ルーンロオド -RUNE LORD- (CLOCKUP) 【感想】

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さて今回で、長らくプレイしてきた「CLOCKUP ロボシリーズ 三部作」ですが、本作でピリオド。
どんな展開が待ってるのか楽しみですね。

ジャンル:時空を越えて君と世界を救うADV
発売日:2010年1月29日

曲名カテゴリー歌手
Get the futureオープニングなかせひな/Riryka

プレイ時間:46.5時間
攻略順:ジゼル⇒ ゲルダ⇒ アネット⇒ 麻奈
デート⇒ ミッシング⇒ ファイナル

感想:シリーズもの。掉尾を飾る作品でした。
ジオグラマトンでは凌辱をし尽くした同一人物とは思えないほど、リョウトは指揮官として巧く皆のまとめ役として勤務している姿があってディゾルブであっても成長するんだなと感じた。

過去・現在・未来の宇宙を駆け巡る物語。
モブキャラにも思ったアニメ専門店(マニアメイト)の店員や源八先生の正体が分かったときには物語が進んでいるようで感激の心地さえ覚えた。
キャラの面では、ゲルダが一番好みかも。
特に彼女が併せ持つ性格と行動の良さが際立っていたように思った。

どうです?この根性というか肝が据わっている感じ。
こういう肝が据わっているキャラは好きですね。
物として使われることを所望し、且つ、人の役に立ちたいという思いが一番伝わってきたキャラだな。

ストーリー

お姫様を助けに単騎乗り込む白馬の王子──。
そんな夢から覚めてみれば、視界に広がるのはラノベとマンガが散らかった自分の部屋。
ともあれ夢の内容に満足した主人公・鋼正義が付けっぱなしのTVにふと目をやると、
アナウンサーが朝7時を告げていた。
文化祭を3日後にひかえ準備に沸き立ってはいたものの、いつも通りの平穏な日常。

しかしその晩、正義は夜空を飛んでいくUFOを目撃する。
追うようにして学校に忍び込んだ先にあったのは、
体育館を壊し、校舎を崩しながら戦う2体のロボット。
そしてその傍らには──部活の仲間・ジゼルがいた。

「説明が欲しいか?」
ジゼルはそう言うと、正義を異世界・バルシュテールへといざなう。

キャラクター

主要な登場キャラクター

ジゼル・オリンピアダ (CV:五行なずな)
正義の同級生で仮想研のメンバー。絵は上手くない。
真面目だが、極度の恥ずかしがり屋。
部長の描くやおい漫画に興味津々。嫌いな物は鶏肉。


アネット・ガブリエル (CV:藤森ゆき奈)
正義の同級生。仮想研のメンバー。
気が弱くドジであわてんぼうだが、
人間業とは思えないほど精緻なメカを描く事ができる。
しかしキャラを描く事に関してはゲルダやジゼル並みに下手。


ゲルダ・ゼセブラント (CV:神月あおい
正義の同級生。仮想研のメンバー。
とにかくわがままで、自己中心的な性格。
そして世間知らずな上、耳年増だが全てが間違っている。
絵を描く事については相当な自信を持っているが、
描き上げたものはカオスと言われるほど下手。


鋼 真菜 (CV:民安ともえ)
主人公・正義の妹。正義とは別の学校に通っている。
明るく直線的な性格だが、兄の事はかなりうざいと思っている。イケメン好き。
正義が毎朝作る不細工な弁当は断固拒否している。
好物は「ブルーベリーアイスクリームワッフル」で、嫌いな物はタコ。


鋼 正義 (CV:ほうでん亭ノドガシラ)
熱血漢の主人公。
喧嘩はからっきしだが無鉄砲で、人に頼まれるとイヤとは言えない性格。
仮想研(※漫研のような部活)に所属しているが、
性格もあってパシリにされることもしばしば。
オタクとしてまだビギナーだが、鳳竜之介先生とは
美少女フィギュアやメイド喫茶「あららと」で同好の志。
「世界を救う救世主」という夢物語に憧れている。


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序盤

仮想研に所属している鋼 正義は学園生活を楽しみながらもアニメに精を出す、生粋のアニメオタクである。
正義は、同じアニメオタクでもある顧問の先生(竜之助)とはライバルでもあり、知識を共有し合うことができる仲間という認識を持っていた。
特にフィギュア採集を趣味とする正義は、学園祭の準備で忙殺する日々を送っていた。
また、仮想研の面々で同人誌を執筆するなど精力的に活動していたりもした。

