現が苦手な方でもプレイすることが可能だね(まなかしをプレイした私が言うのもなんですが…)。
「赤黒く」という漢字は、「赭黒く」とも書くのね……。
初めて知った。

虹の香り…罪の跡…魂の声…仮面の王…
血まみれの肖像…子供の涙…飛立った黒い大鳥…白きもの…黒きもの…穢れ無き絵…
灰色がかった白きもの…狂おしきもの…呪われしサタンの仔…それが我…我は天空の淵…間に蠢く枯れた魂…
裡なる声…漆黒の闇に巻かれ…鋼の爪に囚われる…
運命の刻…灰から塵に…終局の瞬間…憤怒の念は霧となり …… 神の庇護は失われた…
と禍々しい姿をした男(魔族)が言う。
トロイの木馬や「黒の歌姫」であったように、味方と思わせてじっくり嬲り殺しにするつもりなのか?
ウイルスに感染した患者が潜伏期間により何も変わらずにいる状態であるが、実は身体は「魔王」によって蝕まれていくということなのか。

ところ変わって城内。
城内での女給たちの暮らしぶりが垣間見え、微笑ましい。
神父(名前を自分で入力できるが、デフォルトでは「アンデルセン」)は、医学をかじっていたので戦上で軍医として勤務していたようだが、その戦で大怪我を負い、クレオールや聖霊使い「アネイリン」の手によって助けられ、ファータ・モルガナ宮に療養のため、預けられたようである。
「魔物の味方に付かないか?」
と悪魔の囁きがあったことをクレオールに打ち明けた。
当然、断ったが憑依したかのように悪魔の声が夢の中か現実なのかもわからない。
深淵で聞こえてきたその声に対し、何の対策もできぬまま年月だけが経ち、迎えるEndとは一体。
夜になるとアンデルセンは「ヒデオ」と名乗った。
かつてこの城下町で生きていた妹「リルフィーナ」が魔族により殺された。この恨みを晴らすため、復讐を決意するヒデオ。昼はアンデルセンの人格が還ってくる。
このあたりのくだりでは、『ジキルとハイド』を彷彿とさせる。
無残に殺されたリルフィーナ。
クビワン(ユーザーが名前を付けられる)がクレオールと同じテキストでキャラだけが異なるシーンで、ヒデオが同一化しているような気もしてきたし、クビワンがリルフィーナの人格を引き継いでいるのではないか、とも思った。
ヒデオはゼトロとダムゼルに身を預ける。
ダムゼルは性的な快楽を追い求めた果てに残虐な行為に身を委ねる(アネイリンの羽根を折る等)のに対し、ゼトロは極悪非道な行為を目的として、その行為自体を愉悦している節が見られた。
特に内臓を引きずり出すといった行為も散見されており、その光景はCGでは見られなかったにせよ、想像を絶するほどの苦痛が伴うはずだったが
ジーナ「ひぎぎいい ~~~! 内臓お!内臓漬されるのイイイ ~~!! 」
というように、その行為を受けたジーナは快楽を感じていたようである。
ええ…良いのか。今度やってみようかな…(笑)
さらに審神者の紫には神はいないのだというゼトロの信念を思う存分に押し付けるルートもある。
神を信じ、己を信じ、正義を愛し、貫こうとする女性は健気で何と美しく気高いことか。そして、そんな美しさを、気高さを踏みにじり、辱め、汚す事は何と楽しい事か !!
ゼトロには神を信じる心はすでになく、神を信じて他の人に神託を伝えることで生きてきた彼女を忌み嫌うことは、それだけ彼女に対する思いが傲岸にも信仰してきたものへの冒涜にほかならず、それが彼女との埋まらない隙間が出来上がった。
魔王復活End
ヒデオはイナーシャに反逆をしようとするも、逆に骨抜きにされてしまう。
ヒデオという人格が消えた代わりに、魔王としての人格が表出したのかなと思った。
魔王+クビワン(CV:大波 こなみ)End
英雄と近親相姦の関係にあったリルフィーナは「村民により」処刑された。
村民を魔族の脅威から逃がすために闘ってきたこれまでの戦いは、ヒデオによるヒデオのための一人芝居だったのだ。
灯台下暗しのようなEndだな。

ここまでの印象は、かわいそうな主人公という印象だった。だが、彼はリルフィーナを犯し、精子まみれにさせた。その行為をした自覚はないみたいなので、英雄が善人を装って悪人であった。
こういう人が一番厄介なんだろう。本人にとっては悪意のない行為であるが、他者からすれば極悪人になる。
さらに、クビワン(首輪少女)はリルフィーナの人格を引き継いでいたのである。
クビワン(CV:大波こなみさん)は、黒愛の荒神六華さんを演じている。
結末は、魔王復活Endと同じ。
変わったのは、リルフィーナと英雄が近親相姦の関係にあったことを伝えられる部分かな。
クレオール(CV:河合春華)End
幻覚キノコの混ざった食物を食べて、酩酊状態。
さよ教を思い出したw
そういえば、この声は上野こよりか、田町まひるを彷徨とさせる。
亜人であり、差別に苦しむが挫けない姿勢には一入の感動を覚えた。

クレオールの一途に英雄を思う気持ちに気持ちが揺らいだ。
差別や偏見い負けない彼女は、神父の目が美しいと言った。
その瞳は一体何を映すのか。
そして、クレオールは、お暇を出されたために帰郷することになったが、英雄自身もすべてを擲って彼女に寄り添うことを決意した。
恐らく、行く当てのない彼女に対しての憐憫に似た気持ちがあったのだろうが、それ以上に彼女を支えていきたい想いもあるのではないか。
Endは、できた子供ともに僻地で恙無く暮らしている様子。
四天王が徹底的に滅したためか、それとも魔王復活の手当てを失ったからか僻地に逃れた際、詳しくは聞かれなかったようである。
イリア(CV:大波こなみ)End
クビワン(リルフィーナ)を犯さなかったときにこのルートに進行し、犯すと凌辱ルートに進行する。

