【物語を解く鍵は過去】廃村少女【弐】 ~陰り誘う秘姫の匣~ (Escude) 【感想】

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廃村少女・アベンドパッチ・外伝はすでに攻略済みですので、時期が少し空いてしまったのですがプレイしていきます。
再送していたら結構時間が経過しましたが(笑)

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廃村少女 外伝 〜嬌絡夢現〜(Escude)【感想】
皆様のこと、天より見守っています

発売日:2025年7月25日

パッケージ版
曲名カテゴリ歌手
孤籠の鶫ころうのつぐみOPsolfa
霜月はるか(feat.)
Ever and…EDsolfa
夢乃ゆき(feat.)

攻略時間:22時間
鈴End⇒七々瀬End⇒やちおEnd⇒陽渚End⇒月海End⇒陽渚End2

その間にいろんなEndも挿入されているがここでは割愛。

本作は、フローチャートで進行度が分かる。
これは、箱庭ロジック僕は天使じゃないよ」にあったシステムですね。
これからは、エスクードの作品をプレイしていきたい。今所為しているゲームは「紅蓮華」のみとなっていますので、本作をプレイしたら「紅蓮華」をプレイしていきます!

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一言感想:価値観や倫理観が徐々に淫らに置き換わっていく過程を愉しむゲームでした。
淫靡かつシリアスな雰囲気やシナリオの出来も良く、エロシーンに納得感がある。

どこか、アノニマスを彷彿とさせる。

俺が……ぜったい、二人を守ってやるから……

ストーリー

ストーリー

ある夏の夜、海辺の限界集落『心珠町(しんじゅまち)』を直撃した嵐。
災害は土地と住人の心に大きな傷をつけ、やがて町からは人の姿が消えた。
多くの満たされない想いと秘密を置き去りにして……。

それから7年後の夏、大学生の川倉黎一(かわくら・れいいち)は廃村となった心珠町にひとり足を踏み入れる。
きっかけは亡くなった祖父の遺言。
一時期祖父と暮らしていた家の処遇を決めるための、ちょっとした里帰り。

そして――懐かしい景色と匂いを残しながらどこか別世界のような廃墟の町で、
黎一は『シンジュ』と名乗る少女に出会った。

「黎一……貴方には巫女と匣を満たす、贄になってもらうわ」

外界から切り離された心珠町に閉じ込められる、黎一と4人の少女たち。
シンジュとそっくりな幼馴染『御汐陽渚(みしお・はるな)』。
陽渚と同じ心珠町時代の幼馴染で妹分『新沼鈴(にいぬま・すず)』。
町に伝わる宝を探す少女『龍ヶ燈やちよ(りゅうがとう・やちよ)』。
黎一を追って巻き込まれた大学の同期『都築七々瀬(つづき・ななせ)』。
共に囚われた彼女たちを犯し孕ませろと、シンジュは黎一に求める。

協力し脱出する術を探す黎一たちだが、町を閉ざす淫靡な力が、過去と因縁が、
彼らを淫蕩の渦へと誘い、町は嬌声に満ちていく。

鏡合わせの二人の少女。
欠けた記憶と、かつて交わした約束。
町で祀られる神の正体。
置き去りの廃村に眠る、願いと罪。

隠された真実と対峙し、黎一たちは元の世界に帰る事ができるのか?

秘められし匣に眠るのは、約束の希望か、甘美に堕ちる欲望か――――

キャラクター

キャラクター

『オハコ様の巫女』を名乗る、陽渚と瓜二つの少女
シンジュ(しんじゅ)
身長とバストサイズ:157cm/Dカップ

黎一が廃墟の心珠町で遭遇する、謎めいた少女。
髪と目の色を除いて陽渚とそっくりで、黎一のことを昔から知っているように振る舞う。
町に閉じ込められた黎一の前に現われ、陽渚たちとの子作りを要求してくるが……。

陰を感じる大人びた色香と、まるで心を読めるかのような言動で黎一を翻弄するが、
時折妙に幼い振る舞いを見せるなどアンバランスな所がある。
黎一に陽渚たちを●すよう非情に迫る一方で、彼女らに嫉妬するような矛盾した一面も。

