【復讐の物語】淫虐の学園(CLOCKUP)感想

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これもまた正確に書けば「淫虐の学園 ~猥堕に蔓延る復讐の罠~」だが。
いじめっ子をいじめ返す。そこに多少の善悪があろうとも、今日も凌辱の手は止まらない。
それはまるで、終わらない怨嗟のように。

プレイ時間:13時間
プレイ順:鷺ノ宮 彩夢→東伏見 すみれ→野間口 晶→野方 楓→中井 由梨→ハーレム
主題歌:厭悪の螺旋 / umi

良いところ:紅花にとっては噴飯物ではあるが、それを包み隠して凌辱していく過程や罪を暴くさまに興奮した。
悪いところ:凌辱の仕方が単調というか生ぬるかった。いじめっ子に対して(特に黒幕)はマンコをドライヤーでいじめる等の行為をして再起不能にしてほしいと思った。

由梨は、依存体質なのかと思ってしまうほどに、誰かに追従していく。それは復讐が終わった後にも続く。ただ彼女は、復讐した後に紅花と一緒になれたらそのあとのことはどうでもよいのだろうなと思った。

ストーリー

「放してっ!! 私っ、死ぬんですっ! 死にたいんですっ!」

主人公・所沢紅花 (ところざわ こうか) は、屋上で自殺を試みている少女を羽交い絞めにした。「一体何があったんだ !?」
紅花は、胸の中にいる女学生・中井由梨 (なかい ゆり) を抱きしめたまま事情を問いただす。

由梨は、クラスメイトの東伏見すみれ (ひがしふしみ すみれ) と野間口晶 (のまぐち あきら) の2人から、性的いじめを受け続けていることを苦に、自殺しようとしていたのだ。度の過ぎたいじめに紅花は憤り、担任の野方楓 (のがた かえで) へ訴えるが、「生徒の問題は生徒間で解決しなさい」 と相手にされない。
それどころか 「所沢紅花がいじめの加害者では?」 と生徒会長の鷺ノ宮彩夢 (さぎのみや あやめ) から疑われ、結局、濡れ衣で停学となってしまった。

教師も生徒会も味方になってくれない状況で、何が出来るというのか。由梨ばかりでなく自身も追い込まれた紅花は、

復讐を決意する。

キャラクター

キャラクター

【由梨を執拗に狙ういじめっ娘】
●東伏見 すみれ (CV:赤司弓妃)

T 152 / B 80 / W 57 / H 82

由梨や紅花と同じクラスの女子。
ある日、「キモいから」という理由で、親友の野間口晶とともに由梨へのいじめを開始する。
それは徐々にエスカレートしていき、強○的にオナニーをさせたり、処女を奪おうとしたりという
性的いじめも繰り返すようになっていた。
男勝りな性格だが、内心ではいろいろと心配事を抱えている。

「早くしなさいよー。グズなワンちゃんねー。あはは」


【幼馴染に巻き込まれいじめに加担する女の子】
●野間口 晶 (CV:東かりん)

T 156 / B 86 / W 57 / H 87

由梨や紅花と同じクラスの女子。
すみれとは幼いころからの仲で、小さな頃は引っ込み思案だった為、
すみれにいろいろと助けてもらっていた。
そのせいか、ご主人様と愛玩犬のような関係性ができ、
すみれの言うことには一切逆らえない状態。
いじめなんてしたくないけれど、すみれからの命令なのでと
拒否もできずに由梨へのいじめを開始する。

「中井さん……すみれちゃんのいうことは聞いておいたほうがいいと思う……」


【品行方正な生徒会長】
●鷺ノ宮 彩夢 (CV:ヒマリ)

T 160 / B 94 / W 62 / H 90

地元の名家、鷺ノ宮の家に生まれた一人娘。
誰に対しても丁寧語で接し、鷺ノ宮家としての品格を大切にしている。
また、優秀な成績と人望により、生徒会長を務めている優等生でもある。
今回のいじめに関しても、最初の内は紅花と由梨の訴えを聞き入れ、
捜査に乗り出そうとしていた。
普段は生徒会室に籠りっぱなしで、私生活には何かと謎が多い。

