女系家族III~秘密HIMITSU卑蜜~ (シルキーズ)【感想】

エロゲシルキーズ各ゲーム感想一覧

「女系家族」シリーズはこの作品によってお終い。

前作までの根幹を踏まえた不正な要素で占められた展開からやや正当な要素を増やした展開へ改められており、主人公の母と名家の当主の関係に焦点を当てた展開も盛り込まれている(wikipedia情報)

プレイ時間:17時間
ジャンル:孤島の美人4姉妹が狙われるサスペンス風AVG
発売日:2012年11月22日

ストーリー

ストーリー(詳細)

海浜地を見渡せる近海に浮かぶ、唐沢島。
大富豪の唐沢喜一郎は、そこに一代で築き上げた城のような大豪邸で家人と共に暮らしていたが、富・名誉・女児に恵まれるも男児には恵まれないまま、ある日突然帰らぬ人となる。
唐沢家に残ったのは、喜一郎の莫大な遺産と様々な美女たち…それを狙い、伊丹義隆が島外から戻ってきた。
唐沢家4姉妹の長女、永遠の夫である義隆はかつて喜一郎の右腕でもあったことを理由に喜一郎の自室へ勝手に居座るが、橋詰大樹はそんな横暴な義隆へ表向きは従順なふりをしながら、心の中では静かな憎悪を燃やす。
かつて大樹は義隆によって父を死へ追いやられており、現在では義隆の部下として働きながら、彼へ復讐する機会をうかがっていたのだ。
そして、その機会はまもなく訪れようとしていた。

登場人物

登場人物(詳細)

橋詰 大樹(はしづめ ともき)
年齢:22歳 / 身長:173cm
主人公。義隆の部下として働いているが、実は幼少期に父を義隆による過労から自殺で失っており、現在は従順そうに付き従う一方で彼へ復讐する機会をうかがっている。そういった経緯から慎重かつ非情なポーカーフェイスだが、それらに徹しきれない一面も持っている。また、昔から頭痛に悩まされている。


唐沢 永遠(からさわ とわ)声:海原エレナ
年齢:28歳 / 身長:169cm / バスト:92cm / 誕生日:3月8日
唐沢家の長女にして義隆の妻。誰に対しても優しい言動で振る舞い、母の彩子の世話も自らだけで行う貞淑な人妻であるが、実は紫衣に次ぐ豊満な肉体に義隆から性的調教を受けており、絶対服従の立場となっている。


唐沢 紫衣(からさわ しえ)声:佐藤遼佳
年齢:23歳 / 身長:167cm / バスト:102cm / 誕生日:8月19日
唐沢家の次女。4姉妹一の巨乳をはじめ豊満かつ扇情的な肉体に映える半透明の衣装など、男性の視線を惹きつけて止まない容姿と我侭な言動で、周囲を振り回す。実質上の当主代理として喜一郎の後継者になるべく、義隆と対立している。


唐沢 杏里(からさわ あんり)声:柏本秋奈
年齢:22歳 / 身長:165cm / バスト:78cm / 誕生日:1月28日
唐沢家の三女にして喜一郎が愛人に産ませた娘の1人。綺羅の同母姉。姉たちより細身の肉体に過去のとある出来事から記憶喪失を患っており、無表情で他人に思惑を掴ませないところもあるが、唐沢家の家事は進んで手伝っている。


唐沢 綺羅(からさわ きらら)声:青井美海
年齢:18歳 / 身長:152cm / バスト:83cm / 誕生日:6月14日
唐沢家の四女にして喜一郎が愛人に産ませた娘の1人。杏里の同母妹。姉たちより小柄な肉体で杏里からほとんど離れなかったり大樹を「お兄ちゃん」と呼ぶなど、甘えん坊に振る舞っている。なお、杏里と綺羅の実母の名は那美子とのこと。


山口 茉莉子(やまぐち まりこ)声:有賀桃
年齢:28歳 / 身長:168cm / バスト:91cm
唐沢家の他の全従業員が彩子によって解雇されたため、唯一のメイドとなった従業員。4姉妹から信頼されており、紫衣とは特に親しくしているが、性格は眼鏡を掛けて凛とした容姿の通りであり、大樹には厳しく接している。


