【因習×グロ】虚ノ少女(Innocent Grey)【感想】

innocent greyエロゲ各ゲーム感想一覧

9月4日から始めましたので約17日間ほどかけての攻略。
もちろん仕事やいろんなところに出かけていたのでずっとプレイしていたわけではない。

  1. クロウカシス 七憑キノ贄
  2. カルタグラ
  3. ピアニッシモ
  4. 和み匣
  5. 殻ノ少女
  6. 虚ノ少女
  7. 天ノ少女

BGMでは、煉獄の羊という音楽が好きです。厳かであり、それでいて神々しいと感じる。

曲名カテゴリー歌手
月の虚OP霜月 はるか
ソレノイドED霜月 はるか
翡翠の美羽挿入歌鈴湯

プレイ時間:60時間
発売日:2013年2月8日

リメイク版:2020年8月28日
ジャンル:サイコミステリィADV

ストーリー

その少女は、虚に支配されていた――。

ストーリー(詳細)

日本が戦争への道を歩み始めた、所謂戦前と呼ばれた時代。
北陸の雪深い山中に人形(ヒトガタ)と云う集落があった。
‘‘ヒンナサマ’’と云う土人形を祀る奇妙な風習が残る此の地にて、祭りの夜にひとりの女が殺されていた。
村のものは口々に‘‘ヒンナサマ’’の祟りだと口にした。
正統ではない者が‘‘ヒンナサマ’’を祀ったが故に祟りに遭って殺されたと。

昭和三十二年、十二月。
朽木冬子が病室より攫われてから、およそ二年の歳月が過ぎていた。
時坂玲人の妹・紫は、自殺を図ろうとしていた男を助ける。
この男こそ現在に黄泉帰った‘‘ヒンナサマの祟り’’の被疑者であった――

戦時を跨いで続く妄執を断ち切る為に時坂玲人は動く。
その胸の内に冬子への妄執を引き摺りながら――

同時期に動きを見せ始めた、六年前に解散した筈の宗教団体は果たして、何を画策しているのか――

祟りを為すのが天であろうとも、手を下すのは人である。

キャラクター

キャラクター【現在編】(詳細)

時坂 玲人 (ときさか れいじ) CV:髭内悪太
前作に引き続き今作でも主人公となる私立探偵。
性格はずぼらで面倒くさがりだが、責任感は強い。
婚約者を事件で失い刑事を辞めたという暗い記憶と過去を背負いながら探偵業を続けている。 現在は妹の紫と二人暮らし。『殻ノ少女事件』 に巻き込まれた末、誘拐され行方不明となった少女を探し続けている。


真崎 智之 (まさき ともゆき) CV:河村眞人
本作の主人公の一人である無職の男。
井の頭公園で自殺しようとしたところを時坂紫に発見され助けられた。
退院後は時坂探偵事務所で、一時的にではあるが助手をすることになった。
自殺しようとした際に手首を切ったため、現在左手が少々不自由である。


茅原 雪子 (かやはら ゆきこ) CV:歩サラ
櫻羽女学院の紫がいるクラスに編入してきた。
性格は寡黙でおとなしく不器用、故に他人との関わりを避ける傾向にある。
人付き合いが極端に苦手で、編入後もなかなか周囲に馴染めないでいたところを紫と小羽に声を掛けられ、徐々に打ち解けていく。


時坂 紫 (ときさか ゆかり) CV:かわしまりの
時坂玲人の非常によく出来た妹。
柔和だが芯はしっかりとした生粋の大和撫子で、兄思いな優しい娘。
しかし相変わらずの虫好きで、友人の小羽や雪子からもそこだけは警戒されている。
前作の 『殻ノ少女』 からは学部が上がったが、こちらでも引き続き美術部に在籍。


鳥居 小羽 (とりい こはね) CV:杏花
紫の同級生で親友。
誰とでも気軽に接することができ、他人に対しても遠慮なく振る舞うことのできる少女。
根はマジメだが、あえて空気を読まない言動や行動は、時に周囲に混乱を与える。