「ふふ、そんなに緊張しないで。わたくしもあなたたちと同じ、一介の学生なんですから」


【いじめを見なかった事にしたい新米教師】
●野方 楓 (CV:伊藤瞳子)

T 162 / B 98 / W 63 / H 95

紅花や由梨のクラスの担任教師。
過去に自分の責任の仕事で、失敗をしてしまい、教師間の間で立場が弱くなっていた。
そんな中、自分の担当クラスでいじめが発覚。
「このことが発覚したら、また学年主任に怒られる」という考えから、
いじめを隠蔽し、なかったことにしようと画策する。

「あのね?この学園は自主性を重んじるのよ。
  だからそういう生徒の問題は生徒で解決しないと……ね?」


【いじめを受ける大人しめの少女】
●中井 由梨 (CV:さくら穂花)

T 158 / B 90 / W 60 / H 88

すみれから性的いじめを受けている女の子。
クラスでも大人しめな方で、趣味は読書。
成績はとても優秀で、学年に一人だけしか選ばれない
海外交換留学制度の候補に選出されているほど。
クラス内では、友達と呼べる生徒も存在しなかった為、
いじめのことを誰にも打ち明けられずに、自殺しようとしてしまう。

「うっ、ううぅ……でも私……もう、限界なの……」


【主人公】
●所沢 紅花

読書が好きで、暇を見つけては屋上に入り浸っている。
ある日、今日も今日とてそこで読書に勤しもうとしていると、
由梨がいじめを苦に自殺しようとしている現場に遭遇してしまった。
ここで会ったのも何かの縁だと、いじめをなくす為に解決に動いていたが、
何者かに嵌められて自身も停学に追い込まれてしまうことに。
由梨のいじめと自身の恨みをはらす為に復讐を決意する


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END

すみれと晶は由梨をいじめるのだが、恐らくすみれが首謀者であり、晶はしぶしぶいじめているだけなのかもしれない。いじめの刃は加害者より、その光景を眺めていたり、間接的に関わっている人がずっと多いのだ。今回は首謀者にいじめられないようにスケープゴートをいじめているので、もし由梨が自殺に成功したら、次にいじめられるのは確実に晶という事実を知っていた。だからこそ、死なない程度にいじめていると感じた。

生徒の自主性を重んじる校風と言って、のらりくらりと問題を挿げ替える教師、いじめているのにも拘わらずいじめではなく「いじってるだけ」と言い逃れるクラスメイト。
品行方正だが、由梨に対してはどこか、恨みでも持っているかのような態度をしてくる生徒会長。

目には目を歯には歯を。
そして性的ないじめには性的ないじめを

鷺ノ宮 彩夢

由梨はいじめられて当然か。
心では思っていても、口に出すのは生徒会長としてはどうなんだという気がしなくもないか。

この学園では海外の有名な大学に交流することが決まっており、由梨は成績優秀で推薦されたようだ。
そのことを僻んだ彩夢が仕組んだことなのではないかと推察した。
大地主の鷺ノ宮家。

ネタバレ

実は経営は火の車であり、極貧暮らし。家の持っていた土地を手放したり、スーパーでバイトをしていた。そんな時に舞い込んできた千載一遇の交換留学生の話。
交換留学生になると学費やそのほかの経費は免除される。これに乗っかからない手立てはない。プライドが許さないのか、由梨に交換留学生枠を自分に譲ってほしいとは言えなかった。

復讐は何も生まないとよく聞く言葉だが、いじめられた経験のある人には響かない言葉だ。
維持の加担者に対して行う残虐な仕掛けには、一縷の希望でも未来が断たれることや、もう二度といじめてくることはないことを加味した上でも判断だろう。
ということで復讐はやり方によっては意義のある行為だと思う。

紅花は不純異性交遊で強制退学を余儀なくされてしまい、彩夢は1か月の停学処分というBAD もある。当然、生徒会長は罷免され、留学の話は白紙に戻された。
依存しきった彩夢は三流大学にも行けずに、牝奴隷として育てていくEndと比べて、こちらのEndの場合、その手になる前に彼が強制的退学となったことで、より一層クラス内では孤立し、行き場を無くすことで自殺か紅花の家に泊まり込むかの二択でしか思い浮かばない。

