選択肢によって、まなが外国に連れていかれてしまうというのは変わらないようであった。
しかもよく見れば、外国の国王に売り渡されてしまう……。
国王は、自分の亡き娘と似ているから破格の値段で買うと言いつけてきた。
それに対抗するのが賢一の率いるさちら一行である。
だが、一度手に渡ってしまえば、たとえさちが巨額を儲けられる画家になろうとも、手放したくないと考えるだろう。
結局は、体よく奪われたのかもしれなかった。
法月の言葉を鑑みても、多分まなをさちの元に帰す気など最初からなかったようだし、どうやらその外国大使官もさちのために用意した隠れ蓑ということなのだろうか。
いずれにせよ、特別高等人は必要悪とだけは覚えておいた方がよさそう。
本気を出すには少し遅かったようである。
もし精神状態では無理かもしれないのだが、さちが盗作疑惑で叩かれたとき、なにくそ、と打ち込んでいたらこうはならなかったんだろうな。だがそう考えるのは、野暮というもの。
ストーリーを楽しむことにしよう。

コメント