巫女の良子

「未来を変えれば、正義君は何かを得るかも知れない。でも …… 同時に、何かを失ってしまうかも …… 」

健一の服装が「黒愛」とプリントされたシャツと学ランを身に着けている。
流石、美少女ゲームオタクやでぇ
黒愛はフラグ管理が面倒だけどその分、クリアしたときには快楽でしたね。

ジゼル√

ヴァラシン帝国の千人娘と呼ばれる。国を守るための任務に就く。
その名の通り、幾数名の同じ顔を持つ女の子の姿。
彼女の心にはガフォラ神国で焼け死んだ999人もの霊が潜んでいるという。

いきなり訳の分からない相手と戦いが始まった。
何を狙って敵は攻撃してくるのか全く分からないまま、正義はジゼルら一行に拾われるようにしながら闘った。
ジゼルが闘うから闘いのだ。

ヴァラシン帝国はガフォラ神国と敵対していた。姫を誘拐し、彼女を救い出そうとした正義を死力を尽くして殺そうとする。

華奢だが巨乳の身体には傷一つ付いてない。
拷問シーンがないのは、傷でも付けようものなら諸外国から報復されてしまう恐れがあるので、それを恐れたか。
或いは、救いに来ると分かっていたと敵側は言っていたので、救いに来た正義を殺し、絶望の淵を見せたところで拷問の開始という算段か。

このジゼル編をクリアするのに要した時間は約20.5時間
前哨戦みたいな感じかな。

ある日、敵国の襲撃によって王座が陥落する。
王の正体はバルシュテールの生態系を維持する管理装置だった。
純粋な生物は存在せず、何らかの意図によって管理装置の設計者の思惑通りに作られた存在だったのだ。

海神を斃すことに四苦八苦したヴァラシン帝国は「神殺し計画」を発案。
その計画に同意した正義や他国の千人娘は敵の本拠地に赴き、神を殺すことに成功するが……。

このルートでは、正義の成長に重きを置かれている。
はじめのうちの正義は、気になったものを触らないと気が済まない人だが、名前に「正義」と付く様なことがあり、控えめに言うと熱血馬鹿、よく言うと真っすぐな性格に変わったようである。
また、アルとの友好の証としてもらった「ジゼルカード」が終盤の戦いで古典的な効果を発揮したことは、人知れずにお姫様を任せたぞ、という熱い意志を汲み取った。

ゲルダ√

正体は巫女。
バルシュテールに限らず、あの世界の時空間を管理する役目を担う。
ヴァラシン帝国はおろかジゼルでさえ守れなかったと嘆く正義に対し、ゲルダは再びあの時にまで戻ることができる能力を持つと誇示する。
その能力を持つと言われ、黙って手をこまねくというのが最も合わない正義という人がいる。
当然そのことに足を突っ込むことになるのでした……。
過去を変えるためには、「特異点」を探し出さないといけない。
歴史には変化に対して修復作用が働く。シュタインズ・ゲートで言うと、世界戦の収束であろう。
時空間の中で修復作用が働きにくい部分がある。その部分のことを特異点というのだそう。

この世界の脅威は敵の墜とす星であり、過去の正義が倒さなくてはいけないと認識していた海神が守り神ということが分かった。
その海神を殺してしまったのは正義であるし、災厄は彼が生み出してしまったものである。

このルートでは、身を挺して正義を守ろうとするゲルダの姿が描かれており、また、それを決意させるに至った心の声が読み取れた。
過去の正義と相対する場面があるのだが、過去の正義にとってみれば、自分を斃そうとしてくる現在の正義と暗殺者も同じことをしているんだろうなと感じた。

アネット√

32世紀。
そこがアネットが住む世界のようで、緑など一切なくザ・未来都市という感じであった。
また、人工知能が多くの人口比率を占めていた。ゼーゼマン市長も人工知能である。
未来の地球にまつわる「負の局面」を正義は目の当たりにすることになる。
「融合生命体」である。
融合生命体は、人間を取り込み異形の怪物に支配してしまう宇宙生物なのである。

未来の地球はそんな高度に発達した人工知能によって生活基盤がなされていたが同時に融合生命体の脅威に晒されていた。
情報を狙って敵が存在しているが、情報を集めていったい何をしようと言うのか。
なんでも、宇宙から敵の侵害を受け続けており、そのためにグリゼルディスが持つシステムを解析させてほしいとのこと。