東伏見 すみれ

貧乳コンプレックスがある。
スタイルや学力で晶の上にいたが、それも過去の話。今ではその要素ですら晶には勝てない。
威勢を張って晶を引き連れて行動するが、それは一人では何もできないことの証明となる。
同時に、彼女の持つお姉さん的なプライドがさらに深刻な事態になっていく。
すみれを孤立無援な状況にして、さらにコンプレックスを漏出されたくなければ性行為をするように強要する。そして、その行動はさらにエスカレートしていく。
どちらの選択肢をとっても結果はさほど変わらない。彼女にとっての居場所は紅花だけとなるEndだった。

野間口 晶

すみれと晶の信頼関係は簡単崩れるほど脆かった。
運動神経や学力は晶の方が上であったが、能ある鷹は爪を隠すとでも言いたげなことをした。
だが、その兆候はほとんどなかったと言えるが、レズというが学校裏掲示板で書き込まれたことで、二人はぎくしゃくした関係になった。

特筆すべきはBadEndだろう。
あることをきっかけに紅花は恨みを買い、そして事態は最悪の展開になった。

ネタバレ

由梨をいじめるようになってから、晶は言いなりになっていった。だが、すみれと晶は固い友情で結ばれていた。復讐は終わったが晶の恋心を巧みに利用したことで、晶は精神を病み、ついには電車に飛び込み自殺し、紅花はすみれに刺殺される。

女心を言葉巧みに利用したが、負けていく男の最期が見ることができ、こういうEndも存在して心晴れやかになった。

野方 楓

素晴らしきかな、他責思考。
ただ、いじめの問題は学校全体の問題として学年主任に相談すべき問題であり、個人が抱える問題ではないと考える。
この学校では、過去に学年主任が犯した罪を揉み消すといった行為も散見されていた。恐らく、弱い立場の人間を強い立場の人間がなぶるの行為が黙認されているのだろう。
また、この学園の海外留学をさせるという制度もこの問題に関わっているようだ。いじめが発生し教育委員会やPTAが全貌を把握しようとはたらくだろう。そうなると評判は地に落ち、留学生制度自体も当分はなくなるであろう。
結果として、評判が下がれば、それだけ入学志願者も減る。やがては偏差値も下がっていくことに繋がる。

先生も神ではない。。守りたい子もいるし、どうでもいい人もいる。先生方は口では大切な仲間だとか言いつつも、それを隠して自分たちの保身のために日々を送っていることかもしれない。

END

迎えたEndでは、先生だけが悪いのだという固定観念からか、凌辱度合いはより過激なものとなっていった。凌辱の過程で由梨は「鬼」そのものの姿となっていくが、たぶん彼女の中では先生が自分たち生徒を支配する者なのではないかと感じた。
また、もう1つのEndは他の先生に見った楓は依願退職(実質クビ)し、紅花は退学処分。次いで、すみれと晶は以前より増して由梨をいじめていく。そして、彼女は不登校になった。
もう逃げる手段は残されてないし、逃げる意志も失ってしまった。

中井 由梨

精神的に不安定な少女かなと思った。
彼女にとっての味方は紅花だけなのに、すみれに先を越されてしまうんじゃないかと思案している。実際、性的ないじめをしていたすみれに入れ込んでいる紅花を見て、その思いが確信に変わったとある。ヤリ捨てという屈辱を味わいたくないのでそのためになら何でもする。

そういう意図を汲み、やり切った紅花、すみれと晶の3Pプレイが拝むことができるシーンや最後には楓も呼び出し、陵辱していくシーンがあったりと、陵辱が好きそうな人に向くゲームだろうな。

End

留学生が1人だけ行くことが許されていたのに急遽、2人の枠になった。成績を加味して由梨と彩音が選ばれた。そしてそのタイミングでいじめはきっぱりと無くなった。
今までのシーンをみていれば当然、その思惑は見えてくる。
だが、留学先ではいつものような翳りが見えてきて、ないがしろにされる始末。
早く会いたいよ、と述懐する由梨だった。

ハーレムEnd

こちらは、当然今までのいじめっ子に復讐してやるという信念を曲げないEndであった。

ハーレムEnd

留学から帰ったのちに暇だったので黒幕を見つけて凌辱パーティをするというEndであった。

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