間違った選択を取ってしまったようなので、今回は
兵士の言うことに従順であるべきだ
と思うに至ったのでサルテはマリーの対して何を言わずにただ傍観しているだけであった。
凌辱ゲームでは、女性に対する嫌悪や同性愛者を排除するための集まり、すなわちホモソーシャルをどう簡潔に、そしてより残酷に描き切るのが肝となってくるんじゃないだろうか。
そういう意味ではこの『サルテ』は成功を収めている。
散々犯された後、精液を落とすため沐浴する
何も言えずに傍観していたサルテに対して怒りの心情も見せないマリーにどれほど救われたのか。
また、次は心配だからという理由でこの城に戻ってきてはダメ、と警告をして終わった。
ここで必要とあらば仲間を傍観してその場をやり過ごすことで、女王様も1人の人間なんだと自覚させる必要があったわけか。
