自分の命を優先すべきであって、天願の命は二の次にしておく。
合理的だろうし、人はそっちの方に流れるものだわ。
だが、あいらは電話には出なかったので仕方なく照は、麻奈美とともにターゲットを斃しに行くことにした。
６６番（シックスティシックス）
命からがら幽霊に持ってきてた獣で撃っている照だが、充電の残量が残り5％なので当然気分が悪い。どうしようかと思っているところにこの人が代わりに幽霊を斃してくれた。
オートマトンらしい彼は悠長に自分の身分を明かしてくれた。
天願はジプシーQに捕らえられそうになるところを、何とか逃げてきたようであり、難を逃れてきたようであった。
運営側がなぜ天願を狙っているのか分からん。
前回のEndで監視されているらしいことが判り、学校などが終わる時間やバッテリーの残量を見越してミッションを追加してくる運営側もかなりのやり手だな。
まるで、生きるために一時しのぎで幸せを与えられるように感じた。
はい、選択
弱そうに見える日本兵らしい人物が今回のターゲット。
流石は元日本兵。日本刀で彼らを一瞬のうちに破滅へ追い込む。
すかさず照は運営側にチャットで、助けてほしい、と懇願する。
と言ったところで今回は終了……。
なんで照ばかりが狙われるのだろう。前回の時もそうだったので、何かしら理由があるのだろう。
充電が切れかかり意識が亡くなった時に、頑固に考えを変えない運営だったが照の名前を持ち出した瞬間ミッションを出してきた、という。
しかし、照の私生活を鑑みても特に抜きんでて何かに関わっているとは思えないので、特権階級を得たが自身の記憶が消されて今の状況にあるんじゃないかなという思いがした。
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