「廃村少女~妖し惑ひの籠の郷~」で籠女を犠牲にしたEndの果ての物語。
プレイ時間:10時間
攻略順:エマ⇒つばめ⇒由良々⇒澪&愛香
因習系。
前回の~妖し惑ひの籠の郷~で実質Bad Endとして終わってしまったヒロインメインでシナリオが進行する。
「廃村少女~~妖し惑ひの籠の郷~」をプレイしたのがかなり前になるのでもう一度はじめからプレイし直しましたので、更新するのに時間が懸かってしまった。
ストーリー
かけがえのない代償を払い淫気に満ちた廃村『姫香村(ひめよしむら)』から逃げ延びた、
『稜耀学園地文会(りょうようがくえんちぶんかい)』。
村での出来事を心の底に封じて日常に戻ろうとする一樹たちだったが、
味わった快楽の記憶と熱は身体から消えず、学園や自宅で少女たちと情交に耽る爛れた毎日が続いていた。
肉欲に流される日々のなか、突然、朱理と梓が眠ったまま目覚めなくなってしまう。
そして一樹もまた引き込まれるように眠りに堕ち――。
気がつくと、一樹は深い霧の中にそびえる巨大な屋敷の前に立っていた。
「ここは『姫誘館(ひめおびのやかた)』。
主様たちの心に根付いた姫香村の意思が生み出した、夢幻の遊廓(くるわ)。
村はまだ皆様を諦めてはいないのです」
困惑する一樹に、姫香村の霧に消えていったはずの籠女……その残滓がそう告げる。
朱理と梓はこの姫誘館に魂を絡め取られてしまった。
このままでは一樹たちも同じようになり、やがて肉体も姫香村に戻されてしまう。
「ですが、今ならまだ間に合います」
そう言って籠女は、一樹に一つの鈴を手渡す。
「私に残った最後の力……この鈴を姫誘館の最奥まで届けてください。
そうすれば必ず、皆様を姫香村の呪縛から解放してみせます」
「けれど、主様お一人でたどり着くことは叶いません。
恐れに打ち克つ絆こそが、情と欲の支配するこの館を進む標となりましょう」
籠女の鈴の音に誘われ、一樹のもとに集う地文会の少女たち。
朱理と梓を取り戻すため。そして姫香村との決着をつけるため。
一樹は仲間と共に、底知れぬ姫誘館の迷宮へと足を踏み入れる……。
これは再び夢と現を絡め取る、酒池肉林の嬌宴。
彼女たちと迷い込む、楽園の外伝――。
キャラクター
エマ・A・薬師院(えま・あーろん・やくしいん)
身長とバストサイズ:157/D(B84/W61/H88)
自信家でわがままな困ったちゃんだが、病人・けが人に対しては献身的
マイペースでちょっとワガママな、一樹のクラスメイト。医者の娘。
進学前からの付き合いである一樹を勝手に付き人に任命し、
自分の世話や思いつきに付き合わせている。
そんな一樹との関係に思うところがあるようだ。
「たまには付き人たる一樹さんに、 私のいいところを見てもらおうと思いまして」
烏野 つばめ(からすの つばめ)
身長とバストサイズ:149cm/A(B77/W54/H83)
口は悪いが芯の強い、言いたいことをしっかり言えるタイプ。予想外のことには弱い。
一樹の一学年下の後輩。古戸由良々と幼馴染。
一樹に対して、一応先輩で友達の兄だからと敬語を使っているものの、
その内容には全く遠慮がない。
一樹と由良々、2人の関係が気になっているようだ。
「別にここで先輩に選ばれなかったからって、 あたしたち、なーんにも思いませんから。ね、由良々?」
古戸 由良々(ふるべ ゆらら)
身長とバストサイズ:157cm/E(B88/W60/H84)
恥ずかしがり屋で引っ込み思案だが、意外と図太いところがある
一樹の一学年下の後輩。烏野つばめと幼馴染。
一樹とは入学式の日に助けてもらったのがきっかけで知り合い、
その時から一樹のことを慕っている。
一樹とつばめ、2人の関係が気になっているようだ。
「それなら……リスクを冒してでも、前に進まないと……です!」
刑部 澪(おさかべ れい)
身長とバストサイズ:167cm/H(B96/W63/H91)
気さくでさっぱり、男女分け隔てない性格。責任感とリーダーシップを持つが、内心はとても臆病
一樹の一学年上の先輩。楪愛香とは古い付き合い。
地文会の部長であり、部員を預かる責任感は人一倍。
一樹に対して気さくにボディタッチをしてくる。
愛香と一樹、そして自分――3人の関係に複雑な心境を抱いているようだ。
「私は部長だ。その役割を果たさなくてはな」
楪 愛香(ゆずりは まなか)
身長とバストサイズ:163cm/G(B93/W60/H90)
おっとり温厚で、包み込むような優しさ。ちょっとしたイタズラが好き。
一樹の一学年上の先輩。刑部澪とは古い付き合い。
地文会の副部長であり、皆のお姉さん的な存在。
一樹や澪をからかって遊ぶのが好き。
澪と一樹、そして自分――3人の関係に複雑な心境を抱いているようだ。
「わたしね、一樹くんも、部活の皆もすっごく大切なの」
籠女(かごめ)
身長とバストサイズ:151cm/Cカップ(B82/W58/H84)
奔放でやや嗜虐的。見た目よりはるかに落ち着いている。
一樹が姫香村で出会った、真っ白な髪と赤い瞳をした美しい少女。
一樹たち『地文会』が村を脱出するために、その犠牲となった。
「きひひ、お久しぶりです、主様」
加賀美 朱理(かがみ しゅり)
身長とバストサイズ:159cm/F(B86/W62/H89)
静かな口調と裏腹に、好奇心が強く行動的。
聡明で物事に対する理解力が高い、一樹のクラスメイト。
この春から転校してきた。
一樹と共に村を脱出したが、
姫香村の力によって昏●状態となってしまう……。