佐東 歩 (さとう あゆむ) CV:柚木かなめ
探偵助手志望の女子学生で、剣道部の主将も務める。
正義感の強い礼儀正しい熱血少女。 クールで中性的な雰囲気を醸し出している。
わずか一年で身長も胸も見違えるほどに成長。 ボーイッシュというよりは、より中性的な印象が強まってしまった。


朽木 千鶴 (くちき ちづる)
CV:葉村夏緒 行方不明になっている朽木冬子の義理の母。
落ち着きはあるが暗い性格の女性。
親子の仲はあまり良好とは言えなかった。
冬子の捜索については時坂から途中経過の報告を随時受けており、協力を求められれば応じている。


朽木 文弥 (くちき ふみや) CV:機知通
穏やかで気さくな性格の、千鶴の兄。
『殻ノ少女事件』 の後、引責退任した父に代わり朽木病院 (旧朽木病理学研究所) の院長になった。
院長としての責務を果たそうと誠実に取り組んでおり、事件で失った患者たちからの信用も徐々に戻ってきている。
時坂には概ね協力的。


葉月 杏子 (はづき きょうこ) CV:柚木かなめ
喫茶店 『月世界』 のオーナー。
人当たりがよく、面倒見のいい女性。 時坂に片想いしていたが、彼の気持ちが自分には無いことを思い知らされて苦しんでいる。
逆に魚住からの気持ちを知りつつも、応えられないでいる自分自身のことも整理できないでいる。


蒼木 冬史 (あおき とうじ) CV:森井花音
フリーのジャーナリストとして活躍するが、かつては上野界隈を根城にしていた組織 『死の腕』 の元幹部だった。
組織から脱退して、今は個人事業所を開業している。
千里教の事件を通してジャーナリズムに目覚めた冬史は、社会問題などを独自に調査する仕事に就いた。


八木沼 了一 (やぎぬま りょういち) CV:原田友貴
警察庁の警視。 外見どおりのナルシストで、口が悪く性格も相当きつい。
また特筆すべき点としては非常に悪運が強く、様々な事件を乗り越えている。
しかし運だけではなく警察官としての力量も確かではある。


高城 夏目 (たかしろ なつめ) CV:一色ヒカル
高城家の長女で現役監察医。
愛妹である七七以上の変わり者。 性格もルックスも全てにおいて変わり者。
“夏目さん” 以外の呼び方を許してくれない。


沢城 菜々子 (さわしろ ななこ) CV:篠原ゆみ
東京の病院で小児科の看護婦として働いている。
明るく優しい性格から、患者をはじめ周囲の人々から慕われている。
人形集落の出身で、父の仕事の都合で東京に移ってきたらしい。


紙園 繭 (かみぞの まゆ) CV:優稀澪
亡くなった母の遺品に男性を写した古い写真があり、真崎がその人物に似ていると感じている。
異性としても真崎のことが気になっていたこともあり、本人に聞いてみようと考えている。


白崎 未散 (しろさき みちる) CV:井村屋ほのか
不思議なテンションを持つ変わった少女。
行動、言動、全てにおいてエキセントリック。
常に持ち歩いているウサギの人形と会話をしている姿は異様ではあるが、実は非常に優れた頭脳の持ち主。
外見が美少女なので余計に目立つ。


山之内 小春 (やまのうち こはる) CV:香澄りょう
朽木病院の産科女医。
温和で面倒見のよい、真面目な性格。
前回の事件で時坂が色々世話になっている。
現在、医者の数が足りないため、専門である産科以外にもよく駆り出されている。


茅原 冬見 (かやはら ふゆみ) CV:桧鶴まき
雪子の母。
保育園の保母をしながら女手一つで雪子を育ててきた。
かなりさばさばした女性であるが非常に面倒見がいい。
喫茶店 『月世界』 の常連の一人で、杏子とも顔見知り。


祠草 夜宵 (しぐさ やよい) CV:御子神猫
祠草賢静・未夜の娘。
集落からの通学が難しいため、普段は集落の外で暮らしている。
普段は標準語で会話しているが、慌てたりすると方言が出てしまうようだ。


