三大奇書『黒死館殺人事件』を読んだ感想

呟き

興味本位で三大奇書『黒死館殺人事件』を読んでみた。

なるほど、遺伝子情報が病気のトリガーになったと。すみません嘘つきました。なるほど、よく分からん。

ちなみに三大奇書とは、『ドグラ・マグラ』、『虚無への供物』と本書の『黒死館殺人事件』のことであり、刊行から数十年たっても今なお読み継がれる読む人を選ぶが、人によっては惹きつけられる作品のことだろうと私の中ではそう理解はしている。

法水は、実をいうと犯人を突き止めておらず犯人が自決してしまった。多分、犯人を最初から捕まえる気がなく、蘊蓄を衒学したかったのではないかと感じるほどである。

犯人が自殺したらいかんでしょ。ノックスの十戒には抵触はしないが、ヴァンダインの二十則には抵触するのではないか。これもアンチミステリーの金字塔と呼ばれる本書ならではなのか。

閉幕(カーテンフォール)。

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