プレイ時間:24時間
攻略順:双海⇛くるみ⇛アシュリー⇛向日葵⇛暁良⇛玲⇛さら⇛美奈子⇛愛唯⇛ニア
主題歌:spider (薬師るり)
spiderのように絡め取った女性に欲望を解き放つ。
1キャラはあたり2hほどで完了。
一言感想:
コードギアスのような心に持っていないことを命じて行動させる作品とは違い、深層心理に基づいて行動させることに設定が練られていると感じた。
other side of the 13th day.
直訳すると「13日目の向こう側」…?
細かいところではあるが、メッセージウィンドウを固定してもキャラの変更、ロードすると初期値(固定されていない状態)に戻ってしまう。
ストーリー

―――お前は、俺に逆らえない。「今の自分を変えてみたいか?」
灰色の隙間に射し込んだのは逢魔が時の空の色。
夕闇に立つ少女の発したその一言が、俺の灰色に沈みこんだ日常をぶち壊した。
「思うがままに生き、今までを覆すような力を手にして、そこから這い出したいか?」
朱から紫、紫から闇。
夕陽の光も瞬く星の輝きも、全てを呑み込み圧倒するグラデーションの中で俺のなにかが変わっていく。
俺の暗く沈んだモノトーンの日常が、妖しい少女の笑みと共に鮮烈な色彩を帯びた世界へと変貌する。
力と共に漏れ出す、なんとも言えない禍々しさすら覚える笑い。
俺の中で抑え付けられていたものが解き放たれるその予感と、この手に与えられた力の可能性が、久しく忘れていた夢と希望を思い出させる。
気力も湧かず、ただ流されていた俺の中に泡立つような活力が漲り、足元にまとわりつく気怠さからその身体を押し上げる。
息苦しい泥沼の中から、ついに這い上がれる時が来た。
俺に与えられた時間は13日間。
――そして、俺に与えられたのは、人の心をねじ伏せる力。
「ふふっそうだ。せいぜい楽しむがよい。13日間をな。」
……楽しめ、だって?ああ、楽しんでやる。
俺のことを見下してくるあいつら。俺の周りに付きまとってくるわずらわしいあいつら。
俺の視界の中で嘲笑っているあいつら……。
そんな奴等に抑え付けられ、押し潰され、嘲笑われていた日々から、俺はこの力で解放される。
……そうだ、今度は俺の番だ。
今までの分を、取り戻してやる。抑え付け、押し潰し、嘲笑ってやる。
俺が満たされなかった分を、この13日間ですべて取り戻す。
――満たされるのなら、取り戻せるのなら、この俺に14日目の朝は必要ない。
登場キャラクター
キャラクター
比良坂 愛唯 (ひらさか めい) CV:東かりん
身長:159cm スリーサイズ:B88(E)/ W56/ H88

煌陽学園文学部心理学科3年生。
主人公の所属する心理学部で成績トップの才媛。
誰にでもわけへだてなく優しい、学園のアイドル的存在。
成績も優秀で理事長からの評価も高いが、学業に専念したいという思いと、博愛的な性格から恋愛に関しては疎い。
恋をするという気持ちを理解したくは思うものの、理解が進まないところがあり、心理学徒として、そして乙女として思い悩んでいる。
将来の夢は人々を癒すカウンセラー。
牧原 双海 (まきはら ふたみ) CV:逢川奈々
身長:161cm スリーサイズ:B83(B)/ W58/ H85

煌陽学園文学部心理学科3年生
人間心理学の権威を目指す秀才。非常に自我が○く、いつも自らを 高みに置き続けようとしている。
父子家庭で母を知らずに育ち、女の身で現在の地位を築き上げた理事長に憧れと尊敬を抱いている。
成績は優秀で理事長の覚えも良く、聡明ながら気取らない性格で周囲からも慕われている。
憧れの理事長の養子である主人公にだけは嫉妬に似た感情を抱いており、何かと冷たくあたる。
須賀 くるみ(すが くるみ) CV:このは
身長:142cm スリーサイズ:B74(B)/ W54/ H76