伊丹 義隆(いたみ よしたか)声:蝦押丈
年齢:45歳 / 身長:186cm
喜一郎の元右腕。本姓は「唐沢」であり、「伊丹」は仕事のために用いる旧姓。細身に見えて実は筋肉質な肉体に、悪辣な性格を併せ持つ。仕事で膨れ上がった借金を唐沢家の財産で帳消しにするべく、当主の座を巡って紫衣と対立している。


唐沢 喜一郎(からさわ きいちろう)
唐沢家の元当主にして故人。黄金浜のリゾート化をきっかけに一代で莫大な富と名声を手にし、唐沢島へ城のような大豪邸を築き上げた大富豪であるが、男児に恵まれないまま急死した。


唐沢 彩子(からさわ さいこ)声:緒田マリ
唐沢家の現当主。実の娘である永遠と紫衣だけでなく、喜一郎が愛人に産ませた娘である杏里と綺羅も自らの娘として育て上げた。喜一郎の急死後は彼の代理を務めていたが、体調を崩して自室へ引きこもり、永遠以外とは顔を合わせないようになった。


ならず者たち
黒い欲望のままに黄金浜の近辺をうろつく者たち。警察を恐れないほど荒みきっている。

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感想

Ⅰ・Ⅱと比べてのっけから争いモードになっていく展開はこれぞ本当の骨肉争いと感じたとともに、過去のトラウマや男性不信に陥った経緯、互いが割けて関係がギスギスしている姉妹にまつわる真実など、心情を吐き出す場面がⅠ・Ⅱと比肩し多くなったことでより感情移入がしやすいのが、感情が入り込む隙間もないほどにEndを迎えるのが痛いところ……。

凌辱ルートでは尻穴を犯すのか、首を締めて犯すのかで結末が変わる珍しいゲーム。

純愛と凌辱ルートに分かれることで、主人公の立ち位置が変わるのでDark Blueと似ているかな。

【※ネタバレ・追記アリ】 Dark Blue (LiLim)感想
例にも漏れず、18歳未満の方やネタバレを含むのでご注意をお願いいたします。目次 あらすじ 千堂姉妹 玲矢と音羽 真岡とアニス 鷹峰と鈴香あらすじ「今助けるからな!」周囲に張り詰めた静寂を打ち消すように、俺は乱暴にドアノブを回す。開かない。両...

主人公の大樹は片頭痛持ちか何かでずっと頭を抱えているようだ。
そして、片頭痛を和らげるために薬を飲んでいたのだが、実はそれが……(『➤杏里・綺羅のこと』で詳しく解説)。

伊丹は大樹の父親を自殺に追い込んだ張本人であり、大樹の母親に罪を擦り付けることで彼女の精神崩壊・自殺に追い込み家庭崩壊に陥らせたとして、唐沢家のことは父親の受けた屈辱と比べるとどうでも良いと思っていた大樹から恨まれていた。
島にいる女たちを薬漬けにして監禁し性奴隷として仕立て上げる計画まで

紫衣は代理当主として充分に働き「他人のモノを勝手に売り払おうとする性格が気に入らず、生半可な人間には当主の座を譲りたいとは思わない」として伊丹を一刀両断に批判した一方、妹想いの優しい一面も垣間見える。
また、大樹がお金に困ると思い支給するという優しさ(同情だったが)もあるが、BadEndは結構悲惨。

種類は違えども、伊丹を追い払いと思っている二人の利害が一致し、お互いの主張を言い合いながらも結託していった。

財産はどうでもよく、あくまでも姉妹が健やかにいつまでも平穏無事に過ごしてくれることを祈っていた杏里は、過去を思い出そうとすると蠟人形のように意識が飛ぶのだそう。

杏里・綺羅のこと

杏里と大樹は14年前の浜辺で穴を掘っていた。
そのときからすでに好意を抱いていた。
過去のトラウマが原因で綺羅に対しては異常なまでの依存を見せる。
母親を伊丹に殺害されたことで過去の記憶を封印していた。伊丹に犯されながら死に逝く姿を杏里と綺羅の二人は物置の片隅から眺めていた。この時から、綺羅の人の機微に考慮し行動していく気持ちが芽吹いたのか。

