美緒
弓道部に所属しており、純粋に弓道が好きな様子であった。
徹のすっぽり抜け落ちている記憶についてはいろいろと情報が錯乱しており判別できなかったが、夏祭りの記憶が元になっているのか。
それが一応、分岐点にもなっているのかと思った。

お嫁になるか、奴隷になるか。
付き合い始め順調に進む徹と美緒だが、キスをするところを陽樹に見られてしまい、もしかして一生このままの関係が続くのかと思った。
ぎくしゃくし始めていた仲間に対して夢の中の少女の選択肢。
お嫁になるEnd(過去を変えない)では、2人は付き合っていなかったことになる。美桜は別に徹のことを意識していなかったし陽樹もしかりである。
夢の中で望んでいた言葉
最初から好きになんてならなきゃよかった
を思い出し、自分が蒔いた種なんだと思い、唖然とくれる主人公。
僕の大学時代を思い出す……。
好きな人がいたんだが、やはり口説くみたいなことはできずに、結局何もできなかったときに思ったことは、まさしくこれと同じ、出会わなかった良よかったのに…という想いだった。
ちょっと青春の日々を思い出してしんみりしちゃった。
最初から好きになんてならなかったらよかったと徹は言ったが、それに刹那は
そう思うことで、おにいちゃんはただ楽になりたかっただけじゃないの?
おにいちゃんは彼女の未来を狂わせた自らの罪から、背を向けようとしただけ
と叱咤激励。これを功を奏したか、現実を認識して遂には美緒の徹に対する思いを取り戻すことに成功した。
美緒と陽樹の関係は、別に心配する必要もなく、幾数日が経った日のこと、話し合いの結果、無事に元の関係に戻ったみたいだ。
実際、美桜は陽樹のことを、陽樹は美緒のことをそれぞれに思っており、お互いが言い出せなかっただけのようであった。
奴隷になるEnd(過去を変える)では、刹那という夢の少女が警告を言ってくれたのであるが、徹はそれを拒否。

陽樹
弓道部に所属しているが幽霊部員である彼女は徹にバイト先までは一緒に行くよと言い、2人はそこから始まるのである。
彼女は徹と優衣が両親の原形をとどめていない遺骸を見てショックを受けたが、彼らを優しくまるで母のように慈愛に満ちた笑顔で抱きしめてくれた。両親のことを思い出し、フラッシュバックしていたときも優しく抱擁していたみたいだし、ただの暴力女とはわけが違う。
僕っ子属性だが、それは架空であり、本当は人一倍女の子になることを憧れていたんだろう。
わたしには化粧は似合わないのだから化粧はしない。高校生は化粧はNGだがそこらへんはまぁ、ゲームだから…ね?
映画では、ちゃんと徹の意思を尊重し行動するところに好感を持てた。
好き会っていた二人。
だが二人は徹を中心に仲間は結集していたようであり、それを周囲の人に知らせてしまうのは結集していた仲間が分離してしまうのではないかもよれる発言。どこまでも周りの人を気遣って仲間の意志を湛えてのことなのか。
彼女の家庭環境は中間か中間の上であったにも拘わらず、バイトを探していた。その理由も納得しているが自立するのも無理ではないかとあきらめの境地に差し掛かっているような気がしてくる。
徹は、優衣や美緒、陽樹のことをもう一度振り返ってみて、これまでのことを思い続けてきた。
特に妹の優衣に関しては、両親が亡くなって以後、兄らしいことは何一つできておらず、どこかに出掛けていきたいと願うことも許されていない状況(徹の世話)をどこか、甘んじて受け入れるような雰囲気もある。だが、本心では友人たちと一緒にどこかに遊びに行きたいのではないかと思いを巡らす徹。
また、陽樹は必死にできることをやろうと藻掻いている。
そこであの選択肢。
両親が健全だったらと願うが、その結果は目に見えている。その願いは叶い、その存在すらも無くなってしまった。
事故で両親を失ったときに抱きしめてくれたという事実はなくなり、それがないとすれば、必然的に陽樹との絆が無かったことにつながる。
代わりに陽樹に待ち受けていたのは壮絶な体験であった。
ショッキング注意
これはきつい。徹の現実に向き合わずに、健全だったらどうなるのかを希った結果がこうなるし、記憶を改変できる能力もの事故があって発現したらしい。その事故が無かったとすれば、能力の発現も当然無かったようになる。
その様であり徐々に陽樹についての記憶が両親の親や自分自身から無くなりつつもあったようだ。
もうきっぱり忘れてしまおうと思った徹はそのことを陽樹にに話す。ここで
「………さい」
と聞こえた。
少しだけウルっとした。
両親や優衣の温かさや優しさに触れつつも再び、あの日々に戻ろうと決意する。
ここら辺でも心の琴線に触れた。
一方、もう一つのEndでは、陽樹まるで家族かそれ以上の関係を持っていると仄めかされた。最初こそ、困惑していた徹だったが、徐々にその世界に慣れていき……。
優衣は今までにない表情で
「今度は」陽樹さんとそういう関係になったんだ、ま、せいぜい残りの時間を楽しんでね
という捨て台詞を吐いてその場を後にする。
そういえば、事故で両親を失ったあの日、一緒にいた優衣も巻き添えになり意識不明になったという。若しかしたら徹とは違った力が目覚めていたのかもしれませんな……。
そして、狂ったような笑い声をだして、恰もこの世のものはすべて俺のものだとでも言いたげな風情を醸しだして終わった。
C.V.は天天
天天さんは「さよならを教えて」に登場する高田望美を務めていた。
いや〜懐かしい。
優衣