煌陽学園付属校2年生。
孤児院出身の内気な少女。
引っ込み思案でいつもおどおどしているその性格から、まるで小動物のような印象を見る者に与える。
また、その性格が災いしてか友人は同じ学年の柚木向日葵しかおらず、一人でいることが多い。
幼い頃孤児院で一緒に暮らしていた『お兄ちゃん』を想い続けており、その面影を主人公に見つけて以来、話しかける機会を伺っている。
アシュリー・スタンフォード CV:民安ともえ
身長:140cm スリーサイズ:B64(AA)/ W52/ H67

煌陽学園医学部4年生。
天才的な頭脳をもつ飛び級の特待生。
『世界を股にかけるスーパードクター』を夢見て、両親と離れ、単身日本で暮らしている。
勉学に関しては申し分なく優秀だが、日本の常識や人間関係、Hに関する知識は乏しい。
天才ゆえに他人を見下した態度をとる。が、根は寂しがり屋。
柚木 向日葵 (ゆずき ひまわり) CV:花南
身長:155cm スリーサイズ:B81(C)/ W57/ H80

煌陽学園付属校2年生。
須賀くるみの数少ない友人で、くるみと行動を共にすることが多く、その中で主人公と出会う。
性格はいたって明るく、人見知りと物怖じをしないタイプ。
学園のクラスの中でもムードメーカー的な存在。
また、他人から頼まれたり、頼られたりすると嫌とは言えない、そんなお人好しでもある。
現在は学園に通うために親元を出て独り暮らしをしている。
紺乃 暁良 (こんの あきら) CV:杉原茉莉
身長:166cm スリーサイズ:B91(D)/ W60/ H87

煌陽学園教育学部2年生。
陸上競技部に所属する優秀な選手。
プロを目指してストイックに練習に打ち込んでおり、色恋沙汰には極端に疎い。
意外と良いプロポーションをしているが、本人にその自覚はない。
男性っぽい性格をしており、そんな言動をすることが多い。
しかし、女性らしくありたいと思っているが、なにが女性らしいことなのかが不明瞭で、その事に悩み続けている。
津田 玲(つだ れい) CV:ももぞの薫
身長:165cm スリーサイズ:B92(F)/ W58/ H88

煌陽学園心理学科教授。
いくつもの受賞歴と多数の著書をもつ有能な女性。
講義内容は少々破天荒なものの、わかりやすく面白いと学生に人気の教授でもある。
性格は良い言い方をすれば大らか、悪い言い方をすればだらしない。
私生活にもそんな生活が反映していて、独り暮らしのマンションは散らかり放題だと言う噂もある。
映画やドラマのような純愛に憧れているが、ことごとく振られている。
一之瀬 さら (いちのせ さら) CV:サトウユキ
身長:168cm スリーサイズ:B70(AAA)/ W56/ H76

主人公の家に住み込みで働いている使用人。
雇い主の命令どおりに、何事もそつなくロボットのようにこなす。
何を考えているかよくわからない、無口かつ無表情の女性。
「使用人といえばメイド服」という謎の意気込みに基づいて、働く時は自主的にメイド服を着用している。
雇い主である季絵は少し変わっているとは思っているが、命じた仕事はそつなくこなすので、半ば無関心なように放置している。
主人公のことを特に気に掛けているでもなく、雇い主の養子として世話を見ているようだが…。
藤野 美奈子(ふじの みなこ) CV:御苑生メイ
身長:162cm スリーサイズ:B106(I)/ W65/ H92

海外出張中の夫の留守を預かり、神宮寺家の隣家に暮らす人妻。
非常に献身的な性格で、夫に尽くすことに生き甲斐を感じている。
ただ、夫との○○に恵まれず、
また、夫がそばにいないことの寂しさに気を煩わせている。
主人公が季絵の養子であることも知っており、
常日頃から主人公に非常に優しく接してくる。
ニア CV:萌原ぷりん
身長:150cm スリーサイズ:B72(B)/ W53/ H73