ちなみに、ドクターガブリエルという、人工知能に人権を持たせる立役者であり、人間が敵と戦いで劣勢を強いられた結果、人権を人工知能に与えるべくして奔走していた人物が登場。

「進んでいるとは言ってもね。
たかが知れている。進化というのは決して一方向へ進むものではなく。時に退化をも含むのだよ」

「しょせんお前たちは遺伝子の乗り物にすぎない。
夢や希望もまやかしだ。今、わたしがそのくびきから解き放ってやろう」

が結構気に入った言葉。
アースシールドの完成という、いわばこの世界に正義が来た意味はなくなった。
だが、ゼーゼマンが移民政策が遅延を期したため、多くの文化を学ぶため、アネットとともに過去に戻ってきたのである。

正義とヨハンのジョーリーロガーのように背中を合わせて、敵を迎える描写がよかった。

曖昧3センチ?

この人たちの活躍する場面も一見の価値ありだな。

麻奈√

ここからが本編。
ここに来るまでにかかった時間はざっと、35.5時間ぐらいだろうか。
文字は全部読んでのことなんで、早送りはしない主義なのでそれくらいかかっちゃいました。

壊れ行く日々。
楽しかったあの日々は一体いずこへ?
他のキャラ√で日めくりカレンダーを9月4日で繰り返していたっけな……。

キョウシロウからは、自身がARKSという特務機関に所属しており、時空リングの崩壊を防ぐために来たようであり、恭介も登場してくる。「時空リング」というのは円環状の時空が無数に集まっており、そのほころび一つで宇宙すべてが崩壊する。
この世界は崩壊した時空を正義が強引に修復した仮の姿であった。その世界は半径40キロが境界線となり、部屋にこもって自分の世界を構築していた。
その「架空世界」こそが、今まで現実と思っていた世界であり、ARKSのエージェントはその世界を監視するためにやってきていたのだ。
ということはクラスメイトも仮の姿であり、実体はエージェントであった。
崩壊を防ぐためにエージェントは来て、何とか崩壊を防ごうとする。

ところで、麻奈の正体はアーデルハイトであり、仮初の空間でも兄には幸福感を感じてほしかったので、世界の維持と修復に回した残りのほとんどの力を正義を守るために使っていたのだという。

麻奈と正義は世界の創造者である。

神は「光あれ」と言われた。すると光があった。神は光を昼と名づけ、やみを夜と名づけられた。

のごとく世界を創造していく。
後に正義となる男は世界の可能性を見届けたい一心で、世界を再び作り出し、回らせる。

これまで登場した敵とは意志を持った思考エンジンのことであり、思考連続体の1つ、絶望をつかさどる黒の一者である。
バルシュテールでの「海神」の暴走や、融合生命体による未来世界の侵略もすべては「黒の一者」による攻撃だったのだ。
 (人間の破滅願望によって動く「黒の一者」は、絶望を強めることで思惟対流層を滅びのベクトルへ傾け、宇宙を崩壊させることを目的としていた
まどマギでもあったよな。
絶望に傾いたところに、自殺させようとする魔女の姿が。

消滅した妹を救い出すため、コントロールコアを手に入れようとする。
そこでバルシュテールは異世界ではなく32世紀から1億年後の地球だったという意外な事実が判明する。
正義たちは32世紀へ移動し、ゼーゼマンにコアの原型を預けるとバルシュテールへと向かった。

そこで彼らを待っていたのは、完成したコアと「海神」だった。
「海神」の正体は、1億年の果てに身も心も変わり果てたゼーゼマンだった。
アネットとの再会を喜びながら、限界を迎えたゼーゼマンはその機能を停止する。

完成したコアを持って現代に帰還する正義たちだったが、そこもすでに「黒の一者」による攻撃に晒されており、絶対絶命の危機に瀕していた。さらに進行する時空崩壊の影響によってARKSメンバーやアネットたちが消えゆく中、正義はコアをグリゼルディスに搭載することに成功し、正義は皆が消滅するという満身創痍の中でもついに黒の一者が撃破される。

You have Control.
I have Control.

