「きみたちは泣いている人たちを見て何とも思わないのかね!あきれたものだ。これが文明社会ってわけか!
都市生活は弱者を見殺しにするところから始まるってわけかい!」
というブギーポップの言葉をなんとなく思い出す。
金持ちの家出身である聡子らから陰湿ないじめを受けていた希実香の心情は、ざくろのことを思いやる心であった。
ざくろのことを第一に考え、いじめが自分の見に降りかかろうとしていた。
だがそんなことも露ほども知らぬざくろは、罪悪感を知らず知らずのうちに与え続けていた。
いじめよりもつらいのは、他人から与えられる束の間の幸福であり優しさなのかもしれない、私はそう思った。
僕も、小さい頃に母親からいびられていた時に、姉から母親に向かい、そこまでいうことはないでしょう、と庇護してくれたが、そのことが心に深く禍根を残すほどに傷ついたことを思い出す。
そのことがきっかけとなり2人の中は悪くなり、母親の機嫌が麗しい時は、こちらもよくなり、悪い時にはお互いにぎくしゃくするという中間地点に追いやられ、親の顔色を窺っていた時期を思い出す。
カラオケに行くことになった4人はそこで悪ふざけ(といっても強者の言い分であり、やられた側にとっては盗撮まがいなこと)をするがざくろと希実香は、いじめからの反抗手段を取った。明日が楽しみだな……。
どんどん卓司の小説から出る言葉にはまり込んでいくざくろ。
ざくろの身に降りかかる結末が気になる。

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