イリアは兄を慕い、恋慕の感情を併せ持っていた。
従って、妹である彼女とともに生きることを決意していく。
親に反抗する形で、すべてを擲ち今まで守られていた城から出て、暮らしていくイリアと英雄には英雄自身が持つ秘密があった。
アネイリンに封じてもらった両手は一時しのぎだが、身に宿っていたダムゼル・ゼトロの支配から逃れるためには充分。
だが、もうすでに身体中に流れる「魔素」は浄化できないのだという。
いつまで、この身を保っていられるのか、命が続くのか…
時満ちて、この身が“魔”に堕つるならば、イリアに斬ってもらおう。その前に、命尽きるならば …… その時は ……
このルートでは、英雄が自身の「けがれた英雄」としての最期までを予期したようなEndとなっており、大変思い入れがあったが、「結」にもっと補足シーンが欲しいところ。
最後のシーンなんだから、セックスをして終わりだと、急展開過ぎて没頭できないのではないか。
リリカ・マリカ(CV:海原 エレナ)End
キーンを救いに来たイリアをダムゼルが触手でくすぐり責めにするシーンもあったが、くすぐるシーンのCGはなかった。そこは用意するべきだと思うんだよな……。
キーンはかつて、性産業に勤めて、輪姦され続けていたのか。
そしてダムゼルはそれを見越して彼女を輪姦した。

もし部屋に来たときに、ヒデオの心が魔に染まっていたら、再びあのような凌辱劇の幕開けであるが、このルートでは趣が異なっている。
リリカ・マリカは元々、”魔”の空気を読む力に秀でており、それとなくゼトロ・ダムゼルの悪行を察していたようだ。
北の果てに行った神父とリリカ・マリカ。
魔王を完膚なきまで抹殺することができる、伝説の剣「ソナタ・アークティカ」を奔走する日々の始まりだ。
「なんですってえ! この最果てじゃ磁気が影響して魔法が使えないのはマリカちゃんも同じじゃない!」
「も、–回そ一ゆコト言ったら、ここで塩の柱にしちゃうんだからね!!」
塩の柱か。
創世記にて、神にソドムとコドラが滅ぼされたときに、ロトの妻が神の命令に背き、後ろを振り返ったために変えられえたというあの塩の柱か。
ソドムとコドラは、暴力や同性愛行為という神の絶対的命令に背く行為をする盲目の男たちが住んでいた町であった。
実をいうと、ロトは男の天使であり、ソドムやコドラに住んでいた盲目の男たちは必死に
ロトはどこか。なぶりものにしてやる
と叫んでいた。
ロトの妻はソドムとコドラが滅ぼされたときに、後ろを振り返ったために、塩の柱にされてしまった。
可愛そうと憐れんでの振り返りなのか、はたまた思い残したことがあったのか分からないが、そういう行為はご法度なのか。
無月 紫(CV:北都 南)End
英雄とともに新しい世界にLet’s taboo.
.過去に神父とは巫女という立場でありながら性交をするくらいの仲であった。
毎晩のように訪れる逢瀬。恥じらいを見せつつする行為の節々では、嫋やかな女性像が描かれており、今のような無駄が嫌いな性格とは真逆な気がする。
又、槐は巫女としての素質をわずかながら身に宿しており、彼女の予後は決して良い方向ではなく、むしろ悪化の一途を辿っていくことが示唆された。

闇の眷属によって「闇の胞子」を植え付けられた槐の身体は、新たな魔獣を生み出す苗床になること、かつて「英雄」と呼ばれていた自分が、「けがれた英雄」となったことを包み隠さずに話した。
一途に英雄のことを愛し続けていたんだと知ってからは、追う追われるの関係には嫌気がさしてきていたようだった。
紫に至っては
あなたが好きよ。もう他のことなんて何もいらない
と明言する。

英雄となら、たとえ魔道という新しい世界でも一緒に行くという決断をした紫。
イナーシャや魔獣たちは他の四天王にやられて、次の復活には百年という途方のない時間が必要とのことだった。
四天王が助けに来てくれるほど手薄なら、紫まで一緒に堕ちる必要はないと思うのだが、英雄は彼女の意志を汲み取り、断腸の思いで紫も魔の道に引き下ろした。
アネイリン(CV:夏野 向日葵)End
夏野向日葵さんは『螺旋回廊2』の岡本悠里も務めている。
有翼人系のどちらかというと面倒見の良いお姉さんタイプ。
序盤のシーン回収において、激烈なまでの凌辱プレイをしたが、彼女は嘘だったように赦してくれた。

神を称え、人を癒し、彼岸と此岸の安寧に貢献する。静謐な秩序。穏和な営為。
神聖な生活 ……。豪奢な造りのこの佇いこそが、人間の欲望が絶える事無いのを証明している。
恐怖に肥え太り、貧困は常に栄えるものだ。
という独白が好き。
宗教とは教祖を崇め奉るために存在しうる。
そして、信徒から金銭を巻き上げ、幹部たちは豪勢な宮殿で過ごしている。
そう、旧統〇教会みたいにな。
最後は、記憶を消された英雄とアネイリンが酒屋を経営していくシーンで終わる。
トリスティーナ(CV:長崎 みなみ)End
皇女。城を襲われても気のせいだと認識したことで能天気に過ごしている。
だが、それが本当のことと知るや否や、俊敏な速さで対策を練ったことにより、一大事を避けることに成功。

英雄の正体を知った彼女が自らの純潔を捧げたことにより、結果として魔王復活は阻止された。


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