交通事故で両親を亡くした時からずっと支えてくれていた妹。その妹にずっと無理をさせていたのかなと述懐する場面があり、兄妹というよりは親と子、もしくは夫婦のような関係という様に感じた。
無邪気に笑う姿の裏では、エロゲにありがちな陽樹や美緒に対する嫉妬を抱えていた。
また、兄への思いとは裏腹に、現在進行形で何かを模索しているような気配もしてきた。それはおそらく、たったこの数ヶ月の間だけという日記帳を見つめていたからだ。
今更だけど、攻略する順番を優衣が一番最後にしたほうが良かったかな……。
キスをするところをくー先輩(九条院先輩)に目撃されてしまった。それを咎められてしまった優衣は逆上し、かつての仲間たちを傷つける行為に打って出た。兄を想う優衣だが、その想いが強すぎて逆にその人を傷つけることになる。それを痛感した。
ショッキング注意②
遅かりし由良之助ー!
徹とぎくしゃくしていた優衣だが、気丈に振舞っていた。徐々に均衡状態に陥っていく2人。 だが均衡状態にあった優衣の心は長く続くことなく瓦解した。
2人のぎくしゃくしている状況に心苦しかったが、一方で社会で生きる上では、守らないといけないルールもあるんだよとも思った。
だがそういうことを書くのは野暮というものである。妹という関係でありながらこれからもその特別な関係は続いていくようなEndには、自分自身のけじめを取っていくことをありありと窺えた。
C.V.は青葉りんごとなっている。時系列は違うがeuphoria以来なような気がする。
霞