「真実に意味なんてないわ。もう、誰もこの町からは出られないのだから」


7年ぶりに再会した、妹のような幼馴染
御汐 陽渚(みしお はるな)
身長とバストサイズ:157cm/Dカップ

黎一が廃墟の心珠町で再会する幼馴染の女の子。
町の人々が大きな信仰を寄せていた『御汐神社』の一人娘。
7年前の災害で父親を亡くし、母と共に町を離れていた。

自身の境遇に負けることなく、人の話をよく聞いて理解・共感する、素直で物怖じしない性格。
たびたび抜けた言動や無防備なところもあるが、頭の回転は速く、なかなか根性もある。

町で暮らしていた頃は、御汐神社の娘として大人からも子どもからも一歩引いた特別扱いをされていたが、
黎一が自分と友達になってくれたことで空気が変わったと感じており、黎一には感謝と親愛と、当時は淡い恋心も抱いていた。
7年ぶりの心珠町で再会した陽渚は、何故かシンジュとそっくりの容姿をしていて……?

「信じるよ。私の知ってる黎一くんは、約束を破ったりしないもん」


廃墟の町で出会う、秘密多き少女
龍ヶ燈 やちよ(りゅうがとう やちよ)
身長とバストサイズ:160cm/Fカップ

黎一が廃墟の心珠町で出会う、見知らぬ少女。
町の異変とともに黎一たちの前に現われ、自分たちが“幽世”という世界に囚われており、
元の世界に帰るには町の神である『オハコ様』を見つけなければいけないと告げる。
特別な家の出で、心珠町に来たのもその指示だと言うが……。

凜とした雰囲気と端的な物言いで、冷たく近寄りがたい印象を持たれがちだが、
行動の端々に真面目さや礼儀正しさ、情の深さが見て取れる。

「ここは“幽世”。“現世”と“常世”の狭間に生まれたどこでもない場所。私も、貴方たちも、この世界に誘われ囚われてしまったのです」


7年ぶりに再会した、陽気で元気な幼馴染
新沼 鈴(にいぬま すず)
身長とバストサイズ:148cm/Bカップ

黎一が廃墟の心珠町で再会する、もう一人の幼馴染。
陽渚のひとつ年下で、7年前の災害をきっかけに家族で町を離れ、
それ以降は黎一とも陽渚とも交流が絶えていた。

今も昔も変わることなく、明るく元気なムードメーカーで努力家。
異界と化した心珠町でも、不安に負けず持ち前のポジティブで黎一たちを元気づけてくれる。
社交的で友達も多く流行にも敏感な、いわゆる陽キャ系の女の子だが、
結構なお婆ちゃん子で昔の遊びや昔話に詳しい。

心珠町に暮らしていた当時は、他に子どもが少なかったこともあって黎一たちの後ろにくっついてよく遊んでいた。
偶然、陽渚が心珠町に渡ろうとしているところに出くわし同行を申し出たらしいが……?

「んん~! なんだか昔に戻ったみたいで嬉しい!」


黎一の同期で悪友な女子大生
都築 七々瀬(つづき ななせ)
身長とバストサイズ:165cm/Hカップ

黎一と同じ大学に通う女子大生。
所属しているゼミも同じで、黎一にとって現在最も付き合いの濃い異性の友人。

ノリ良く気さくで聡明な、友人として付き合いやすい性格。
ただ、強い知的好奇心から時々無遠慮な言動があるのと、親しい友人をからかうのが好きという悪癖を持ち、
現状、黎一を除く特定の人間と仲良くしている様子はない。
黎一は「友人として尊敬しているし美人だとは思うが、中身を知るほどクセの強い女」と評している。

心珠町に行くと言って連絡を絶った黎一を不審に思い、
自らも町に足を運んだことから異常に巻き込まれてしまう。

「そこに箱があれば、開いて中を確かめたくなるのが人情というものよ」


川倉 黎一(かわくら れいいち)
身長/体重:176cm/67kg

本作の主人公。都会の大学に通う大学生。
子供のころ両親の仕事の都合で祖父に預けられ、一時期心珠町で暮らしていたことがあった。
祖父の死と遺言をきっかけに、現在は廃村となっている心珠町へと7年ぶりに足を踏み入れる。

