玲矢の表情が不気味なのは、おそらく、本当に好きではなく、雪斗とどちらが音羽を落とすことができるのか、というゲームをしているからに他ならない、と思った。
鷹峰教諭と姉さん、2人はもうすでに引き返せない辺りにまで足を踏み込んでいる。
そんでもって何れ分からせる時、何れ全てが白日の下に晒される時が来よう、と鷹峰教諭は嘯いた。
全てがもうひとりの僕になって、ドアの隙間から姉さんを覗き続けた
これは私が選んだせいでもあるけれど、もし助けるを選択すれば、一周目と同じ轍を踏むことになる、と予想した。
先生に性的虐待を受けていたという事実をカメラで隠し撮りをして、こいつを殺すか、若しくは脅しでやめさせることはしないのか。
できないのか。
殺した後は、自分は悪くない、悪いのは鷹峰教諭です、という具合に。
例にもよれず、またしても性行為という屈辱を遭う。
10回もイクことを強要された。
10回か、その前に気絶した。
刺激が強すぎたみたいである。
どんどん闇に陥っていくアニス。
もう救う気がない、雪斗。
救わない。
救えない。
遂に、嘆き苦しんでいる女性のことを苦にも返さないで性交までやっている、真岡と鷹峰。
この2人にも何らかの罰を与えよ、と思ったが、なんだかそれはなさそう……。
救うという選択肢を選択しなかった私の責任でもあるんだが、真岡とアニス、そして鈴香と鷹峰教諭の奇妙とも言える歪な関係はまだまだこれからも未来永劫に続いていく、ということなのだろう。
見過ごしていく雪斗。
もうそこにはかつてのように音羽に恋焦がれていた姿はなく、ただ事の成り行きを見ている姿のみ。
BAD ENDでは雪斗が悲惨な目に遭う。