才色兼備であるとともに一度決めたことはこうしないと気が済まない頑固者のように思った。ある意味では義理堅く、ある意味では応用が利かない人だなと…その性格も生徒会会長ならではというか、そうでないとできない。
九条院先輩と過去に会っていたらしかったが、その肝心な記憶を思い出そうとするが、眩暈と頭痛がああり、とても思い出せそうにもない。
九条院の家柄が友達を作るのには適していないと周囲の子らは察して逃げていき、多数の人にいても1人だけずっと孤独なのだという。そんな彼女に手を差し出してくれた特別な「とおる」という存在がどれほど多くの支えになったことだろう。
痴女になるように説得したのは徹であり、彼女はその欲望をみなぎらせている。
表向きでは才色兼備な人でも裏の顔では淫乱である。
そういった裏の顔を前面に出した欲望ルートは、ふんだんに放精して終わった。そして同じ生徒会に所属していた小金咲を誘っておびき寄せるシーンではどうなることかと応援したくなった。金網にオッパイを押し付けてする性交のシーンではさらに萌えた。
一方、このまま過去を変えないルートでは、小金咲の策略に嵌ったように見せかけ生徒会を辞める事を決意する。
目はあかんって……。
所謂、徹と過ごすことのできる時間が増えたということで本人は和気藹々としていた。
小金咲はの父親は会社の経営をしていたが、今や風前の灯火となっている。霞の父親と小金咲の父親は隠密な経営上のパートナーになっていた。資金面での苦しみから考えだした彼なりの答えが九条院先輩を娶り、九条院家の財産んを自分の物にしようというあまりにもお粗末かつ浅墓な考えだった。
別に好きではないが、経営上の結婚か。それは、強制婚のように互いの利害関係でしか一致しない家庭に生まれた子供は最悪な思いを抱えていくんだろうな。
猛烈に振ったのにも拘わらず詰め寄ってくる。おまけに九条院先輩をもの扱いする口ぶりに虫唾が走った。
だがそう言うように考えてしまうほどに切羽詰まっているのだろう……。
九音
このゲームでは唯一の大人キャラにして、駄目な大人の典型例ともいえる。
未成年である徹らに酒をふるまったり、徹に煙草を吸わせたり、とにかく何でもありなような気がした。そんな大人とは思えない行動をしたが、そんな天城先生に徹は憎めないと洩らした。
だが、彼女は大人ならではの悩みを抱えていた。また徐々にあらわになっていく九音と徹の関係にも目が離せなかった。

ブルマ姿をした九音は、徹に隷属することを選んだようであった。
隷属することで得られる快感にはちょいMなボクにも分かる気がする。
過去を変えないルートでは、事故に遭ってしまった九音の残していた手記で徹に対する思いの強さが思い知らされた。
互いが強く思えばこそ、素直になれなかった想いが如実にわかる。だがそれをわかったところでもう遅い。事実、このルートでも諦めて、現実から目を反らしてきたことに対する陳謝の思いからもう一度過去に戻るシーンがある。
その前の美緒と徹の会話のシーンで切なくなった。美緒は徹のことを好きだったがその気持ちを内に秘めていた。ついに打ち明けられることもなく、恋人の役を九音に渡したのである。
お見舞いに行かないで九音の家で悩んでいた徹は、美緒や陽樹を通じてあの時の彼女に会う直前のシーンまでさかのぼることに成功して性交三昧の日々を送ることになる。
お互いを思いやる心が強すぎたせいですれ違うのだろうかと思った。
時刻 久遠 True End(Bad End)
久遠には刹那という名の姉がいる。
あの夢に登場してきたあの美少女である。
年齢的に合わないのは、幽霊になったからだと陽樹は言っていた。だが、このようなゲームでは、分かりやすい展開になることは皆無であること。それは定石だろう。
事故で意識不明か死亡してしまった姉を救済するために、記憶の深淵へと縛り付けたのだろう。
このルートで新たに浮浪者が存在してくる。この人は今までに散々、ヒロインたちを弄んできた徹自身の姿だと思った。これは何となくそう思ったことだが、まるっきりとはいかなくとも半分は正解だったみたいだ。
徹自身の過去に一体何があるのか。徹が覚えていない(記憶を優衣に消された?)だけで昔に時刻を襲ったのか?
優衣に課せられた運命は途轍もなく苦しいものであった。
誰かに相談することもできない、約二ヶ月をその場に留まり続けないといけない。いつまでも同じ夢を見るし、届かない場所をずっと見つめている、風車の羽根じゃないか。
浮浪者は優衣ルートで優衣を殺してしまったときに発生した別の徹(?)であると説明を受けた。

最後は、時間に縛られた時刻姉妹と広瀬兄妹の縁を取り除き、あの事故は無かったことにした。
記憶を頼りに事故を無かったようにするゲームを創り出すことは難しい事なのではないかと思った。
最後のEDに移り変わるシーンでは鳥肌物でしたかね……。
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