祖父から受けた『約束を大切にするように』という教えを大事にしており、
たとえ口約束でも約束したことは可能な限り守ろうとする。
親しい友人からは「誠実だがとにかく損の多い性格」と呆れられることも。

閉ざされた異界と化した心珠町で、シンジュから陽渚たちを犯して孕ませろと要求されるが、
自分たちを捕らえようとする力に抗い元の世界に戻るために行動していく。

「たとえどんな真実があったとしても、俺たちが心珠町で過ごした時間と思い出は消えたりしないよ」

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感想

加賀美朱里が上梓された『常世の残穢』も登場してくる。
悪霊どもか、それともカルト集団か。

BGMが心に響く感じがして、とても聞き心地が良かったです。

昔にしたことの記憶や”約束事”を手繰り寄せつつ、過去に何が起こりトンネルの入り口に注連縄が張り巡らされるほどにまでなったのか。

黎一、貴方もまた匣の中。
もうどこにも行けない……行かせない

と言ったシンジュ。

校舎の揺らぎ現象に混乱していた一行に「龍ケ燈やちよ」は

「ここは幽世。現世と常世の狭間に生まれたどこでもない世界。
私も、貴方たちも、この世界に誘われ囚われてしまった。
手を貸していただけませんか。
この閉ざされた世界から脱するために …… 」

と言って、主人公ら協力を求めた。龍ケ燈家は、オオワダツミに仕えている巫女であり、彼女は私立白檀学園に通っている。

紆余曲折あり、幼い状態のままの姿をした月海は

どうか…思い出して

と言い残して霧散していく。

徐々に価値観が浸蝕されていく。
性行為に対する忌避感が薄れ、以前より性的に奔放となっていることに気が付いた。
こうして箱庭に囚われた贄は元来た世界へと帰る術を模索していくことになった。

新沼 鈴(オハコ様の真相を追わない)

長い共通ルートが終わり、ついに選択の場面。
突如として淫夢に襲われるのではなく、期間を置きじっくりと価値観の浸蝕されていくが、理性が残っている点が廃村少女と違う。

ザ・ポジティブシンキングの持ち主。村に閉じ込められており、意気消沈としていた黎一たちを励ます強さを持った人。
月海や陽渚は神聖な目つきで慕われていたが、鈴は村全員から好かれていた。

村ならではの「柿の木問答」の記憶を覚えていたりと随一の記憶力を持っている彼女なら真珠箱の秘密を解き明かせそうだが……。

みんなと同じ場所で居たいという願いが創ったパラレルワールド…?
7年前に起こったはずの災害も無かったことになりつつも、懐かしい黒澤のおばあちゃんたちの姿が影法師のようにハッキリとしない。
前作でも願いはあれども、それは見知らぬ人の願いであった。だが本作では見知っている皆の願いが具現化している。見知った人の願いと見知らぬ人の願いでは重さが見知った人の方が同情はしやすく、いとも簡単に飲まれていくことに繋がるのかとと思った。

痴女に豹変した鈴の表情が意地悪そうであったが、その表情と膝の裏で珍棒を擦りつけるプレイがいじらしくてとても好き。

彼女の現世には戻りたいと願う気持ちと同時に戻りたくないある事情を抱えており、その葛藤をどう乗り越えていくのかもポイントの一つであると感じた。
海鳥居のシーンでは、厳島神社に参拝したこともあったよなぁとしみじみと感じた。

「行ってらっしゃい」
と誰かの声が聞こえた気がした・・・・。

都築 七々瀬(オハコ様の真相を追わない)