織部 時国 (おりべ ときひろ) CV:野☆球
天恵会会長。 元々天恵ノ会教祖である祠草美智男の腹心だった男。
数年前の千里教解散以降も、それしかすがるものがないという貧しい人々がいる事実を受け止めて、天恵会として復興を目指す。


空木 圭吾 (うつぎ けいご) CV:真木将人
天恵会の会計事務担当。
物腰の柔らかい男で、尊大な織部とは対照的。
千里教の頃は上層部より疎まれ、遠ざけられていた。


雛神 花恋 (ひながみ かれん) CV:椎名カレン
父・秋弦を手伝うべく上京し、雛神製薬社長秘書を務めている。
秘書業務だけでなく、病院等へ薬品の営業も行っている。


嵩宮 めぐり (たかみや めぐり) CV:吉川華生
人探しを依頼するため時坂探偵事務所を訪れる。


二見 憂 (ふたみ ゆう) CV:藍川珪
祖母・良絵はまだ健在だが、次期女将として旅館を手伝っている。
現在編で人形集落における時坂の拠点は二見旅館となる。


親父 (おやじ) CV:機知通
全てが謎に包まれた怪人。 今回もせっせとまずいたこ焼きを焼きながら、人生の在り方について語る。
最近、娘と手紙のやり取りをしているらしいが……。 男は背中で語るんだよ……。

キャラクター【過去編】(詳細)

砂月 (さつき) CV:野月まひる
祭を間近に控えたある日、人形集落に “お客” としてやってきた祠草家の縁者と云う和装の少女。
口数が少なく、とてもミステリアスな印象と、どこか不安定で危うげな印象を同時に与える雰囲気を持っている。


雛神 花恋 (ひながみ かれん) CV:椎名カレン
理人の双子の妹。
やさしく物静かな兄に好意を寄せている。
東京での生活に憧れており、ファッションなどにこだわったり、出来るだけ標準語で話すよう心がけている。


嵩宮 めぐり (たかみや めぐり) CV:吉川華生
理人や尚織の幼馴染で、理人・花恋とは同い年。
人懐っこい性格で仲間内のムードメーカー的な存在。
どうやら理人に淡い恋心を抱いている模様。
花恋とはファッション誌でよく一緒に盛り上がっている。


二見 憂 (ふたみ ゆう) CV:藍川珪
人形集落唯一の宿・二見旅館の次期女将。
両親が既にいないため、大女将である祖母・良絵に育てられた。
責任感が強く、真面目で気難しいタイプ。
旅館の手伝いをしているせいか、仲間内では一番精神的に大人びている。


雛神 理人 (ひながみ あやと) CV:音坂智一
人形集落の絶対者・雛神秀臣の孫。
雛神花恋とは双子の兄妹である。
大きな家に生まれてしまったが故に大人や周囲の人間に気を使うような子供で、よくひとりで絵を描いて過ごしていた。


黒矢 尚織 (くろや なおり) CV:真山中吾
黒矢弓弦の息子であり、黒矢医院の跡継ぎ。
理人・花恋とは従兄弟同士であり幼馴染。
変わったものの捉え方をする少年で、頭の回転も速い。
病院の跡を継ぐべく医者を目指して勉強中。
仲間たちの愛称の全部が尚織の命名である。


沢城 菜々子 (さわしろ ななこ) CV:篠原ゆみ
人形集落唯一の医療施設・黒矢医院の看護婦。
院長である黒矢創からはしょっちゅう尻をなでられている。
前向きで明るい癒し系の性格で集落の人々から慕われている。


朽木 千鶴 (くちき ちづる) CV:葉村夏緒
病弱であるため、祖父・黒矢創の経営する黒矢医院に療養に来た。
付き添いとして兄の文弥も同行している。
文弥と共に集落を散策しつつ、趣味の写真撮影をしながら過ごしている。


朽木 文弥 (くちき ふみや) CV:機知通
東京から妹・千鶴の付き添いとして人形集落にやってきた、心優しき穏やかな少年。
父の跡を継ぐため、外科医になるべく勉強中の身である。