主人公の元に現れた謎の少女。
主人公に他人を操る力『繰眼』を与える。
外見に反して大人びた古風な口調で話し、
性格はいたって享楽的。
その正体も真意も不明。
神宮寺 季江(しんぐうじ ときえ) CV:紫苑みやび
身長:170cm スリーサイズ:B89(E)/ W57/ H86

煌陽学園理事長。
学園の実質的な経営者であり、主人公の義母。
若くして大学理事長の地位と名誉を手に入れた野心家にして完璧主義者な主人公の義母。
主人公を養子として引き取ることすらも、自分の慈善家としてのイメージ作りの武器として活用した程の辣腕の女性。
とは言え、主人公に義母としての愛情を注ぐこともなく、引き取った直後から主人公の存在を煩わしく感じている。
田中 健治 (たなか けんじ)
煌陽学園文学部心理学科助教授。

爽やかな笑顔を絶やさない好青年で、その性格も非常に穏やか。
普段から学生達の相談に乗ったりしていて、特に女子学生から人気がある。
主人公のことも気にかけているようで、軽くスキンシップを図りながら話しかけてくる。
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END
1人の事務員が神宮寺 雅希と性交に明け暮れるシーンより本作は始まる。
これからこうなっていくことを予言しており、言わば「フラッシュフォワード」を表現したのでしょう。「ひぐらしのなく頃に」で頻繁に出てきた。
繰眼を手にする前、ごく一般的な家庭だったようだが、事故により父と母は他界してしまった。身寄りのなかった雅希は孤児院に預けられることになったのだが、そこで「くるみ」と出会った。
「くるみ」は、こんな自分にも優しく天使のようであった。だが彼が養子に出され、きらびやかな日常はついえた。
雅希を引き取った義母は厳しく、愛情のかけらもなかった。しつけというよりは残虐な仕打ちというべきか。
と恐らく義母が引き取った理由は、子供を育てたいというよりは、慈善家という世間体を気にしてのことか。
偽りの家庭、偽りの家族愛。
そういうものに対する憎しみが絶えない。
ニアは雅希の大事な物に追加して繰眼が発動するための条件を出してきた。
- 効き目があるのは夕暮れ時(黄昏)
- 相手の名前を呼ぶこと(あだ名、名字、および下の名前はダメ)
- 命令を下すときは相手に理解できる言語を使うこと
- 繰眼は繰眼の力を宿すものには通用しないこと
- 命令する者の能力をはるかに超えると反動が来ること
- 大勢の人に命令を下す場合は1人ずつ命じていくこと
- 命令する者に恋慕を抱いてはならないこと
この条件を飲まなければ、また虐げられる日常に戻るだけ。それだけは願い下げだったので彼は従うことにした。だが、この最後の条件だけは守ることができるのか。
「くるみ」がOPにも出ていたし、最愛の人なら情を捨て去りひどいことができるのか、はたまた、情を切り捨て凌辱を尽くすのか。もしかすると覚えていない可能性も2%ほどは残っているかも?(ニパー)
いろいろと難ありそうな面子がそろった。