禄に連絡も寄越さない黎一にしびれを切らしたようで、「黎一の元に行きたい」と願ったばかりに黎一と同じようにトンネルからやってきた。

学芸員志望であり古文書を解読する一助となり、陽渚とやちよとともにいる頭脳明晰タイプであり、やちよの小難しい話に注釈を言ってくれる。

七々瀬の祖父が本当は何を知り、そして何を隠しておきたくて、日記に記していたのかを知ろうとする。
結果として、祖父の意外な一面が垣間見えきた。
女性からモテモテだったこと、相思相愛の女性がいたことなどが書かれており、村の因習に関することは書かれていなかったが、陽渚とやちよが見つけた古文書(心珠秘匣録)で村の因習を解き明かしたようであった。

紆余曲折あって廃村から出る手段を見つけられた。
黎一にとっては少々手荒であるが、それを実践する。黎一は覚えていないだけで、何か事を秘めているのではないかと思うことのできるEndでした。

このEndでは、”徒に後悔を残すことなかれ”という親鸞聖人の言葉を思い出した。

龍ヶ燈 やちよ(オハコ様の真実を追う)

龍ヶ燈家に拾われたので、出生については不明。
この村には「オハコ様」を見つけ出し回収するためにやって来たのだ。
だからこの村のことについては知り尽くしているので、得た知識を基に村から脱出しようと画策する。

地べたに横になったままのやちよを犯す。淫夢を見ていると思っていたが実は現実だったようではあるが、そのシーンでの乳房が、まるでお椀型の火山のようでした。とすると、乳首の部分が火山口であり…(俺、キモっ)

特殊な事情がないと「心珠町」に来れないはず。
実際、彼女の出生に驚愕な事実が隠されていることが判明した。
出生の秘密、町を脱出できるまでの解決する手段や、町が抱えていた罪と罰について、世の中には決して開けてはならないパンドラの箱があるのだと、「ケガレ」を否定するが、ケガレには思いや願いが込められているのだということを改めて理解しました。

真珠の立ち位置が結構気になる。最初は町から脱出するのを阻止していたが、途中から二律背反めいた言動にまだ何か「心珠町」に秘密があるのか?と思った。

御汐 陽渚(オハコ様の真実を追う)

睦峰 月海(むつみね つぐみ)と御汐 陽渚(みしお はるな)はそれぞれ、山にある睦峰神社と海にある御汐神社の子である。

あることを境に幻影を見る。その幻影では、シンジュと陽渚が同じ白い制服を着ていたが、現実の世界では陽渚が黒い制服であり、シンジュが白い制服であった。

幼い黎一は「どこに行っても俺たちはずっと一緒だよ」と2人に言った。
結ばれた縁は例え小さな約束事であってもその人の心には残っており、言ったことが引き金となり、心珠町に誘われたのだった。

オハコ様から直々に夢の世界から脱出する手引きをしていただくことで脱出する糸口を見つけたのだが、なにも儀式で犠牲になった巫女は月海だけではない。それまで数多くの巫女たちの思いも犠牲にしてきたのだ。

こうして皆がこの街で再会したのも縁があってのこと。
縁が陽渚や黎一を引き寄せたのであった。

このルート二つに分かれるが、シンジュが現実の世界に帰る世界というのが見たかったので②のEndの方が好み。
離れ離れになって、霊世に言って神と呼ばれる存在になってしまうEnd(月海ルート、陽渚ルート①)も好きではあったが。
甲乙を付けがたい。

睦峰 月海

陽渚と同じことを心珠匣に願っている。流石は……。

好きな子と一緒に居られたらどれほどいいか。
その願いを叶えてくれるEndだ。

どこへ行っても三人は、いつまでも一緒なのだろう。

「常久の夢」Endでもこのようなシーンで終わった。
現世では、大事な約束や幼なじみの鈴、やちお、七々瀬のことも忘れて3人でいちゃいちゃするEnd。
不愉快なことすらない永遠の楽園であるが、その夢も幽世の崩壊によって消え失せる。それまではしばらくの間愉しむほかはない。
「陰り誘う秘姫の匣」Endでは、一人でどうやっても町から脱出する手立ては得られないまま、町に取り込まれてしまうEndであったが、不思議と良い気分。夢は夢のままにということなのだろう。

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