上位貴族によると、人類は滅びる寸前のところまで差し掛かっているようだった。
それは、自衛隊や各国の軍隊の機能を消失されていることに他ならない。
食料の調達に行ってくる、と上位貴族は言い残し去っていった。
食料かあ。
これは、人肉だろう…
味付けが濃いことから、おそらく隠ぺい工作を図ったのだろう。
うわうわうわうわ
本当に人肉だったのかよ…
溶けた男は、人間ではないが近い存在である、とか言っていたことを思い出すと、近しい≠人間なので価値観などが違うのかもしれねえ…
美亜の食べてきたモノは人間だったものだ。彼女の記憶を保持しているときに、ハンガーストライキみたく食べなくなり、餓死するんじゃないのか。
1ヶ月ぐらいはかかるが…
門まで一気に駆け寄る。
逃れられない運命に泣きそうになってきちゃった。
終わりのない電撃地獄。
手を離せないよう魔法でも掛けられているのか或いは、体の筋肉が動く原理は電気信号で動くことで一般的に握る方向に力が加わってしまうというので、それが関係しているのか。