沢衣村での話か。
新興宗教に嵌る母、間宮琴美と白蓮華教教祖の子、間宮卓司から日々暴力を受けていた間宮羽咲は、間宮皆守とともに父、間宮浩夫の実家がある沢衣村にやってきた。
でも、水上由岐の姿が今とほとんど変わらん。頚にチョーカーをしているのも変わらずか。
これも何だか引っかかるな…
年が経つとともに、年を取るはずなのに、なぜか、今までのEndを見た範囲では年齢相応に老けていない。
大体10歳前後くらいはこの皆守と歳の差は生まれてくるはず。
佐奈美琴美は、廃村にあった神社の巫女として生まれたようである。死んだ人の魂はその神社に行き、霊が住む世界へと繋がっているのだという。そんなまことしやかな事を教えられ、影響を受けたのなら琴美もまことしやかな真理を求めて新興宗教に入信したのか。

むほほほほ
しかし父、浩夫が亡くなり、事態は一変する。

若槻商店
司と鏡の名字もここからきているのでは?
皆守は「羽咲を忘れて無き者とすることで、彼女を守ろうとした」
と卓司に言ったが、自分に向けた言葉ではないか。
何だかんだ言って、一番このゲームで救われない人って佐奈美琴美なんじゃないかっていう気がしてくる。
佐奈伎神社の巫女であったので迫害された琴美は、縋る思いで新興宗教に入信することになるが、、、
すべてを失ってしまった女、言ってみれば新興宗教団体、白蓮華協会に使い捨てにされたんだな。
そういうことが深層心理に入っているから、卓司は母親のことを心からは憎めない、と心では思っていたのかしら。
人は、それぞれの問題が生じたとき、原因をひとつに絞りたがる。
だが、それは複合的に生じるものや、正しいと思った行動がのちに悲劇を生むことだったある、との言葉が一番心に残った。
自分が一番苦しい時、悲しい時、その時には一歩引いたところに神はいてそこ行く先を教えてくれる、と言ってくれた由岐はもういない。
感動的な別れだった。もうここから先には行けない……。私は、いつでもあんたのそばにいるよ、と言い残し未練がましく消えていった。
序盤で登場する由岐と過去の皆守や羽咲と会う彼女、他の人格を持った「水上由岐」は別の世界というか過去に発生した人格なのだろう。
羽咲を守るためのヒーローなんだからこれくらいはただの演出。だから、先に進んで、というメッセージを感じ取れた。

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