雛神 秀臣 (ひながみ ひでおみ) CV:真木将人
雛神家現当主。 雛神のすべてを知る人物。
秋弦と弓弦の父親、理人や花恋の祖父にあたる。
孫である理人らも近寄りがたく、また意見を言うこともはばかられる程の強烈な威圧感を持っている。
人形集落の絶対者で、対等に話ができるのは祠草由光ぐらいである。


雛神 真理子 (ひながみ まりこ) CV:藍川珪
秀臣の妻であり、秋弦・弓弦の母親。
祠草家へ嫁いだ理緒子とは姉妹。
秀臣に面会する場合はまず真理子を通さなければいけない。
村の因習やしきたりを守ることを何より優先している。


雛神 秋弦 (ひながみ しづる) CV:鎌倉大樹
理人や花恋の父親。
雛神家の現当主・秀臣の長男であり、次期当主。
既に雛神製薬の社長は秋弦が引き継いでおり、普段は東京で仕事に忙殺されている。


祠草 由光 (しぐさ よしみつ) CV:鎌倉大樹
祠草神社の神主。
人形集落で雛神家と対等に渡り合うことの出来る唯一の人物。
当主同士の折り合いは悪い。
集落の少年少女たちからも近寄りがたい人物と認識されている。


祠草 理緒子 (しぐさ りおこ) CV:草村ケイ
祠草由光の妻。
雛神真理子の双子の妹でもある。
自分にも他人にも躾けの厳しい人間。
祠草家や雛神家の因習・しきたりを守ることが全てになっている。


祠草 小夜 (しぐさ さや) CV:小倉結衣
祠草家の次女で、祠草神社の巫女を勤めている。
毎年三月に催される祭りでは不在の “天子” の代理として彼女が舞を奉納していた。
お客である砂月の面倒もみている。


祠草 賢静 (しぐさ けんせい) CV:馬並硬太
祠草家の婿で未夜の夫。 真面目な青年。
祠草家には男の跡取りが居ないため賢静が婿入りした。


祠草 未夜 (しぐさ みや) CV:井村屋ほのか
祠草家の長女。 穏やかで人当たりの良い女性。
夫の賢静とは恋愛結婚で夫婦仲はとても良好。


黒矢 創 (くろや そう) CV:馬並硬太
黒矢医院の院長。 集落で唯一の医療機関のため、集落に住む人々の生命線となっている。
総合的に医学を学んでおり、内科・外科の区別無く住民を診ている。
患者に対して親身になって治療を行うなど、親しみやすく住民からの信頼も厚い立派な医者である。


黒矢 弓弦 (くろや ゆづる) CV:山本兼平
黒矢医院へ婿入りした雛神秀臣の次男。
黒矢尚織の父親。 義父の創と共に近隣住民たちの健康を引き受けている。


桐村 由果 (きりむら ゆか) CV:桜川未央
雛神家に仕えている使用人。
母親の代から雛神家に献身的に仕えている。
理人たちより一歳年下で、理人や花恋のことを実の兄姉のように慕っている。


二見 良絵 (ふたみ よしえ) CV:草村ケイ
集落に一つしかない宿泊施設・老舗旅館 『二見』 の女将。
老舗旅館というだけあって造りは見事。 それほど大きな旅館ではないが露天風呂付き。
憂の祖母であり、育ての親。 憂の母は出産時に死亡している。


九鬼 犀造 (くき さいぞう) CV:山本兼平
役場出張所の職員。 一見人の良さそうな爺さん。
世間話などはしてくれるが、他の住人同様に他人に対して警戒心を持っているため、村のことを聞かれると口をつぐむ。


高山 志信 (たかやま しのぶ) CV:野☆球
人形集落の駐在所に勤務する集落で唯一の警察官。
正義感は強いが空回りすることが多い。 落ち着きがない上にそそっかしい。
彼の詰めている出張所は尚織たち少年少女の溜り場にもなっている。


戌亥 文治 (いぬい ぶんじ) CV:厳蝉秋
富山県警のベテラン警部。
人形集落に関わる、ある事件を追い続けている。猜疑心が強く、ほとんど他人には心を開かない。常に己の考えに対して信念を持って行動する。

