しょしょしょしょしょしょしょーこ(冗談)

みんなが色とりどりの水着をチョイスしていくのに対し、摩庭が選んだ水着は黒を基調にしたモノクロタイプの水着だ。
これはこれでそそられる。
グループの中心次第で脆くもなる
船頭多くして船山に上るとはちがうけれど、そういうニュアンスを多く含んだ言葉。
祥子の中での幸せだったころの物語は終焉を迎え、各々が生きたい人生を生きるために終わりもまた必然であるかのように読み取れた。
祥子の家にある奥の部屋から聞こえてきたくぐもった男の声は祥子の身体を穢そうとした男の物だったという。
そして祥子は、男を拷問しているのだという。もちろん虚構の世界での話だ。男の中での物語は完結しており、祥子だけを愛していると言っていたんだそうだ。

お父様……
お母様と思われる顔に天冠を付けていることで、そこには愛で結ばれていないのか、あるいは病気に臥せっているので、いよいよかというときにはここに来たのであろうか。
それとも、自分のしてきたことで、こういうことになり一抹の後悔を覚えて哀愁を帯びた格好をしているのか、はたまた人形か。
いずれにせよ何かが祥子にはあるようだ。
たびたび、祥子がお母さまに訊いた、男女が追い知って結婚する。でも結婚というのは幸せな事なのか、に答えなかった理由が分かった。
どうやら父が関わっており、母親は父親によって戸板に乗せられたようであった。もちろんここでは祥子の憶測にすぎないが。
元から心臓が悪く子供を産むと寝たきりになる可能性があることを医師から忠告もされていたが、「私のあの人の大事な子供だから」ということで祥子を産んだ母親は寝たきりになった。

僕は、若しかしたら祥子が殺した相手というのは自分をレイプ未遂した男であって、それが父親と思った。直感的だけど、みさきの父親が小児性愛だったというのは本当なのだろうが、どれもこれも憶測ばかりで何とも言えないというのが今のところ。
実は、レイプ未遂した男が祥子の父親であり、だからこその「愛していた」という言葉にはしっくりくるものが…ある?のだろうか。
いずれにせよ、父親とのいざこざがあったみたいであるが、皆似たような環境だな…。こrては、その似た者同士が集まってできた一つの集合体がこの物語によって瓦解していくかのように感じた。
ぐちゃぐちゃ
という謎の音の正体は祥子が殴り殺したときの音だったとは……。それがあまりにも衝撃的過ぎて、主人公の頭も真っ白に移り変わっていくような気もすると述懐する。
次回で、このゲームは終わり。

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