絶望に打ちひしがれながらもつかみ取った勝利の味は妹とともに

二人の心の掛け合わせが良いと思った。

ミッシングリング

憂季子博士が作ったワルキューレお使い、コンドラを奪取するために、再びディゾルブに対峙する。
だが、そのコンドラを持っていたクントシェルというディゾルブは自殺し、奪取は失敗した。

代わりに、特異点に行き、コンドラを手に入れる。

地球の衛星である月が砕かれ、発生した大量のデブリが地球を襲った『月砕き』事件––。
これは、人類の剣である御堂恭介と、ディゾルブの純血種たるリョウト=ジグムントが引き起こしたものだ。
現生人類 …… ヒューマン種とディゾルブ種を争わせ、憎しみと流血の連鎖を産み出していた存在。
月に隠れ棲み、争いの果てにヒューマン種から産まれるだろう復讐の刃をもって、両人類を滅ぼそうとしていたもの––。
かつてディゾルブとの戦争に敗れ滅ぼされた、古代長命人類種最後の生き残りとの『最終決戦』の舞台が月だったのだ。

特異点とは、宇宙にいくつか存在している分岐と統合を繰り返し、世界の可能性を内包して、循環を続ける。
この宇宙は、時空が循環する巨大なリングのようなものであり、内包しきれなかった大きな分岐は、平行世界となり、無限大に重なっている。
恭介の時間退行能力は無効。

特異点への捜索のために一同は1986年の日本へと旅立つ。
しかし、DAKTは解散。
出雲司令からARKSのリョウト司令へと移籍することになった。

ジオグラマトン」をプレイした後、「Zwei Worter」をプレイしたとき、DAKTや他のみんなや出雲さんはどこに行ったのか?とか思ったが、そういうわけか。
特異点を捜索していたんだな。

ミッシングリングEnd②

エルシド及び破壊者の消滅から21年後、2038年の話。
キョウシロウがまだ「男の子」だった時の話。

人類はエルシドとの共存の道を選び、汎銀座同盟を結成したもの束の間、一部のエルシドはそれに反発。
事態は一刻を争う宇宙を守る闘いへと突入した。
地球にいるゼロノ、アリアス等々のみんなを守るためにキョウシロウ自らが盾となる。
だが、エルシド側も必死の覚悟で向かってくるので、易々とはいかない。万事休すかと思いきや、そこに、イリューダ・サクヤ・ユキエ・シズハといった古のキャラクターが登場した。
地獄に仏とはまさにこのこと。
エルシドの討伐には成功したが、エルシドの脅威はまだ去っていなかった。
宇宙の因果律を歪ませた原因を探るべく1986年にワープする。
キョウシロウは高原京子として、イリアスは入江明日香など、面子はそれぞれ擬態して1986年の世界に散っていく。

ファイナル

人間自らが生み出してきた「絶望」が宇宙を滅ぼそうとしており、それが渦を巻き支配している。
その「絶望」という感情に立ち向かうキョウシロウは正義を「最後の希望」と言った。
絶望が「不屈」の心を手に入れたことで人の心を存在していた悪しき心に融合し、強大な力になることの布石となったと感じた

光子を吸収していく「絶望」に抗うことができずに結局、正義と麻奈だけが王座に辿り着いた。
だが、麻奈がリンクを出来ずに何もできずにいた。諦めればそこで宇宙を守るという使命も何もかもが失われてしまう。
ここにまで辿り着くことができた皆の努力も水泡に帰すことになるだろう。
だが、ここで終わらない。
平行宇宙から来たゲルダ・ティアネット・ジゼル・アネットがプレートの反応でこの宇宙まで来たのである。
何とかして、黒の一者の足止めには成功したが、やはり敵の攻撃には手も足も出ない。
そこで、正義と麻奈の出した結論とは、同じ思考連続体であり相反する存在の「白の一者」の力をもって
 「黒の一者」もろとも対消滅することだった



「黒の一者」が巻き起こした一連の事象はすでに時空リングに記録されているため、再び同じことが繰り返される可能性を示唆されたが

オレに任せろ

と請け負う正義に
 麻奈は

「お兄ちゃんの妹で良かった」

と笑顔を浮かべ、「黒の一者」と共に思惟対流層へと還っていった。
そして麻奈の消滅とともに、正義の体も消滅をはじめる。狼狽するジゼルたちに、これも約束していたことだからと苦笑する正義。
時空リングが一巡して、また「黒の一者」の暴走が起きた場合に備えるため正義は過去の世界に移動して、鋼正義ではないまったくの別人となって今回と同じ結果を導けるよう保険を施しておかなければならないのだ。

そうして、消えていく二人。
なんだか寂しい気持ちになりつつも、迎える最後のシーン。
奇妙な老人であるDAKT司令官・出雲総吉郎の正体が分かったときには感激して、胸が躍るような心地を覚えた。

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