どうやら物語は【現在編】と【過去編】に分かれているようだ。

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感想

章が七つの大罪を模している。
虚とは空っぽのこと。
冬子を失ってしまった玲人の心の状態を表しているのかなと感じました。

また、オールクリア後に起動画面に変化も生じ、何とも言えぬ気持ちになりました。

邪魔な人間や命令に背く人間には「祟り」と称し、殺人事件が起こる。
なんと、人間の愚かなことか……。

罪を償うことはできても、贖うことはできないんだと思いました。
例え、家族を守りたかったとしても。

購入したのは「リメイク版」だったので、体験版(前日譚)も収録されていた。
前日譚のプレイ時間:3時間
未だ、冬子に対する玲人のパラノイアは解けておらず、次から次へと舞い込む事件の隙間を見つけて冬子の行方を捜すが、杳と知らないのだが、諦めきれずにいる様が見て取れた。

そして、四肢のない彼女は生きており出産しているらしい描写もあることから今もどこかで生きているのではないかと思った。

また、再び事件が起こったのだが、殻ノ少女事件を模倣した犯人なのか、或いは、カルト教団である千里教が再び舞台の上に戻ってくる…のか。

【グロ×カニバリズム】カルタグラ ~ツキ狂イノ病~(Innocent Gray)【感想】
願わくは、生まれ変わったときには人に愛される存在でありますように。

繭が可哀そうであった……。
繭ェ・・・


どうして、死のうとするのですか…?

と紫が手首を切った真崎 智之に言っていた。
とそこで、昭和10年ごろにさかのぼって話が展開する。

過去編

朗らかに笑う千鶴さんが印象的だった。
千鶴の屈託のない笑顔や人形村に住む人は、形の上では、本当に戦前の日本かと思うような平和な日々が存在していた。

雛神家や祠草神社では何かが隠れていることもあるのではないか…。
例えば、10年前にも同じように人が殺されているという事実があり、その事実により天子みこが出現した祭りでは殺しが発生しうるというものだ。
川瀬幸子が殺されたとき、匕首あいくちを持つ手つきが振るえていたことから、動揺して殺害に及んだのか、興奮しているのかわかりませんが、狂気に酔いしれた殺人というよりは、因習に取り付かれて、そうせざるを得ない状況になったのではないか。

概算で過去編は15時間ほどはかかっただろうかね……。

二件もの事件が起こったが、どれも四肢のない状態発見され、臓器があった下腹部にヒンナサマをかたどったとされる人形が入っていた。
二件目に至っては、神社の鳥居でX字にロープで吊るされ、四肢が無い状態で発見された。
そのときは戌亥警部補が村民に一件目の事情聴取を行っていたから、当然犯人は村民以外になる。

なぜそもそも鳥居を選んだのか。
被害者は神社の関係者になっていたし、鳥居には神域と俗界を分ける意味合いが強いのだとすれば、神域を穢す行為か、或いは神に生贄を捧げる儀式めいた行為をしていたのではないか…?
人形が人を殺すシーンがあったのだが、人形が人を殺すとは少し考えにくい。
人形に模した人が殺しているか、或いは人形は人の心を映し出す鏡とも言うので、人形が誰かの隠喩なのだとすれば、双子にでも殺されたのか?

ただ、言えるとすれば何かがあるとすぐ、わかりやすい”祟り”に飛びつき、そこで思考が停止するということが言えるんだろう。

家系図メーカーで作成

序盤で発生した事件との類似していることから同じ犯人か、或いは過去に発生したこの事件を模倣した人によって引き起こされたと考えるのが妥当かな……。

現在編

千里教が天恵会として復活した。
事件が発生し、被害者の糸瀬みずきは天恵会のペンダントを所持していたことで信者か、或いは何かしらの関係があると思われる。

天恵会の資金源は金融業。
要するに利子を付けてお金を貸すのだが、ユダヤ教がキリスト教に席巻されたときに、苦肉の策として金融業を経営し始めたのと似ている。
第一次世界大戦で敗戦を喫したドイツは、金融業に成功し裕福だったユダヤ教を信仰している人のせいにした。
所謂、嫉妬と僻み、社会がどうなるかわからないという不安からユダヤ人虐殺(ホロコースト)という憂き目に遭ったわけだが。