「最近、眠気が中々取れなくて……薬師院さんに相談していたところよ」
八雲 梓(やくも あずさ)
身長とバストサイズ:155cm/D(B85/W56/S83)
明るく人当たりのいい優等生だが、兄に対してやや依存的。
文武両道、明るい性格でなんでもそつなくこなす一樹の義理の妹。
学年は一樹の一つ下。
一樹と共に村を脱出したが、
姫香村の力によって昏●状態となってしまう……。
「はあ……もう、兄さん。ちゃんと授業受けないとだめだよ?」
八雲 一樹(やくも いつき)
身長/体重:177cm/70kg
前向きで義理堅く、他人のために力を発揮できる。頭はさほど良くなく、嘘に騙されやすい。
物語の主人公。
前向きで義理堅く、他人のためにより力を発揮できる性格。
村に取り込まれた梓と朱理を助けるため、姫誘館の最深部を目指す。
「梓、加賀美……皆、必ず助けてみせる」
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感想
村の記憶として、一樹が垣間見た記憶の中で、村の娘(アサ)と客人の会話する場面があった。その場面では、別れ際の場面が事細かく描写されており、その時のアサの気持ちを慮ったときに切なくなった。
梓に取り付いた少女は村にいるように誘惑してきたが、そういう背景を知ると同情してしまうが、同意しない。
籠女を犠牲にしたものの、「村の意志」には遠く及ばず、徐々に「村の意志」が一樹たちの生活に浸蝕してくる。具体的には、淫夢を見たり、誰かに姫吉村においでと言われる夢を見るといった具合。おまけに肉欲もすさまじい。
もともと姫香村の神であった籠女であるが、つまはじきにされた偽りの神。ヒメヨシサマには抗えなかったのかと思った。
未だ、姫香村に囚われている籠女。
意識の欠片を使い、一樹の心に直接語り掛けている籠女は
このまま淫夢に取り込まれると、再び夢の中の姫香村に囚われるでしょう
と言って、一樹に鈴を渡した。
籠女の意志を形にしたようなものであるという鈴は、いついかなるときも淫夢を見るときには鈴の働きによって目が覚める代物だという。
その鈴を用いて、淫夢に囚われたヒロインを救い出せというのが本作の筋なんだろう。
籠女は、最後の意志とでも言わんばかりに夢の中からかっ消えた。
そして選択肢が出てくる。
エマ・A・薬師院
性交渉がきっかけで淫夢の中で一時的に仲違いしてしまったのは、互いに歩み寄らずに策を練ろうとさせないという村の意志によるものだろうかと思った。
夢が現実に起きたことを整理するための現象である説や、予知夢のことについての医学的な観点から教えていただいた。
そういえば、エマは医者の娘なのだった。
加賀美家には村を存続させるためなら性風俗の村として栄えるしかなかった。その因果により姫誘館が誕生したのだという。
大巫女の意志が一樹と連結する場面で分かるし、前作をプレイしていたら分かると思うので割愛。
主人と付き人の関係から、お互いを好きと自覚した2人にとっては村の意志などは関係ない。
付き人以上の仲になりたかったようだが、それが言い出せず、のらりくらりと過ごしているうちに姫誘館の誘惑に乗ってしまった。そうした2人の気持ちに気が付くことができたのは皮肉にも姫誘館に誘われたお蔭ともいえようか。
普段なら何事もなく過ぎていくようなことでもつぶさに感じ取ることができるとそれは、大きな花となる。
かつてのエマなら一樹に対して、危険なところには先に行くように促す場面が散見されたが、徐々にエマだけで淫夢の暗闇の中を突き進むという成長する場面が描かれていたことは爽快感があり、その場面を見れただけでも実に楽しめた。
烏野 つばめ&古戸 由良々
選ぶことの大変さ、その選択をすることで得られる幸福や苦痛に注力している。
つばめと由良々は一樹に選ばれたことを心から喜んでいるわけではなく、どちらかというと遠慮し合っていた。
けれどもその遠慮は、自分では何かを選択したくないという逃避行動なのだろう。
自分で何かを選択したら、あとに待っているのは不確かな現実のみだろう。しかし、その不確かな現実こそが生きているという実感をもたらしてくれるのであり、自動的かつ受動的に得られる快感は、自分でつかみ取った快感と比べて実に容易い。得られる快楽は同じでもその過程が大事なのだ。
選ぶということは同時に選ばれなかった人もいるわけなので、その選ばれていなかった人を思うと心苦しくもなる。
だれも選ばなかったら全員幸せだったのに……。
刑部 澪&楪 愛香
青色の下着姿の刑部さんを拝むことができた。
刑部と楪は冷静に現状を把握しようと周辺を観察する。
だが、探索の手法について二人の考え方が違っていた。
部長の澪はみんなを守るために自分を犠牲にしてでも助けると言ったのに対し、愛華は闇雲に動き周ることには少々不満を感じていた。
姫誘館の挙動がエマのときと違う。
エマはどの襖から外に出たとしても1ヶ所だけだったのに対し、本ルートではみな違う場所へループするような仕組みになっている。
また、つばめや由良々も本ルートのように無限に続く回廊のようにずっと同じ襖であった。
このルートでは、自分の望みを伝えることの大事さが如実に表現されていた。
伝えたい言葉は時として村八分にされようが、時代がどうとか、そういうことは考えるには値せず、ただ一貫して伝えるというのを伝えたかったのではなかろうか。
籠女ェ・・・



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