さて、私が選んだ選択は……?
双海
嫌々ながらも従い続けた双海だが、山下 敏昭という大学事務員を繰眼の力で雅希を仲間にしてから面持ちが変わってくる。雅希に抱いていた「良い家庭に恵まれており、文武両道な男」というイメージから「義母に操られた男」に変わった。
だが、双海自身も似たような鬱屈な気持ちを抱えており、このときから共通の敵に復讐するために行動する。
ネタバレあり
双海の父親は彼女に
母親は男を作って逃げた、ふしだらな女
であると繰り返し言って聞かせた。それこそが双海にかけられた暗示であり、彼女を自立した良い女に育てるための言葉で母親を悪人にし、牧原 秀夫の良いように操る言葉でもあった。
秀夫は双海が幼かった時期、着替えている彼女を映したビデオテープを所持していた。そういうことから、異常かつ偽りの愛を感じた。
怒り心頭な思いを持った彼女は復讐を決意する。
家に侵入し、秀夫の目の前で双海を犯すことで復讐が完遂した。
秀夫にとっての双海は特別でありながら従順な傀儡でもある。そんな彼女を奪われたので効果は覿面だ。
雅希の義母は秀夫に犯されることにより、それまでの悪行を反省した。
痛いだろ?見知らぬ男に犯される心の痛みというのは。
13日が経って、ニアは雅希の心に存在していた大事な物を奪い取り消えていく。
「魔理沙は大変なものを盗んでいきました 」のように……。
双海も…僕も、親の愛に飢えていたんだ。
そして、求めていたものの代わりに与えられたのは…
お互いに歪んだものばかり。だから…僕と双海は出会って、いがみ合い、そして…
共に復誉の道を歩いた。そんな考えに辿りついた瞬間、記憶の底で誰かがふたり、
僕に向かって手を振っていることに気がついた。けれどその姿はすぐに霧のむこうに消えてしまって、
ふたりの顔に浮かんでいるであろう優しい笑顔を
僕は思い出すことができなかった。
最後は、大事な思い出を喪失していくEndであった。
くるみ
マー君が遠くに行っちゃう方が怖いから
とレイプされた部屋にくる姿は従順な子羊のようだ。
ハイサイソックスが妙に質感があって、もう好き♡
くるみは1人暮らしをしているらしく、人恋しかったようだ。
だから、雅希に言われるままレイプの苦痛にも耐えていたのか。
だが、人恋しくて雅希が喜んでくれるならと奉仕する彼女もどこか愛着障害を抱えているような気もする。くるみは孤児院で育ったので、奉仕する関係にはすごく敏感に反応するのか。
13日が経過して、雅希の繰眼を消失させたニアだが、しばらく事の経過を観察すると言い残し、しばらく踏みとどまることになった。
なんでも、ニアの予想通りなら面白いものが見れるというのだ。
ネタバレあり
ニアは雅希の大事な物として「どんな時にでも怯えたように過ごしており、誰にでも優しく、人の思いに敏感だったくるみ」を奪い取っていった。
代わりに今の「性に放蕩な性格でありながら、一途に雅希だけを見つめる存在」が生まれた。
ついでに、繰眼をくるみに渡したニアは
須賀くるみ、貴様からは…お前の愛していた神宮司 雅希をいただいていく
と言い残し去っていった。
このEndは、過去に愛していた家族同然の女の人がこうも容易く快楽の渦に飲まれていく様子が心地よかった。
同時に、13日が経過したときには、抗い続けた記憶も飲まれていき、消失してしまうのを想像すると哀しくなった。
獣と化した物がただ一心不乱に交わり合っているのを想像すると、もうそれらには理性なんてものはなく己の快楽にのみ焦点が当てられているからであり、それは人間とは言えない。

ま一くんつ、女の子は…好きな人の為なら…
どんな風にだって変わることができるんですよ♥」
と言った彼女。
繰眼を使わなくても十分に手懐けることはできたのに、なぜ繰眼をつかったのか。
恐らくそれは、「女性に対する恐れ」があったのではないだろうか。
雅希は義母に育てられて以降、愛情に乏しい少年時代を送ってきており、どうやらそれが自分自身の弱点だと感じていたようである。そこに突如、現れた繰眼の力を授けてくれる存在に出合ったら、女に愛されない自分から脱却し、新しい自分に生まれ変わりたいと願うのもまた自然なこと。
だが≪ネタバレあり≫の方でも書いたように、その計画がとん挫してしまった。
まるで…女郎蜘蛛が罠にからめた獲物を、
少しづづなぶり殺しながら食べていくように…。
これは、テキストボックスで蜘蛛の巣が描かれていたことや主題歌の「spider」が楽曲として採用されたのか何となくわかった。
アシュリー
雅希は女性不信なのか極度に女性の会話に咄嗟に反応する。だが、そんなやり方では繰眼の力を欲したくもなる。
パパになついていたが、それを潔くは思わない性格が災いしてか、繰眼の力で欲望を解放した。
途中のスカトロなシーンはプレイヤーには液状に見えるが、雅希やアシュリーには固形にみえているらしい。規制のためか。
13日が経過する頃合いには雅希のことを「パパ」と呼び、主にアナルセックスを愉しむほどに手懐けてられていた。
そして13日が経過して、恋愛の禁止を破っていたことをニアから聞かされて狼狽するとともにあまりにも滑稽で噴飯してしまう雅樹。
だからもう一度聞こう。
罪を犯したのか。恋愛の禁止という国民の総意に基づく刑法を犯したのか。
法の場人である特別高等人が罪を犯したのか。
(『車輪の国、向日葵の少女』より法月将臣)
を思い出した。
さて、迎える結末とはいったい?
END
懸命に好きではないと証明しようとする雅希に
「アシュリーの存在を奪っていく」という罰を与えた。
義母の家に帰宅すると、メイドからは家を追い出され、大学の講義を受けても、まるで自分がいないかのように時間だけが去っていく。
雅希はいなかったことにされたのである。
だが完全に幽霊みたいに存在自体が消えていなくなるわけじゃなく、無関心になるだけのようだ。たとえて書くと、『ドラえもん』に登場した「石ころぼうし」みたいなものか。
現に、アシュリーと連絡を取って監禁・強姦までする。

