
開幕開幕。
図書館広っ!
趣味は読書とJ-POPを聴くことらしい彼女。
成績優秀で身なりも充分すぎるほどに整っているが深窓のお嬢様というわけでもない普通の女子高生、という印象を響は持った。
ヒップホップ系のことをB系っていうんだ…初めて知った。
いつどの店に行くかで見ることのできるシーンが変わるので、それがこのゲームにおける長所でもある。
まるで人生という縮図をプレイしている感覚。
儚げな雰囲気で屋上に行く天ケ瀬産の姿があり、ついて行ってみることにした。
図書室と屋上…2つの共通点とは何かね?
「さよならを教えて」というエロゲーでは標本箱とカラスということだったかな。
「俺たちとは住む世界が違う人間」
隣町に大きな病院があり、彼女は院長の一人娘との話らしく、英才教育を受けて育てられた。
儚げに見えたのは気のせいではなく、れっきとした理由があってのことなのだろう。
医者の子は医者に。
政治家の子は政治家に。
解放感
本はいろんな世界を自分に至らしめてくれる。
屋上も開放感があるから好きなのだという彼女。
だが、それは現実から目を背けただけであり、本あ風景から目を反らすと実に雑多な世界が見えてくる。
そんな世界が嫌になり、ついに自分の世界に逃げ込むことにした響。
もしかしたら、2人は意気投合しそうかな。

私服姿の天ケ瀬さん。
やはり、「お嬢様」だな。
学校ではうまく周りと取り繕っていたとしても、家では深窓のお嬢様のごとく扱われているんだろう。まるで響に腫物に触れるような態度で接してきた優希の叔父さんであった。
一筋縄ではいかないストーリーやね……。
