(夏咲 End)車輪の国、向日葵の少女

あかべぇそふとつぅエロゲ
法月が樋口を拾った理由は見込みがありそうな出で立ちだったからだそう。
出で立ちと言うか、行動の節々(自分が助かりたい一心で仲間を裏切った)に特別高等人になる素質があったことを窺わせる。
特別高等人を目指す理由、なにより独り言をぶつくさ言っていた理由が分かり、ああそういうことなのかと思った。
麻薬で誤魔化しているが、大切な人の哀れな姿を見たくはない。その決意が窺い痴れる。
私は初めてこのゲームをプレイしたときに、夏咲だけが何となく場違いな雰囲気なのは一体なぜかと思ったが、別に夏咲は疎まれていたわけではない。その理由は、賢一の背後に今まで目も合わせようともすることもなく、喋ることも認識されることもない「存在」がいたからだ。
治安維持隊と特別高等人は町の人が恐れる物としてよく知られているんだそう。
地震雷火事親父ならぬ地震雷火事「治特人」みたいだな。
治安維持隊の人は、手練手管を駆使して賢一を陥穽に嵌らせようとする。
しかし、賢一も手をこまねいるわけではなく、磯野やさち、灯花という唯一無二の仲間たちと共に夏咲の救出のために作戦する。
あまりにも出来すぎている。
その直感は当たっていたみたいだ。
牢屋に拘禁されて1ヶ月も経とうかという時期、麻薬が欲しいのだろう?と問いかける法月についに心が折れる賢一。
これ、どうなってしまうん?という思いは蛇足だったみたい。
7年前から足を引きずっていたという演技をしていた法月に対し、賢一も嘘をついていた。実はハーブを吸っていて、麻薬ではないことを打ち明けた。よって、頭のおかしいことを言っていたことも演技だった。
憶測や噂、ネットの情報だけを頼りにして、自分の身体で確かめようともしないからそうなるのだ
と声を張り上げるシーンに、上官に歯向かうようにまで成長したのかと思った。
恐らく、上官に正しく楯突けるようになって、思考停止することなく行動することが一流なのだろうという様に感じた。
いわれたことしかできない人間を三流
いわれたことを上手にできる人間で、ようやく二流
でしたっけ?
このあと、「森田はいつ一流になるんだ?」と肝心な一流の定義は知らせてくれなかったのは、思考の固定化を防ぐためではないか。
一流の定義を聞かされてしまうと、それに従おうとする。管理者にとってはそれでもいいかもしれないが、森田に形だけの管理者にはなってほしくなかったからでないか。でも。この標語は、ブラック企業とかでもよく聞きますしね。思考停止をさせないようにするとかいう、それこそが思考停止とか元も子もいないが……。
1年が経った。
治安維持隊の連中も街から姿を消しているみたい。
デートを楽しむ2人。
だが、1年前の様子とは違い、身も心も許してくれていたみたい。

へそチラが美しい。
あと描かれていなかったのだが、さちと磯野はどうしたのだろう。
トンネルから坑道を通っていくのだが、そのときさちや磯野、姉さんもいたはず。
もしかして、撃たれた?
山に逃げていた磯野が用意してくれていた梯子を使い、坑道から抜け出すときお姉さんを背中に抱いていた。その重さに耐えかねて一度は無理かと思っていた。
だが、最後にはみんなの思いが届いたのか命からがら町から逃れることはできたみたいである。
ちょっと都合が……良すぎる……気もするし……。ゲームだから仕方ないか……。
夏が来て、少しだけ暑くなって、……代り映えのない一日に意味なんてあるんですか?
と呟いていた夏咲の姿は無く、代わりにあるのは
何も変わらなくてもいいんだよ、ケンちゃんがいてくれるだけでいいんだよ
というEndには、成長というか、人の心はここまで変わるのかと感心していた。と同時に、法月の尋問に最後まで抵抗する「意志」を見せた強い人なんだろうと素直に感じた。

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