3月10日
さて、僕はこのゲーム、あやゆる結末を受け入れる準備は整った。
どんと来いだ。
まだエンディングには時間がかかりそうだが。
携帯にメールが来ていた。
まるでわざわざ知らせようとしている愉快犯のようだ、と私は感じた。
- 絶望の予感を感じる
- 密かな気分の高まりを感じる
密かな気分の高まりを感じる
って、おいおいw真木もそうとう病んできているな。教え子や関係する人たちが、すべて、十把一絡げに残虐な目に遭うと、そうもなるかもしれないが、だからと言って、これはちょっとどうなん。…。

皮剥ぎをされてこの表情なのか、あるいは、仮面か何かを被らされているのか。
いずれにせよ、杭を打たれているのは確実のようだ。
人畜生のように人を人ではなく、畜生を扱う様に非道な行いをする犯人には、豪末の同情もなく、完膚なきまでに打ち勝とうと決意する真木であったが、決意はものの数秒で瓦解してしまう。
ビデオの最後に現れた女性の姿は、やちよに似ていた。
この人物は、かなり前に亡くなっているはずで、八千代が亡くなっているとすれば、やちよの人物像と似ている気がする、と心情を明らかにしていた瑞穂が怪しいと私は感じた。
なんだか、死体は作り物っぽいな、と感じた。

切羽詰まっている状況にも拘わらず、瑞穂が声を掛けてきた。
午後6時に、話したいことがあるという彼女に、一抹の期待を寄せつつその場を後にした。
アレ?そういえば、大学での研究や講義はしばらくの間、真木先生の事情で休みにしたのに、なぜ彼女は来ているのだろう。
案の定、挟ニは大学に来ていない。その恋人である紗智子も今日は来ていない。
頼みの綱である冴をご覧のありさま。
何だか匂うな。
血腥い匂いがプンプン……。
メンバーだけが入れる例のバーに、挟ニの家を捜索して手に入れた葉書で潜入することに成功し,彼のことを聞き込む。
昨日、挟ニは夜遅くにバーに来。奥の方に身を寄せるようにしていたが、女からのメールを見た瞬間、血相を変え、井之頭公園に行った
とのこと。
急いで井の頭公園に行く。
挟ニに会うため?綾の遺体をみるためか?
見つけられたのは、挟ニの遺体でした。
というより、見つけたのは、通行人であり真木ではなかった。
だが、人伝により身体中が鋭利な刃物で刺されていたことなど、目も当てられない惨状を聞いた。
群衆が集まり人だかりとなっていく。
その人だかりを一望できる位置に、悠の姿があった。
彼女は、しばらくその様子を冷静に見て、自家用車を使って病院に帰っていった。
真木もタクシーを呼び付け、病院に行く。
挟ニの遺体も悠が解剖するのか…
まなみの遺体の処理はいったいどうなったんどろう。
もしかして、何か遺体に証拠みたいなものがあったりと化してしまうのか……?