杏里の母親を犯したという伊丹は、その時にできた子供が綺羅ということを仄めかすようにっした。
そうなると綺羅の父親は伊丹であり、大樹の策略のことを実は外部にいた伊丹に電話やメールで報告することも可能であるが、真偽のほどは……。
いつもは、大樹が報告メールをしても返事をしなかった伊丹から、計略が完遂間近に差し迫ったときに、なぜか”ご苦労様”と労うメールを送ってきた。
ということはすでに、大樹の策略に対する対応策を練ったので、伊丹の掌中に収まったという感じでしょうか。

綺羅は頭痛薬の副作用で体調不良になる場面があった。
実はその薬品は、少量なら頭痛の低減・集中力の増加・意欲の亢進・性欲の亢進などであるが量が多すぎると頭痛や吐き気・意欲低下などを引き起こす薬品だ。
当然のことながらそれを伊丹は、永遠へみんなに飲ませるように促した。
薬漬け・監禁してレイプ三昧の計画にまた一歩足を踏み込んだ形になるでしょう。

太陽不良の綺羅を病院に連れて行けば、薬物を使っていたことが分かる。それを隠匿しようにも恐らく、伊丹が許さないし、多分曝露するだろう。
伊丹は唐沢家の親族であるので曝露していたことの信憑性は増し、大富豪の不祥事となれば、世論の叩きは苛烈を極める。
その結果として、当主に相応しいのは隠匿しようとした代理当主より、伊丹ということになり、次々と伊丹の策略にはまっていく。そのことを予期した彼は自分が何故ここにいるのか、なぜ伊丹の下で働くのかを曝露していく。

???

4人姉妹の団欒の場面の直後、こういうやりとりがあった。

綺羅「あえて言うなら、裏に回らず身体ごとぶつかれば ……
少しだけ違った結末になったのかなぁ …… とか思ったり思わなかったり …… 」

「まあお兄ちゃんが餌付けされてる姿を見て、ようやくその想定外を自覚したわけで ……
企むにしても色々と時すでに遅しって感じかな……」

餌付けということは伊丹の他と内通している誰かがいたっていうこと?綺羅ちゃん。

純愛End

姉妹と懇ろになったのを逆に伊丹から利用される。
泳がせていただけに過ぎない。お前は檻に誘われた獲物に過ぎないとばかりに攻めたてるシーンは気迫が溢れてきて良かった。

ただ杏里によって解放されるが、個別ルートであったのでできれば各ヒロインにも見せ場を用意していただければなと思った。
杏里には、他の姉妹とは違い、並々ならぬ思いがあったからこそのEndと考えると、まぁ合点かな……。

永遠はあんなひどいことをされたり言われたりしたが、それでもひどいことをしたことは私も同じだとして、伊丹のことを赦し、添い遂げることを選び取ったのは意外でした。

Hシーン

綺羅End

悩みは自分だけにとどめておくべきではない。
他人と共有することで自分だけでは気づけなかった視点に立って、客観的に物事を見ることができるからであり、なかなか人に相談できない私はどんな些細なことも相談した大樹に尊敬の念を禁じえなかった。

凌辱End

このルートでは大樹が徹底してクズになる。
元々、ひ弱である身の上、コンプレックスもあったのかもしれないが一時凌ぎで権力を獲得しただけであったので加減というものを知らずにどんどん凌辱をしていく。

その果てには一体どんな未来が待っているのか。
幕物中毒にしたのちに骨抜きにすることを目的に同意書を集めるのだが、これは現代のスマホだな。電車の中でも狂うようにスマホを見ているわれわれは『すばらしい新世界』でいうソーマ依存症だよなぁ。
暇に耐えられなくなっていき、非j間を苦痛と感じることとスマホ依存どちらが幸せなのだろうか。

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