彼女は拘束され、結婚式を挙げる。だが、実感のないただの儀式そのもの。おうちに帰りたいという夢を見ている彼女。
父と母によって救出される描写があったので、その夢は叶ったにせよ、痛々しい。
だってずっと彼女は、目の前にあるこの光景は夢幻であり、その念を心に秘めていたのだから。
このゲームのタグ付けを「鬱」にしたのは、このルートをプレイしてから。
というのは雅希が自分を見失い、自分が大好きだと思っていたであろうアシュリーの身体の自由を奪った。その上で最後に待ち受けるEndは誰も救われないEndだからである。
主人公を無視することになったことでアシュリーに依存していくことはまさしく、「好きだった証明」になる。そういうことを踏みしめてこれからの人生には大いに生かしていってほしいものだわ。
向日葵
等身大の自分を見てくれる存在を欲していたようだ。
繰眼の力を行使された向日葵が雅希により淫らなこと強要されたことは知る由もない。
友達を作るためにどのようにしていた?との問いに
みんなが頼ってくれること、頑張って聞いてあげるんです
と答えていたあのころの向日葵はもういない。
繰眼の力によって彼女は純真無垢でありながら、他人に嫌われないように必死に自分を偽わり続けていたのだが、後半では雅希のブツにしか興味を抱かない存在へと変わってしまった。