いつの世も人は何かに縋り、また責任を取らず人のせいにしたがる生き物なのだえおう。

天恵ノ会を設立した美智男が”お隠れ”になり、新たな教主とその一派は会を牛耳り、名を千里教と改められてしまった、みたいなことを天恵会を再生した織部が言う。だが、実態は、美智男の女癖が悪く複数の女たちと肉体関係にあり、子をもうけた。
その子の中で時子という、カルタグラで登場してくる人物に関わりがある。
確か、彼女の名前は「祠草 時子」だったので、この件に何らかの関わりがあることは思っていたが……。
雛神家の戸籍からも「雛神美智男」の名前は消されていたことは、雛神家の戸籍から最初から存在していなかったことにしたかったのでしょうね。


この話を現実の話に置き換えてみると、ある宗教団体は社会への行為が逸脱したものであるとして、解散命令を発令されたにも拘らず、信仰の自由は守られるとして、個人の崇拝をしてもいい取り決めになっている。救世主様とでも言わんばかりに今までと変わらずに妄信する姿はもはや、教祖様の御行為のすべてを正当化する化物のよう……。
そして名を変え、一見何の活動はしていないかのように思われるのだが、実はあのカルト宗教そのものがサブスク化しているというなんとも泥沼化している……。

カルトは規制できない……。


たこ焼き屋さんの腕は少し上げたようで、前回なんて生ものだったので進歩したねw
冬史の味噌好きや紫の虫好きは相変わらずということで安心感を覚えた。

真崎は、買い物帰りに嵩宮 めぐりの宿泊していたホテルに寄って行ったのだが、過去に発生した出来事のため、関りを断っていた方というのもあり、足早にホテルから事務所に帰ろうとする。
しかし、運悪くロビーにその方がいたので裏口から外に出ることにした。その方は過去編でも登場した沢城奈々子さんであり、集落に理人を連れ戻すという役目を雛神家から言付かっていた。
理人が連れ戻されるとすぐ見合い結婚となり、雛神家の子孫繁栄には貢献するが、それでも理人は雛神家の人が隠している裏の情報を暴こうとし、結婚には反対であった。

理人が自殺を図ったのは

  • 沢城奈々子さんがいよいよ自分のことを探し出してきたこと
  • 彼の過去に犯した罪の呵責に耐えなれなかった

と考えるのが妥当かな。

因習というのは、昔からこの村で発生した明治・大正・昭和という時の流れから導き出された祟りだが、そこには人目には晒すことのできない秘密があった。雛神家を途絶えさせるわけにはいかぬと並々ならぬ思い、村全員で理人が犯した罪をなかったことにすることや、正しく祀らなければ祟られる(ヒンナサマの祟り)というのは、まさしく因習そのもの。

ヒンナサマ

次々に人が殺されていくが、ある共通点があった。

バラバラであった情報を色んな角度から詰めていく。
その果てに辿り着いたEndにさすがイノグレという感想を持った。

犯人はかつて人形集落で共に過ごしていた人だったことはさておき、これにて終わりといういわけにもいかなかった。
というのは、天子になりたかったことは理解できる。
所謂嫉妬である。

ただ謎といえば、

  • 託宣の御子という言わば天恵会の天子みたいなものも作中に出てくる
  • 天恵会は金融業としての顔もあるが、経営が傾いていた月世界のマスターの杏子は何者かに刺され、杏子は口をつぐんでいる
  • 白百合の園は、かつて天恵会が天恵ノ会という名だった頃に運営していた若葉園という託児所であり、雛神製薬が薬品を販売する前の実験施設としても使われていたらしい
  • 雪子の兄には雪緖がいたらしいのに雪子が思い出せないのは何故か?

