ATTO TERZO SCENA 2
司目線になって物語は進行していく。
でも、鬱ゲーというよりかは、人と人の縺れ合い、歪な関係性が今の時点で思えて来た。
ここのスーパーは使わしてもらえる?と聞いてきた、元警官を含めた4人の信徒たち。
当然、拒否するが、拒否の仕方が悪かった。
同じ道すがらに立って話を聞いていた司の同朋は、こっちだって困っている。悪いが、そっちは違うところにあたってくれ、と言った。
続けて
君等は露でも食ってたらいいんじゃないのか?
と言う。
ますます、大智の会の人と仲が悪く、競り合っていくんじゃないのか、と思った。
何かのフリか?
伏線とも言うが……。もしかして、顔が分からなくなるぐらいにぐちゃぐちゃにされるとか?
いや、予想だが。
当たってほしくない予想。
囚人のジレンマというものを思い出す……。
結局、情報が入ってくることは無いので、憶測でしか物事を推し量れない。
となってくると、集団としては最悪の、奪い取りという選択をせざるを得なくなる。
奴らを放っておくと、大変なことになる、と嘯く拓馬。
相手の宗教団体も同じようなこと言っているはず。
夜に校舎でピアノを弾いている方ですよね?と小池 希美は司にと問いかける。そして、幽霊が出るという噂で聞き、彼女もまたそれを信じ切っているようだった。
そんな姿は見ませんよ、答える司。
もしかして、拓馬がいつか見た夜の校舎で見た、柚香にフェラチオをさせるシーンがあったが、これのことなのではないだろうか。
不潔な裸を纏った女性と、希美は言っているし……。
柚香さん=幽霊説が浮かんできたね……。
これの予想は外れていてほしい。