向日葵の変貌
End
向日葵に対する熱情を抱えたまま13日が経過した。
雅希は
誰かを信じても、裏切られるのが落ちじゃないか
と言っていたし、この関係は使い終わったら捨ててしまうオナホールみたいに思っていたのだろう。だが、日々身体を合わせていた彼女のに目をやると、心の片隅にしこりのようなものがあった。
雅希と向日葵は心のよりどころを探していた。向日葵は心の居場所を求め、友人や家族すべての人間関係を断ち切ってくる。一方、雅希は自分の義母から教育虐待なるものを受けた経験から、やはり心の居場所をずっと追い求めていた。そんな2人が出会い、恋に落ちるというのもまた自然道理であるのか。
当然、その思いは禁足事項。だからニアは「あること」をして終幕。と言ってもグロやスカのシーンはない。
壊れた向日葵は性的な快楽を求める「ある種の道具」となるEndだった。
向日葵は、たった一つの居場所が欲しくて友人関係を築く。
だが、そんなもののために作られる友情など簡単に壊れてしまうのではないかと思えてしまう。
そんな友情関係は偽物であり、偽善のために作られた偽の友人
と諭された。
繰眼の力は、心のどこかで思っていたことにしか効力を発揮しない。
とすれば該当するところが彼女にあったと思うと、何とも言えない複雑な気分になった。
偽の友情、利害が一致しての友情。
それを覚えるのは大人になってからでも遅くはないぞ。
暁良
陸上部の彼女はしつこく入部を推し進めてくる。
だが、それだけで繰眼の力を使うほどのことか?
自分のことを「僕」と呼ぶ癖が治らない。それでも「女の子」として見られたい欲望が、雅希の抱いていた自分だけの玩具として使いたい欲望と巧い具合に合致する。
- ネットカフェに行き、アダルト掲示板に雅希と暁良のセックスを生配信した
- 服を買いに出かけ、繰眼の力を男性店員に使い男2人で女1人をハメた
- 男子部員皆で犯し尽くした
などの行為をした。だが、思うようにならなかった暁良ので雅希は捨てるという行動を取った。使い古されたオナホを捨てるかのように。
向日葵ルートでも確かに捨てたのだが、対して暁良は愛着のかけらもないようでありヤリ捨てられた。
何が彼女をそこまでのことをさせたのか
もちろん、繰眼の力と言うのは大きいが、それ以上に彼女の過去に答えはあるのではないかと思う。
早く成熟した女になろうとするわけは、幼い時、裸を見せないと遊んでやらないとせびられていたからだ。
それで彼女の自我が壊れ、男を極端に恐れを抱くようになってしまったのではないかと思った。極端に恐れるがあまり、客観的には事実でないことであったとしても事実として曲がった見方をしてしまいがちである。
そこで、曲解を出してしまったのだろう。
幼児体形のままで大人になりたくない。もっと体を鍛えて強くならないと
みたいに。
もちろんこれは僕の考えであり、彼女自身から言われたことがなく、事実無根だと言われればそのようになってしまう。
彼女の全力疾走は誰にも止められなかった。
玲
講義に提出するレポートの作成課題の相談に乗る傍ら、理事長の子である雅希と禁断の恋に落ちる。
実母の面影を玲に投影したが、実際はどうなんだろう。
歳相応の女性が周りにいなかったのかもしれない。
だが、問題は歳相応の女性がいなかったことではなく、面影を彼女に投影してしまった事実にある。
というのは、雅希の思うままに動く愛玩動物として躾けたい欲望はニアと契約が終わった時からすでに破談に近づいていた。
いや、「出会い、越えた時点」というべきか。
End
実は、決して愛してはならない女性だったのだ。
雅希は繰眼の力を手にしたので天狗になっていたのだろう。盗聴、盗撮、及び発信器で後を付けられていると確信してから、雅希の思いは有頂天から恐怖に変わっていくのを感じた。
なぜなら玲にとって僕は、唯一無二の理想の恋人。
恋に恋しながら思うように愛を得られず悶々と
していた彼女の前に現れた、王子様なのだから。
手練手管で雅希は玲を罠に掛けようとするが逆に罠に掛けられたのは雅希だったのだ。

終幕では、玲は大学の講義のする傍らで、雅希を自室に監禁、拘束し快楽堕ちとなるEndでああった。
ミイラ取りがミイラになるというが、その言葉をそのまま表現したようなEndで、かなり見応えがあった。
近年では、男女を立場が逆転するような作品をプレイするのは少なくなっており、そういう要素を組み込んだ作品に出え合えたことは幸運なことだと思った。
さら
物語の真髄を見ることができる。
では早速。
鉄面皮な表情をしている彼女に
化けの皮なのか、それとも本当に感情が乏しいのか
みたいに少し失礼なことを心の中でつぶやく雅希。
そんな様子を見せるさらに、雅希は繰眼の力で以って思いの丈をぶちまけるように命令する。

「雅希さんの…ペニスを女性器に挿入してほしい、私を力ずくで組み敷いて強姦して欲しい。…と考えていました」
なんかすごい子がいたものだな。
次に、さらは神宮寺家に仕えているのかと言えば
- お金ではなく虐げれあれるのが好き
- 拘束された上で苦痛に陥れられ、恥辱にまみれる
というのが好みだという。
End
ニアのことを知っているようであり、しかも真名を知っている。
シルバー…ブルーニア
さらは、ニアのことをすでに知っていた。ニアと別れのときに雅希の故・両親の写真を差し出すことで一難去っていった。
亡くなってしまった人にいつまでも執着するものではないということなのだろう。

