【吐月・文鳴共通ルート】鏖呪ノ嶼 【End】

CLOCKUPエロゲ
このゲームは、吐月 完と文鳴 啾蔵を一章ずつ読み進めることでEndを迎える。吐月編と文鳴編に分かれているが、どちらだけを進めることは許されず、小説のように読んでいかないといけないということか。1キャラを攻略すると実質、クリアしたも同然と高を括っていたLOVELY×CATIONのようにはいかない(僕はフルコンプリートを目指していたので少々時間がかかったが……)。でも、大体のところはそういうゲームなんだが。
呪術と仏教、陰陽道の知識や、古代の日本で培われた刑法が胸に沁みる。でも呪いで殺す行為は昔の日本から続いており、見つかれば刑罰を受けた。現在ではその呪法は亡くなった、というか跡取りがいなくなったのが正しいのか……?
またエロシーンは、ほどほどにある具合であり、偲と吐月のHシーンが気に入った。他のキャラクターは性風俗やそれに準ずることで、金を払ってしてもらう行為であり、それにはいまいち現実味がないというか。
グロいシーンもカノ以外ではなかった印象。まぁ、リョナラーなら物足りないかもしれないが、僕は違うので。
違う。断じて違うのです。
誰かを怨み、呪う。この世のどんな弱者にも、等しく残された最後の情念
という言葉が気に入った。

ED主題歌:『過去は灰に、未来は塵に』
歌唱:AIRI KIRISHIMA
作曲:おじさん
作曲:長月 桂樹
MIX,マスタリング:ほたろと
となっている。
誰一人として聞いたことは無いが、「おじさん」の破壊力…w
シミュラクラ現象を思い出させる紙垂には呪いが込められていた。紙垂の呪いは因果を結びつかせないと効果を発揮することができない。したがって、暴力団員、荒忌Aは敵対する暴力団、藤岡Fの巨魁(Fの父親)を呪殺するため、呪術師Tの因縁を作り出す。報復を恐れた暴力団員AはFの父親を殺すように呪術師Tに命令し、呪殺することに成功した。それにより頼りにしていたおやじが亡くなったのでF。
所属する暴力団の娘(三田村 華音)の行方を凄惨な拷問で以ってFに吐かせたのだという。ここのシーンは省かれていたが、グロテスクな拷問がされたのだろう。ペンチとか鍛冶屋で使われる小道具がそれを物語っている。
OPムービーは呪殺ということで少々悍ましい。ちょいフラテルニテと似ているような気もする。
呪物であり、人の顔のように思える紙垂の装いに何故だか言いようもない恐怖を感じた。
中央の星座をして頓挫している人は中性的な男の人かな?と思ったら女性でしたね……。
瀬戸内海にあるという孤島、「申仏島」。
そこに売り飛ばしたとされるが、Tは再びあそこに行くことになるとは因果を感じる、みたいなことを述懐していたので、過去に行っていたのか。そこでは一体どんな物語が紡がれていくんだろう。
そんな島では売春が盛んにおこなわれており、官憲も多額の賄賂で手足も出せない。そこを陣取っているのが二ツ栗一族である。
裏の顔は、呪殺ビジネスだという。潤沢に配るお金の元を辿れば、宗教法人と騙り「お布施」と題してお金をいただくという寸法になっている。呪殺したいと願う人が呪殺される対象に対して恨みを抱えており、怨念を晴らすための一種のwin-winな関係性。有無を言わせない響きには、雪辱を果たす仇討に何の意味もない、などという言葉は通用しない。そこにあるのは、何が何でも殺したいという本能からの囁きである。
親の顔はおろか、名前の知らないカノや、呪術を掛けられて自らの命を喰い尽くす「鬼」が背中に彫られている女性、火蛾 忍。その呪いは、他人の命を生贄として差し出すことで幾分かの猶予は与えられている風だった。母親を殺されて自らの身体に呪術をかけた相手を殺すために殺し屋になった。
軍神島と呼ばれる場所には、青沼シズが黝ヶ淵(ゆうがふち)に沈められた時の慰霊塔が立てられている。二ツ栗 晴茂の妾となったが殺してしまい海に沈められたのだとか。怨霊となり果てて一族を呪い殺そうとしたが、蒔山太夫の呪物によって生贄は必要とされたが、一応の所では解決した。遊女が島から抜け出そうとすれば、死よりも恐ろしいことになる。女が入ったら最後の嶼。

宗孝
「『契約』には、どんなものにも呪術的な力が介在している。
捺印したことで契約書は完全となり、その効力が働いた。島の外との“縁”が出来てしまったのだ」
この島を中から改善しようとする珠夜に対し、宗孝は島から脱出したいと考えてみたい。
島を珠夜と一緒に出ていきたがっていた宗孝は、珠夜に仕える不二彦の親である塔婆 彦松いらい64年ぶりの祟り殺しである。
二ツ栗菊乃には秘密裏に隠してきた事実があった。
流子という女性は、宗孝と双子として生を受けたが、病弱であったため隠されて育てられた。流子は体が弱く出産してすぐに亡くなった。
月夜は、兎口 姫奈の母親違いのお姉さんらしい……。

吉延。
一族の趨勢を傍観していたようだが、やるせなさや失望感ではなく、ただの無である。
実権は菊乃が握っていた。呪術を用いる事にも我関せずというわけだ。だが吉延は多分、心の奥では何か菊乃や流されるだけの人たちや、自分に思うところがあったのではないかと思う。
病臥に伏せっているのだが、鬱積されていた思念が連なり、おためごかしの様な妻にしたことで、よりその傾向は強くなるのでは無いかと思った。
祖父である老齢のニツ栗嘉右衛門と、当時二十代である後妻の菊乃が生まれたばかりの赤ん坊を抱いている写真。
背後には父の吉延も映っていた。父は子供の頃から病弱だったために線が細く小柄で、学生服を着ているせいもあって少年のように見える。
赤ん坊は生まれたばかりの宗孝であるのだろう。だとすれば、昭和29年に撮られた写真であるはずだった。
ここで、凄惨な軍神島に送られた女(カノ)のことについて触れよう。

軍神島では、さきの戦争で脳機能障害を患った晴茂の霊が今尚、猛威を奮っている。
連れてこられた女を犯し、四肢切断し、咀嚼した。なぜかその時に蛭も同じく蝕み始めた。
便となり排泄されたが、また元に戻ってしまう無限地獄に落とされたようだ。
これを救う手立てはあるのか、ないのか。

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