だろうか。


どうやら先に掲載した家系図は、後から情報が加算されたり、親が異なっていたりと間違っている部分もあったので修正した。

秋弦の娘の皐月≠理人の娘の皐月

実は、物語の序盤や重要な部分で関わっているのはほとんど全員、雛神家の一族で構成されていいた。その方と理人を結婚させようとしており、古代の天皇家や藤原家かなと思いました。
一族の血を濃く残したかったのだろうな……。

紙園繭が母親のツバキの遺品の中に写真があったが、その写真に写っていたのは秋弦じゃないのか。
全ての元凶ともなった雛神一族の写真を見た真崎が激昂したことは今まで逃げてきた過去を思い出してしまう恐れがあったためではないかと思った。
まぁ、持っていたとしても仕方ない。
繭は秋弦の愛人であるツバキとの間にもうけた娘だからな……。

時代も時代なので、村の繁栄を願うならば、混血でもいいから他の血を招き入れることを決断すれば理人も村の跡取りになるとは考えられないか。
そもそも、理人が嫌っていたのは因習だし、それを実行した雛神であるので、到底看過できない。そうなるとやはり、やむを得ないのか。

秋弦の妻として、戌亥警部補の妹である、財前 恵子もいた。
そりゃ、実の妹が雛神に嫁いだ結果、不審な死を遂げたら、たとえ上司からこの事件は終わったので降りろと命令されても、雛神のことを嗅ぎまわろうとする偏執が起こっても当然だわな……。
だが、捜査のことを探偵に任した後、パラノイアが解けた彼は静かにこの因習に富んだ村の事件から身を引いたのでした……。

冬見・紫が乱狂している雪子に殺され、精神科に入院することになったBad Endが印象的だった。冬見・冬子は、友人たちや憧れている人を取り込むことで人格を形成できるらしい。そのため、紫の人格を模した雪子はまる紫の様に病室で振舞う。

元気を出してくださいね、兄さん

は、そのときの言葉。
背筋の凍る思いだった。音声に特徴的な効果がかかっており、それがまた狂気を感じる。

True End

True Endに行くためには、End①~⑧までをした後、また始めからすることになる。
普段ならこういう場面ではスキップしてしまうのだが、この作品の過去編はスキップしたくない。

???「今日は9月20日、連休中だ…」みたいに伏字になっていたのに、はじめからするこのルートでは名前が写っていたから、シーンが追加されているような気がする。
抜け目ない。

まだ村が惨劇に遭う前の話か。とは言っても大人たちが必死に隠してきた祟りが露見する前の話か。


第一の殺人

第一の事件の真相は、狂気に染め上げれなかった幼子を唆し、川瀬幸子は内蔵を身体から出され、体内に「ヒメコサマ」を安置するといった凄惨な方法で殺すというものでだった。

権力者はこうして歯向かうものや薬の副作用で苦しんでいる人を祟りの名の下で殺していった。

第二の事件

第二の事件は私情のもつれというやつであろうか。
しかし、何も持たないように躾をされていた人が、生まれながらにすべてを持っている人に憧れや嫉妬を感じるのは痛いほどよくわかる。
それが人間であり、人間が人間である証拠だと思うし、進歩を促すことでもあるので否定することはできないが殺してはならんよね。
たとえそれが殺すことで一つになろうとしたことであっても。

一人の少女に成り代わり翻弄したのは、「ひぐらしのなく頃に」の魅音と詩音を思い出すし、家系図を書き、僕が思ったことは、秋弦さんのしてきたことは、「デイズ」シリーズの沢超 止を彷彿とさせた。

沢城銀次と空木を殺害したのは凌辱されつくした沢城奈々子でした。
奈々子と行動を共にしていたであろう黒矢尚織は、ある少女の産んだ子供を略奪していた。
ある少女は、身体が弱く子供を産んだ時にすでに衰弱し死亡してしまった。
雛神製薬の使われていない小屋の傍らに三基のお墓があり、そこには亡くなった人の亡骸があった。父親、間宮心爾及び{??(伏字)」である。

??の遺体

うわああああ……。
わかっていた。わかってはいたんだけどね……。

今まで、戌亥警部補、人形集落の人々、雪子、小羽、奈々子及び江戸時代から続いてきた隠れキリシタンのパラノイアを解いたが、玲人のパラノイアは実体のない形で叶えられたことになる。

誰も救われないのではなく、玲人だけが宙ぶらりんの状態になっている。
ポカンと空いた穴に取り残されたような虚無を感じた。

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