眼下で2人の牝が、本能の限りを尽くしている。
その様子を睥睨しながら最高の征服感を覚えていた。
雅希は彼女の思いに添って拘束プレイで犯し続ける。
だが、もう少し印象に残るシーンもあればよかったかも。
ぐちゃぐちゃにレイプされるのが好みなら、両手両足を切り落とされた状態にして性交するというEndがあってもよかったとは思う。
腋毛を手入れをしていないところもメイドとして他のことは考えていないという意思表示が垣間見えてポイントが高い。
美奈子
単身赴任で旦那さんがいなくて、寂しいから挨拶をしてくれるのだと自分勝手な理論を展開する。
単身赴任であった美奈子にみだらな行為を強要する。

順風満帆な美奈子に性行為を強要する場面では背徳感や征服感がすごく伝わってきた。
僕は昂奮したというよりは、雅希が早くお縄にかかるのを楽しみにしていた。
だがEndでは違った装いを見せていた。
End
単身赴任から帰った美奈子の夫に繰眼を掛け、邪魔な人を従わせることで肉欲の限りを尽くす。
フェラを強要したり、ナスやキュウリを膣内に挿入し、その愛液がふんだんに含まれた野菜をサラダとして夫に提供させた。
さらに、寝ている夫の上に載ることにより、疑似3Pを繰り広げてみせる。
雅希の義母や美奈子の夫も加わることで、Wセックスのシーンもあり、なかなかボリューミーだなと感じた。
また、欲求の限りを尽くし終えたので13日経過した後、ニアは大事な物を奪っていくことは叶わず、妥協案として人であることを奪っていった。
雅希にとって、もうすべてを手に入れて満足したからこそたどりついた涅槃の境地だろう。
理性という檻を捨てたので、より一層肉欲を尽くす。その欲が無くなるまで。
…楽しいじゃないか。
恐れるものがない世の中を好きに過ごす。
渇いたまま、満たされることがなくても。
満たされる器すら持っていなくても。構わない。…それで、構わないんだ。
今、この瞬間が楽しければ。
その楽しい瞬間が連続しているなら。
愛唯
モテるのに恋人がいなくて、告白に対してはいつもあいまいな返事をしている。
そこで繰眼の力で愛唯と雅希は恋人になる。
このゲームの中では一番自然な流れだと感心した。しかし、この流れだと少し変わった純愛系のエロゲ止まりかしら。
屋上に設置されているフェンス越しに性交する。
「さよならを教えて」高田望美ルートでもあったわな。

余談ですがこの時期に投稿していた記事は、画像が多くあるので編集していこうかなと考えております。
もしかしたら、なにか…抵抗する為の手段だって
あるかもしれない。普段だったら、抵抗できなくても構わないだろうと
僕は流されていたに違いない。しかし…それはそれで面白くないような
それ以上に恐ろしいことのような気がした。
それでも別に構わないじゃないか…。
今が楽しければ、限られた時間の中で今までの分を
取り戻すことができれば、それでいいじゃないか
葛藤が垣間見える。
さて、愛唯ルートでは恋人同士になってから幾数日。
- 膣内射精
- 膣外射精
の選択肢で分岐が分かれるようだ。
End①
全てを受け入れてくれた愛唯の気持ちは虚像であった。そしてそんなことを考えて
「比良坂愛唯、君は…僕の繰り糸から解き放たれる…
そして…比良坂愛唯、僕が繰眼の力で君のことを
繰っていた時のことは…すべて忘れてしまうんだ」
と命令するが、神が赦してもニアは許さなかった。
東奔西走していたが、それは全て無駄というべきか。
愛唯は、せっかく雅希が蹂躙された記憶を忘れるようにと繰眼の力で命令したが、記憶は消し去ることは叶わなかった。
貪るように彼の男根をサキュバスとでも言わんばかりの風情で性交を求める。その傍ら
あの黄昏の朱の光の中で、愛唯を堕としてしまった
僕が償わなければならない罪。それがいつ償われるのか、この生活がいつ終わるのか。
僕にはまったくわからなかった。そして…それがどんな終わり方を迎えたとしても、
もう、そこには幸せなんてものは存在しない。僕は、そんな諦めと後悔の中で、愛唯の秘裂にペニスを突き立て続け
る。そのことが償いの証であるように。
本能の発露でも快楽を得る為でもなく、
愛唯を癒し繋ぎ止める為に。
として、自分が繰眼の力を持たなければよかったと後悔する場面で終わった。
End②
ゲーム起動画面が変わった。

偶然、町で出くわした田中先生が奇妙な日記を落としていた。
この時から雅希はニアが人間ではないと予想を立て、欲望にまみれた人間を陥れるために甘い汁を与えたのではないのか、という疑問を持っていたが、この日記を見てから疑問から確信に変わったようである。
一般人なら見落としていたであろう文字に目が釘付けになった。
真名を知られると消えてなくなってしまう。
雅希
「ここまでだ!
『シルバーブルーニア·ネフィア·クラヴァータ』 !! 」さあ、僕の前から立ち去れ !!
ニアの居なくなった世界で雅希と愛唯は永遠の愛を誓い終了。
ニア
貴様が女を犯さないから、わたしは腹ペコなんだ
と、幾日も女と交わろうとしなかった雅希に言う。
ついにしびれを切らした雅希にフェラや強引なセックスを強いるシーンがあったのだが、自分が女を犯すだけの力を奮い起こすには勇気が全然足らなかったようである。

ニアは契約通り雅希が最も大事にしているものを代償として奪うと宣言。
盟約であったので規則は規則であり、繰眼を使おうと使わなかったとしてもそれだけは変わらない。
End
雅希はいつの間にか「ニア」のことを想っていた。
ニアは雅希の一番大事にしている存在を奪っていく。ということは、ニアを奪う(=殺す?)ことにならないかと思った。実はニアが人から好かれ、力を失うと人間になってしまう。
ということで、この13日にも及ぶ長い長い蹂躙劇を終える時が来た。
Bad End

ネタバレ
雅希の両親が巻き込まれた事故を起こしたのは、神宮寺希江である。
乱狂になってしまった雅希は現実か虚実なのかが分からぬままに
- 「部屋で終のときを迎える」
- 「希江をを犯し続けるEnd」
最後は積もり積もった恨みの念を晴らすことができたがあまりにも代償が大きすぎる。
だって、人間を形作っている構成物質として命と精神が挙げられるが、ニアが奪っていったのは精神なのだから。
雅希は生ける屍となるEndだった。
のかの2つがあった。
こぼれ話(ネタバレ含む)
ニア…こういう謎めいたキャラは、テラべっぴんのサリーみたく親玉にすべてを牛耳られているのかと思ったら別にそんな描写もなかった。

ただ彼女は500年近く地球に生息しており、人間が最期のときに藻掻く様を見物するのが楽しみであると語っていたし、上位の存在に行動を報告し、人間の浅しい知識を知らしめていた構成員だとすれば話がもっと色付くのかなと思った。
あと、田中先生の持っていた日記はどこから手に入れたんだろう。
古書店で見つけたのか、あるいはもともと何かを知っていた?
若しくはただの趣味?
さらがニアの名前を知っているらしいことを仄めかした。
- 神宮寺希江に繰眼の力を宿させる
(繰眼は繰眼の力を宿すものには通用しないことなので「宿していた」という人は除外できる) - 事故を起こされた被害者を装う
- さらは何らかの形でニアの正体を見破った
この何らかの手段が分からない。
さらとニアは結託していたからではないのか?
だとすると、希江がさらにあのような行動をするわけが弱みを握られていることを逆手に取ったということなら巧く消化できそう。
事故を引き起こして殺害したことを警察に密告したところで揉み消してやるとか、あとは社会的立場の低い者が言ったことを多分上位にいる人なら揉み消すことは容易く、そういうことなら神宮寺の仕えるメイドとしていた方が賢明と判断したのだろうか。
起こしたように見せて実は、何者かによって繰眼で操られたのか?


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